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右手に剣を左手に恋を  作者: 28号
■隊長達の受難編■
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Episode03-1 再会はターミナル駅のホームで

 護衛の対象であるアルベールとの待ち合わせ場所は、フロレンティアの北にあるターミナル駅であった。

 サンタ・マリア・ノヴェッラ駅という長い名前の駅は、フロレンティアで唯一近代的な手法で立てられた建築物でもある。

 かつてはレオポルダと言う名の駅がフロレンティアの玄関口であったが、近隣国とを繋ぐ新しい路線や、新規開発された高速鉄道の乗り入れを行うために新設されたのが、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅だ。

 朝10時出発の南ローマ国行きの高速鉄道に乗るアルベールの護衛のため、彼らが駅に着いたのは待ち合わせの30分前。

 だがアルベールはすでに南ローマ国行きの高速鉄道に乗り込んでいるとのことだったので、第4小隊及び第5小隊は高速鉄道が乗り入れるホームへと向かった。

 アルベールの乗る一等客車の周りにはすでにガラハドの騎士が取り巻いており物々しい雰囲気だ。

 第4小隊を率いていたキアラは、その警備に気を引き締める。

「第4小隊副隊長キアラ=サヴィーナです。本日はアルベール様の警護のため、ガリレオ騎士団より派遣されました」

 そう声をかけると騎士の中からヴィンセントが顔を出す。

「応援感謝する。本日はガラハド騎士団からは、1番隊隊長ヴィンセント=アルジェン以下5名が警護に当たる」

「こちらは第四小隊及び第5章小隊より総勢15名です」

「警備企画書は読んで頂けただろうか?」

「はい。ただこちらからも提案があるのですが」

「では車内で打ち合わせを」

 ヴィンセントの言葉にうなずき、キアラは素早く列車に乗り込んだ。


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