大阪都構想が2回目の否決
住民投票で大阪維新の会が固執する都構想が否決された。前評判では圧勝であったが意外でも何でもなく、負けるべくして負けたと言うべきだろう。大阪の選挙で圧倒的な強さの維新が負けるのは意外かもしれないが、有効票の四分の三は対立候補で分散して死票になるため、投票率60%の四分の一の人数の賛同を得れば勝てる算段が出来るので、一概に多数派とは言い切れない物です。
それでも、勝てる筈でしたがどこから計算が狂ったのでしょう?
一つ目の要因は、橋下の存在でしょう。政界を引退すると言った割には、維新の代表の顔として、マスコミに顔を出し続け、本人も言っていたように、小銭を稼ぐため無責任な意見を言い続けた。アメリカ大統領選が時期を同じく開催されていますが、トランプ大統領の他者を攻撃し憎悪を煽る事で自分を正当化する論法と同じ事をこの五年間繰り返してきた橋下に、韓国人やアメリカ人は、憎悪に熱狂し暴力に訴える事に酔うが、日本人はうんざりしていたと言うのが正直なところでしょう。その場の勢いで適当な意見を口にする議論の質の低さにもうんざりしますが。
二つ目は、維新の名前で政治家になった人物の発言の酷さ。丸山の戦争発言、杉田のセカンドレイプ、松井の土人容認、馬場の安楽死発言。政治家として、と言うより、人として出うなのかと思われる発言も多く、その発言の非を認めようとしないのも共通している。
それでも、勝てる筈だった。
ろくでもない政治家がいる一方、まだ最後の砦として吉村が居た。筈だった。コロナ対策に追われて判断能力が鈍ったのだろうか? 突然のイソジン最強説を豪語し始めた。力説すればするほど、常軌を逸した姿に見え、お前もそうなのかと、都合の悪い事は隠し、適当なパフォーマンスで誤魔化そうとするのかと。
そして、投票日直前に、維新の会が一言も触れないパソナ疑惑が湧き出したのだ。詳細が分からなくとも、はるか前から知っていた維新が隠し続けていたと言うだけで、もう疑うしかない、そう判断する野も仕方がないだろう。
多くの敗因が積み重なって、否決されたわけだが、ネットのコメントを見ると、年寄が反対票に入れた、大阪市の職員の組織票だ等と、犯人探しのように敗因の押し付け合いをしている。当然のごとく、中国の陰謀論の様な意見もある訳だが、20代でも半数が反対に票を入れている。これも当然だと思う。今の二十代と言えば、橋下が大阪府知事の時に中高生だろう。彼は当時の学生たちに何と言ったか。私立高校に行くような連中は、努力をせずに甘えている連中だと。そんな連中に支援など必要ない、奨学金など必要ないと。それも、なぜか現役の学生を呼びつけて、一方的に自分の意見で押さえ込んだのだ。ここでも彼の一括りにして叩き、憎悪を煽ろうとする彼の論法が見えるが、学生を政治家とマスコミの並ぶ場所に呼びつけて、頭ごなしに否定する姿は、余りにも醜悪に見えた。傍観者の立場でさえそうなのに、本人たちは、同世代の者たちには、どう映ったのだろう。これで、若者が賛成に回ってくれると思える方がおかしいのではないか。表舞台から消えていれば、それらの事も記憶から消え去ってしまっていたかもしれないが、テレビを付ければ堂々と差別主義者の顔をされしているのだからしかたがない。
これらの好き嫌いで反対賛成の意見は分かり安いだろうが、両方の意見に共通する項目がある。
それは、中国が嫌いだから賛成と中国が嫌いだから反対。
この矛盾した意見だが、どちらも自分が正しいと思っている所が面白い。まず賛成の方は、日本人の多数派意見である与党の意見に反対するのは、反日の親中派。これが間違いなのは、今さら言うまでもない気がする。最大の親中派政治家は自民党の二階氏であるし、二階氏を日本最高の政治家とほめたたえてるのは橋下氏だ。自分の意見に合わない物を親中派にしたいという願望から出てくる意見だろう。日本共産党が反対だから反対意見は親中派。これも間違っている。日本の政党で中国共産党と一番仲が悪いのが日本共産党で一番仲が良いのが二階派。蓮舫は台湾人だから中国ではモザイクは言っているかもしれない。二階が反対だから反対は親中派は、話の筋が通りそうだが、中国から賄賂を一番多く貰っているのが維新なのである。
当然カジノ誘致の賄賂である。大阪に呼ぼうとしているカジノの筆頭と言えば、ラスベガスリゾートであるが、ラスベガスにあるアメリカの会社ではなく、ラスベガスリゾート・チャイナと言う中国人の会社で、アジアのカジノを握っている。大阪の府議会議員が毎年韓国カジノに行くのは、ここに接待を受けるためだったりする。日本国内ではコーヒーも出せないはずだが、海外に行けば接待し放題なのは、どうなのだろうか。
しかし、投票日直前になって、多くの維新関係の政治家の不祥事がネットに溢れたのは、印象操作だろうか? 維新が話題に上がったから、それらの記事も出て来たともとれるし、故意にあら捜しをしたとも言える。表現の自由、報道の自由と、公平性。こればっかりは、有権者自身がしっかりと自分の判断でそれらの意見を見極めるしかない。結局は個人任せになると言う民主主義である。
そうではあるが私個人の感想を言わせてもらうと、開票結果が出た途端のネットのコメントの異常さには驚きを隠せなかった。
「反対多数で否決されました」と言う報道に対して……
「少ししか差がないのに、多数と言うのは、マスコミの印象操作だ!」と言い出す始末。一瞬、何を言い出したのか分からなかったが、否決に憤っている事から彼らは、賛成派だったのだろうが。
選挙と言うのは、多数決であって、多数決と言うのは、3人でも5人でも出来る訳で、例えば、賛成が6人、反対が5人だと、賛成多数で可決されました、となる。賛成多数、反対多数、と言うのはそう言う言葉であって、1票差であっても、反対より多い、賛成より多い、と言う意味なのだが……。
彼らに説明できるかどうか、いまいち自信が持てない。政治の話をすると、どこから説明を始めればよいのか迷う要因でもある。まぁ、アメリカ人のように、突然発砲してくるわけではないので良いのですが、アメリカ大統領選、どのような決着となるかも、気になるところ。




