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朝起きると、女子になっていた!?  作者: わくさん?
Aパート
9/13

第九話「まぁ、いいか...」

「これはきっと夢なんだ...」

俺はどこまでも続くフロアで一人泣き叫ぶ。

「どうして、俺は友達一人も守ることができないんだ...」

俺の前には零奈が死んだ姿がある。

零奈の頭の上には文字がある。

ーDEADーと。

つまり、死んだ。体力が無くなって。

「あの時、どうして俺はカバってやることができないんだ...」

「だったら、だったら.....」

「俺が先に死ねば良かったんだ!!!!どうして俺なんかが生き残った!!!どうして俺なんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!」

どこまでも続くステージの中で俺の声がどこまでも響いている。

そう、俺は仲間を守りきれず、助けてあげられなかったんだ。

何故、そんなことになったのか。

時は数時間前に戻る。

「和司~!おっまたっせ~!」

「おっ、来たか!」

零奈がこちらに手を振りながら笑顔で走ってくる。

今日はSOQの最新のイベント。

あの有名なお方の作品のような体験が出来る。つまり、デスゲームを実際に体験できるということ。

それだったら、蘇るんだし、デスゲームとは言わなくね?って話になるだろう。

HSVRは精神などを取り込んでいるため、相手の心なんて簡単に変えられる。

つまり、デスゲームのような記憶を突っ込めるということだ。

もちろん、イベント中はあのデスゲームそっくり、ログアウトボタンがない。つまり、クリアするまではこのイベントを終了することが出来なくなる。そして、死んだらチームが全滅か、クリアするまでは復活できないのだ。

