恋
俺は中学一年生の水谷優也だ
春になり学年が変わり、また生活も変わった
俺は学校で上手く馴染めず、ネットの世界に篭ってしまった
そこで俺はオンラインでチャットのできるサイトに出会った
本名を晒すわけにもいかないので適当に違う名前をつける人が多かった
チャットネームとでも言うのだろうか
俺は『ゆき』という名前でやっていた
居場所がなかった俺は頑張って馴染もうとした
その努力が実り、上手く馴染んでいき
そこにいる時間も日数を重ねる毎にどんどん増えて行った
まあ、長くいると仲が特に良いものも現れてくるわけで
『白黒猫』という俺っ娘の人と仲が良かった
その子とは毎日会っており
家族や友達よりも長くいるのではないかと錯覚させるほどでもあった。
そんな長くいると友情を通り越して恋となっていった
だけど相手はネット上の人だ
告るわけにもいかなかった
ある日のことだ。
もうここに来て半年はたっただろうか。
その事はもっと仲が良くなっていた
だけど、相手は 【恋】ではなく 【家族恋】であった
俺はこのままだと、一緒に居れるが、ずっともやもやした気持ちになると思った
もう、告ってやろうと思っていた。
ネット上がなんだ、そんなの関係ねぇよ
そして、俺は意を決してその子に告った
だけどその子は
「はいはい俺も愛してるよ(笑)」
と言い、真面目には受け取ってくれなかった。
その子はすごく可愛く人気があり
ほかの人にも告られていたりした
俺の所にあの子が嬉しそうに報告してきた
「あのね、彼氏が出来たんだ!」
俺は、凄いショックを受けた。
だけど、そんな事を言ってくれるのも
俺のことを信用してくれている証だ。
だから、嬉しくもあった。
俺は2日ほどそのサイトには行かなかった
迷っていたのだ。
もう一度告白するか、その2人を後ろで支えてあげるか。
その彼氏も、俺の知らない人ではない。
むしろ、仲のいい友達であった。
告白すればその友達との関係も崩れる可能性もあることは分かっていた
だけど、俺は決断できなかった。
そして二日経ってしまったのだ。
だが、俺はちゃんと正解を選んだはずだ。
この選択でいい。後悔はしない。あの子の幸せこそ、俺の幸せだ。
そう思い、俺は裏でその子達を支えていくことを決めた
俺が大好きな、そして愛しているあの子の幸せを願い