表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

転生した後のステータスを設定しよう2

 次はギフトを確認する。

ギフトを突っつく。同じように不透明なギフトがずらっと並んでいるけど、何かちょっと違うようだ。ギフトの横に書かれているはずのポイント数値がない。

例えば


『強風祈願』

『温泉採掘』

『降雨祈願』

『発酵促進』

『迷宮作成』

『成長阻害』

『鑑定証明』

『健康管理』


等ずらっと並んでいるが、よくわからない。後半にかかれているものほどよくわからない。ギフトの説明を見てみないと、か。突っつく。


【ギフト】ギフトとは神の気まぐれで後天的に付与されるもの。役に立つものもあれば、わけのわからないものも多い。鑑定石で確認できないため、所持者にしかわからない場合も多く、そのためギフトを持っていることを周りに話す人も少ない。内緒だよ。


いや、内緒だよって・・・説明欄で言われてもね。まぁいいか。


次は加護だ。突っつく。


『???』

『????』

『??????????』

『??』

『?????』


???しか書かれていない。これは今の時点ではまったくわからないということか。


設定でいじれるものは以上みたいだ。いじれないものもあるようだけど。

最後まで見終わったとき、お爺さんが口を開いた。これ、絶対心を読むとかしてるだろ。タイミングが良すぎる。


「そろそろ最後まで見れたかの。説明を続けていくぞ。」


「これはお主たちが今の時点で持っているポイントを振り、取得していく転生特典じゃ。チートは無いことも無いが、チートと呼べるものほど取得できるポイントが高くなっておる。チートを取るか、身分を取るかは選択次第じゃ。」


「今の時点では最高得点者が188P。マイナス設定の項目を選んでもせいぜい200Pを超えるかどうかといったとこかの。中には100Pも無いものもいるようじゃが、そこはお主が生きてきた結果というものじゃ。諦めい。」


「これから転生する世界において、称号もスキルも自分たちで選べるものではない。生まれたときから持っており、5歳の仮成人の儀で鑑定される。そこで初めて称号やスキル、魔法がわかるわけじゃ。親が持っているスキル、魔法は確率で子に遺伝されるようにしておる。」


「スキルについては最高で5つまでしか持てん。魂の器の問題じゃからそれはどうすることもできん。5つ全て取ってもポイントが余るようならスキル以外の数値に加算するのがいいじゃろう。」


「身分については転生先を大まかに振り分けるものじゃな。人口比率については、王侯貴族が1割以下。100人に一人もいないと思ってよい。」


「平民が7割。奴隷相当が3割ほどいる。奴隷が多いと思ったであろう。この場合の奴隷とは、お主たちの世界の小作人がそれに含まれておる。自前の土地をもたず、主人より現金もしくは現物支給で暮らす者じゃな。農奴と呼んでいる土地もある。」


「奴隷は、期限付の借金奴隷と、無期限の犯罪奴隷がある。借金奴隷は奴隷につけられた販売価格を奴隷自身が主人に完済するか、決められた期限が経過すれば解放される。犯罪奴隷は基本売買はない。過酷な労働に使われる場合がほとんどで、数年後の生存率は驚くほど低い。初期設定で奴隷を選ぶ場合は、十分な覚悟の元で選択するようにせい。」


「以上じゃな。何かわからないことがあれば聞きに来るがよい。では今から転生後の設定を【各自相談すること無く】始めるがよい。」



8人が真剣な顔で目の前に浮かんだ画像を操作している。っと、周りを観察している場合じゃない。おれもやらないと。


おれが持っているポイントは162ポイント。これをどう振り分けていくか。まずは容姿から。15歳くらいの姿が画面にある。髪色・肌色・瞳色・身長・体重・体型・性別等が選べるようだ。全部変更できるのに、使用するポイントはいくら変更しても1ポイントみたいだ。優しい設定だ、ちょっと嬉しい。でもマジで前にやってたMMOそのままなんだが、同じMMOをお爺さんもやってて影響受けたとかじゃないよな。


髪と瞳は黒。身長は170cmくらいか(数字出ないけど)。体重は65くらい。体系は細マッチョに憧れる。性別は男だ。転生先でこそ息子に活躍してもらいたい。・・・ちょっと試しに女性に変更してみようかな。おおおっ、身長や体型が全部変わった。自分のことながら結構かわいいかも。ちょっと見ていたいからこのままにしとこう。でも最後に戻すのを忘れないようにしとかないとな。


名前は・・・いじれないな。生まれた先で名づけられるということかな。



手探りで書いています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