今日は零奈と俺の二人っきり。

雅人は親と飯行ってくる。と言って、いない。

つまり今からこのイベントに二人で参加するということだ。

「さて、始めるか。」

緊張する雰囲気の中、参加するというボタンをタッチする。

そう、これが俺の最悪の出来事を起こすことになる。

ボタンをタッチすると、眩しい光が俺と零奈を包む。

シュゥゥゥ...という音と共に光は消え、どこまでも続くステージが目に入る。

このゲームはどうすれば、クリアなのか。それは、この奥が見えないほど暗い道を敵を倒しながら、進んでいくことでクリアとなる。

ガチ勢の奴らならばおそらく、50分程度でクリアできる。

そう、このステージはものすごく長いということだ。

「さて、進むか...」

「うん...」

そういって一歩を踏む。

すると、頭の中が一気に変わるような感覚になった。そう、これは記憶を書き換えているのだ。

これにより、相手の思考は変わる。仲間を、自分を守りたいという気持ちになるのだ。体力が無くなれば、「死ぬ」からだ。

俺は記憶を書き換えられ、先に進む。その気持ちはさっきとは全くと言っていいほど変わった。

進んでいくうちに敵の声が聞こえた。

俺は背中に背負っていた剣を抜き、敵のいる方向に剣を向ける。

すると、敵が現れた。

ゴブリン、大男などのちょっとした雑魚モンスターだ。

俺のレベルは現在29。零奈は24だ。

防御、攻撃のステータスを重視にしているため、バランスが良い。

さて、片づけるか。

俺は全力で走り、ボムを投げ、そして、剣を振る。

「残念だったな。お前の来る場所はここじゃねぇんだ。」

すると、ボムが爆発、さっき発動させた技により、敵が消えていく。

俺の選んだ職業はソード。主に剣を扱う職業だ。

零奈は魔法使い。主に魔法を扱う職業だ。魔法重視のため、MPが他の職業とほぼ2倍になっている。

進んで行くに連れ、敵は強くなっていく。

情報によれば、クリア前に出てくる敵のレベルは80。

俺じゃ勝てやしないレベルだ。

だが、俺はクリアしてみせる。

気がつけば、ステージは半分を過ぎていた。

「キェエエエエエ!!!!!」

中間ボスが叫ぶ声だ。

敵は暗闇の中から姿を現す。

敵のレベルは40。

そして俺のレベルは32。

頑張れば倒せる。

俺は全力で走る。そして、剣を抜き、頭を狙い、切る。

ザクッと音が鳴る。

俺は全力で切り続ける。これは技である、「シリッシュ」だ。

連続で切り刻んでいく内に相手のHPは減り、最後に必殺技。「フラッシュボム」だ。

相手を光でくらませ、目が見えない時に大きな爆発をして、一気に相手を倒せるかなり良い技だ。

大きな爆発が起き、敵は塵となって消えた。

進むと、敵が現れる。

しかし、今までのパターンと違う。

高いレベルのモンスターが大量に襲いかかってくるのだ。

俺のHPはMAX。だが、MPは少なく、あまり役に立たない技しか発動することが出来ない。ここからは、自分のスタミナが重要になってくる。

一方の零奈はHPがおよそ6分の1でMPはあまりない。つまり、もう杖でつつくなどの攻撃しか出来ないという事になる。

もう全力で行くしかない。

俺は真剣な顔で全力で挑む。

すると、敵はすばやく俺たちを囲んだ。

そして、一斉にかかる。

俺は近い奴から切って倒していく。

「やめて!来ないでよ!!」

零奈の声がした。

零奈は敵に迫られている。そして、切られHPが減っていく。

俺は急いで助けに行く。しかし、背後をとられ、敵の剣が振り降ろされる。

「ぐはぁっ!!」

背中にダメージが当たり、俺は倒れる。

HPはもう少なく、敵から攻撃を食らえば、

ー死ぬ。

敵が剣を上から下にへと振り降ろす。

もう覚悟をして、目をしっかりと閉じる。

すると、前に零奈が走ってきた。

そして大の字になって俺を庇い、ダメージを食らった。

零奈は後ろに顔を向け、俺に泣きながら笑顔で

ーーー「ありがとう、今まで一緒にいて楽しかった」

そして、零奈は倒れる。

俺はあまりの悔しさのあまり、

「くそっ...許さねぇぞ...てめぇらぁ...零奈の仇は俺が取る!!!」

そして、敵をどんどん倒し、零奈の側に行った。

そして、

「くそっ!!どうして俺なんかを庇ったんだよ!!!!!」

俺は大声を出して泣き叫ぶ。

「どうして俺を庇ったんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

死んだ零奈の前で泣き叫ぶ。

もう零奈には会えない。

この世界で死ねば、向こうでも死ぬ。

俺は泣くことしか出来なかった。

そして、零奈の体は塵となって消えていく。

「安心しろ。すぐに仇は取ってやる。お前の気が済むまでな!!」

俺は全力でクリアの方へと走る。

敵を倒し、ついにラスボスが現れる。巨大な体がこちらを襲ってくる。

情報通り、相手のレベルは80。俺のレベルは48。

いちかばちかやるしかなかった。

「俺はお前等を許しはしねぇ.....零奈がどれだけ苦しんだか、てめぇらにはっきりと教えてやんよぉぉぉぉ!!!!」

敵は剣、魔法、銃を使い、攻撃してきた。だが、俺には通用しない。

そんな物で俺を倒せる思ったら大間違いだ。

剣を振り降ろす。

そして、敵は倒れ、塵となった。

そう、新しい究極必殺技。

「クロスタイム」だ。

時間を止め、相手に攻撃を与えられる技。持続できるのは最大で5分。つまり5分以内にラスボスが倒せる程のダメージを与えた。

そして、ミッションコンプリート!!!と文字が目の前にある画面に映し出される。それと同時に俺は元に戻り、デスゲームの記憶ではなくなり、元に戻った。

そして、俺の部屋にへと、場所が変わる。

「和司~~~~!!!!!大好き!!!!!」

「えっ?はっ?」

俺はあまりの動揺につい思っている事が口に出てしまった。

零奈は俺に抱きつき、強くを俺を抱き締める。

「痛い痛い!!苦しいって!!!」

俺は零奈を離す。

「画面から見てたんだ!!和司が泣いてて、私のために頑張ってくれてるところ!!」

「えっ?マジで...?」

「死んだ後、目の前が明るくなってここに来たんだ。そして和司がどんなのかなぁって画面から見てたの!!」

「ええっ!?うわ、なんかすごく恥ずかしいんだけど!!」

「私和司の事が大好きになった!!」

そして、もう一度零奈は俺に強く抱きしめる。

まぁ、いいか...そう思い、零奈の頭を撫でる...

どうも!わくさんです!

今回はあのマジで有名な方の作品をイベントとして、話を書かせていただきました!!!

なんかすみませんでした!!m(__)m

いやぁ、書いてて楽しかったでしたw

また、こういうようなイベントを作って、話しにしていこうとおもいますので、よろしくお願いしますw(*^ω^*)

ここまでご愛読していただき、ありがとうございました!

ではまた次回お会いしましょう!


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