第三話「ランク13...」
持っている鍵を鍵穴に入れて、回し、ドアを開けた。
部屋に入る前に津軽零奈の部屋の位置でも確認しようと、ドアからそっと覗き込む。
すると、まさかのすぐ隣だった。
俺は、少し喜んだ。理由は分からないが。
部屋のリビングに向かい、机に置いてある、親に買ってもらったパソコンを開く。
とりあえず、無料ゲームでも入れとくか。
そう思い、インターネットを開き、様々な無料ダウンロードゲームを探し始める。
すると、完全無料のFPSゲーを見つけた。
このゲームは、友達の家で何回かやったことはあるため、大体の操作は憶えている。
俺はゲームをダウンロードし、ゲームを始める。
久々にやったせいか、少し楽しくなり、ついやり込んでしまった。
気づけば、夜の8時半が過ぎていた。
ゲームのデータを見てみると、まさかのランクは13。こんなにやってたのかというほど。
何か食うか。と思い、キッチンに向かった。
しかし、まだ引っ越して、一週間程度しか経っていないため、料理道具はほとんどなかった。
仕方ない、学校の食堂にでも行くしかないかぁ...と思い、
ドアをガチャリと開ける。
俺は何を食べようか悩みながら、
エレベーターに乗って
下へ降り、駐輪場へ行く。
そして、学校の食堂へ向かうのであった。