魔人王戦役
次の話への繋ぎみたいなもんです。
世界中を混乱に陥れた、二度目の魔人出現。
ブルースフィア帝国という強大で巨大な国をあっという間に殲滅させてしまった魔人たちに、世界中の人々は恐怖した。
次は自分たちの国ではないかと。
実際、帝国を討ち滅ぼした魔人たちは次の目標としてスイード王国に攻め行った。
スイード王国の人間たちは、やはりという思いと、なぜ自分たちの国がという絶望した気分に陥った。
だが、スイード王国が魔人たちに蹂躙されようとしていたその時、希望の光が差した。
かつて魔人を討伐した賢者マーリン=ウォルフォード。
その孫であるシン=ウォルフォードが仲間を引き連れて救援に駆け付けたのだ。
瞬く間に魔人たちを討伐したシンたちは、その日を境に人類の希望となった。
そして、帝国の周辺国、大国エルス自由商業連合国、イース神聖国との世界初の連合を組み魔人たちに対抗。
ついに魔人たち、及び魔人の首魁オリバー=シュトロームを討伐した。
人々はこの戦乱を『魔人王戦役』と呼び、その戦いに終止符を打ったシンたちアルティメット=マジシャンズは、文字通り救世の英雄となった。
そして、その魔人王戦役から一年半、シンたちは、訪れた平和を享受していた。




