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酔った勢いハード①

壁lー゜)ヒッソリ いつか書こうと思ってたの少し書いてみた・・・。

俺は聡志30歳だ。金持ちで権力のある家庭に生まれて俗にいう勝ち組というやつだ。まぁ、その権力を振りかざすようなことをせずに、普通にこの年まで過ごしてきたと思う。俺の昔からの友人で大輔と言うやつがいる。貧乏な家庭に生まれて、その癖に、陰で人気のあるやつだ。中学時代、俺は上級生3人に絡まれてカツアゲされそうになった事がある。今だったら親の権力を使ってどうとでもなるのだが、当時は焦ったものだ。その時に助けに入ってきたのが大輔だ


「年下相手に人数集めてカツアゲとか恥ずかしくないの?」俺はそのセリフを未だに覚えている。それに怒ったリーダーと思える相手が大輔に殴りかかって、大輔がカウンターでパンチを入れて相手は鼻血をだして全員ビビッて逃げていったのだ。この話だけ聞くと乱暴者と思うかもしれないが、大輔が自分から喧嘩をしてるところは見た事が無い。そして、やられて復讐に来るやつも見た事が無いのだ。今の俺が思うに、自分に悪いところがあったと相手が認めたせいではなかろうかと思っている。まぁ、俺の推測なのだが・・・。


その大輔とは今でも交友が続いている。俺が権力を振りかざさない原因はやはり大輔と知り合った事が大きいだろう。そして、今日は久々に大輔も入れた友人3人と飲み会だ。更に今日は美香も来る。美香と俺は周りでは似合いのカップルと言われていたりもするのだが、未だにキスすらした事が無い。告白しようとするといつも逸らされて、2人きりになろうとするとかわされるのだ。


俺は今日こそはチャンスだと思っている。大輔は俺の味方でもう一人は、まぁ、美香のおまけの裕子だ。俺は飲み会の後に美香と2人でレストランでディナーを楽しむために2人分予約をしてあるが、ちゃんと応援してくれた大輔の前で美香に告白するつもりだ。全員が驚く顔が目に浮かんで俺はニヤけてしまった。俺は居酒屋に行くには場違いなブランド物のスーツを着込んで、ブランド物の腕時計を確認する。うん、まだこの時間だと10分前くらいに着くかな?まぁ、今日は早めでもいいだろう。そして俺は、約束の居酒屋へと向かうのだった。


俺が居酒屋の前に着くと裕子が入り口の前で中を覗いていた。何をしているのだろう?俺がそのまま入り口に近づくと「あ、あぁ聡志、早いね。もう来たんだ。じゃあ入ろう」と居酒屋の中に入って行った。俺もそれにつれて中へと入る。すると大輔が俺達2人に挨拶をする。大輔と美香は既に来ていて2人ともコーラを飲みながら枝豆をつまんでいた。気合を入れて10分前に着いたのに俺が一番最後らしい。


大輔はカジュアルな服装だった。経済的に苦しいはずの大輔だが、服装はカジュアルなのだが奇麗目で統一感があって凄く似合っていたので「大輔って相変わらずお洒落だな」とつい声に出してしまった。すると、美香と裕子から、派手なスーツ着てるお前が言うな的な言葉を言われたので、狼狽えてしまい「2人とも大輔に気があるのか?」と、思わず言ってしまったのだが、美香が「聡志も気がついてなかったの?」と口にしたので、俺は凍り付いた。


その後、大輔が生ビールを全員分注文したので、いろいろ聞きたい事はあったがとりあえず乾杯した。その後話を聞いていたが、美香は中学時代からずっと大輔の事が好きだったらしい。とてもここで俺が美香に告白できる流れじゃない。美香はいろんな男に告白されてはバッサリと振っていたが、俺に対しては、はぐらかすようだったので、俺に気があると思い込んでいたのだ。駄目だ頭が働かない。俺はその場をごまかすように、ユウコが話し出したEEWエレガントエレメンタルワールドと言うVRMMOゲームの話に乗った。


酒の量もいつもより進んでいたのだろう。少しフラフラする。居酒屋を出たところで美香が大輔に甘い誘いの声をかける。俺が一度も見た事のない美香のその表情に思わず「信じられねぇ」と声に出してしまった。その美香に対して大輔があしらうような言葉を言ったら美香が涙を流した。その涙に動揺した大輔が何かを言ったら美香が真正面から大輔に告白した。俺は酔っていたせいで、大輔と美香の2人の会話は曖昧だった。魔法が使えるなら16歳に戻ってEEWの世界に行きたい!みたいな事を美香が叫んでいたと思う。


その後、俺たち全員の足元に魔法陣が浮かんだんだ・・・。

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