プロローグ
未熟な文章で申し訳ありません( ̄_ ̄;)
つまらないものですが、読んでやって下さい。
「くっ…、どうしてこんなことに…」
暗い林の中で木に寄りかかっている男が一人、息をひそめていた。
鉄製の防具を身にまとい、腰には重そうな剣を引っさげている。
時間がたつにつれ、男の息が荒く、大きくなっていった。
どうやら怪我を負っているようだ。
“ガサガサ“
向こうの茂みからもの音が突然聞こえてきた。
とっさに男は立ち上がり剣に手を伸ばした。
鷹のような鋭い目で暗闇を見る。
「…ジークか?」
向こうから声が聞こえた。男は気が抜けたように木に座り込んだ。
「全くお前と言うやつは…、警戒心というものを知らないのか。」
「ははっ、やっぱりジークか。探したんだぞ。」
「ちょっと色々あってな…」
「おい…、お前怪我してるじゃないか!どうしたんだよ。」
「ここにくる途中に敵2、3人に奇襲されてな。」
「そうか…。てことは、もう敵もこの近くまで攻めてきてると言うことか。」
「残念ながら、そう言うことだ…。」
少しの間沈黙が続いた。
「一刻も速く本部に知らせなくては…。」
ジークが口を開いた。
「そうだな。早速本部へ行こう。ジーク、動けるか?」
「済まない。本部までの距離を移動出来そうにない。先に行ってくれ。」
「そうか…。俺は先に本部に向かう。直にアリエスタがここにくるはずだ。彼女の回復術で傷をなおして貰うといい。」
「ああ。そうするよ。気をつけて行ってくるんだぞ」
「もちろんさ」
と言ったと同時に姿を消した。
「ふっー」
大きなため息をはいた後辺りを見回した。
相変わらず闇の世界が広がっている。速くアリエスタが来ることを願いながら眠りに落ちようとしていた、そのとき。
先ほどと同じように
“ガサガサ“
ともの音がした。
慌てて目を覚まし、辺りを見回した。
「誰だ!アリエスタか?」
低く、冷たく、恐ろしい声が返ってきた
『違うよ…。ジーク。さて、誰かな…?』
「!」
よく見ると黒いローブに包まれた男が立っていた。
「お前…、まさか…。」
「グレイム……」
翌朝、男は死体となって見つかった。
だがこれは、大戦争の発端に過ぎなかった…。
プロローグEND
ありがとうございました!