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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

一兵卒から勇者になると大変だ

作者:シャーク
この世界には勇者と魔王が存在する。
いや、"存在していた"と言った方が正しい。
人族の希望と魔族の王は自らの種族の安寧を求め争い、700年前に双方ともに命を散らしてしまった。

それから時は流れ、現在。

遂に、新たな魔族の王が誕生してしまったのだ!

だがしかし!!

人族には勇者が居ない、神からの神託も無い。
このままでは脆弱な人族の敗北は目に見えている。
最愛の娘も魔王に拐われてしまった。

だから、王様は考える。この状況を打開しうる策を。
ふと、王様が顔を上げるとそこには、王女が魔王に拐われた事を伝えに来た兵士が目に入った。

「うん、こいつ勇者にすればいいんじゃね!」

王様はバカだった。
超がつくほどの大バカだった。
だが、状況が悪かった。
普段なら大臣達が王様を止めるのだが、今は王女が失踪したということで対処に当たっている。

今の王様を止めれる者はここには居ない!
そして王様は声高らかにこう宣言するのだった。

「お主が今日から勇者じゃ!」
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