【6話 神格殺し】
「うそだろ」
それは今起きていた。
「まさかあのミツネが⁉︎」
フェンリル種と言う神話生物の子孫,それが
ミツネと言う神格レベルの生命だが。
「平本様,やりました」
「うむ,ようやった」
オルトロスはミツネを食い殺したのだった。
それは数時間前に戻る。
「宇宙法則すら根絶やしにしたあのフェンリル
すら上回る黒銀の出立,それに」
「ワウ!」
グシャ。
「嘘だろ?ブラックワイバーンを一撃⁉︎
首を捻り切ったのか⁉︎」
これまた神話級架空生命体ドラゴンの系譜,
ブラックワイバーンだが,ミツネに倒された。
ブラックワイバーンにも様々な強さがある。
奴が放つブレスは,放たれ生まれてビッグバンが発生して宇宙が生まれる,宇宙内部に再度生成されては,ビッグバンが発生して宇宙内部宇宙内部に再々度生成されては,ビッグバンが発生と無限連鎖的な宇宙を形成,最終的に,極大の大爆発を
引き起こす。
戒められた革命的改名,広大な攻撃範囲と威力
からオムニビッグバンブレスと名付けられた。
それだけじゃ無い。
どんな搦手や卑劣すらフィジカルで突破可能,爪が軽く動くだけで腕を振った一直線上に[蒼炎の道/ブルーフレイムロード]が出る。
歩くだけで地が割れて岩が壊れ崖は崩れ,
大地は割れる,指が動くだけで全方位に無数の
斬撃が踊る,そして全方位一直線上に無数の爆裂炎柱が立ち上り最終的に中心から黒球が周辺を吸い込みながら一点に物質を押し潰して,収束した点が一気に破裂して,辺り一帯の空間が鏡のように割れる,上空に立ち昇る柱を中心に円状に一気に広がる真っ赤な風圧が吹き飛びさらに広範囲にダメージを与える,加えて。
[連続打/コンティニュイティー・ヒッター]
攻撃の初撃がヒットした際に,次は2分の1の
距離に進んだ2発目の衝撃が遅れて直撃する,
そして4分の1の距離に進んだ三発目,16分の1
進んだ四発目〜と言う感じで,自身と対象までの距離に存在する無限の点を通過させる攻撃,威力は内部に浸透して行く,炸裂したら最後,衝撃を
停止することは無く相殺するまでは,死ぬまで
ダメージが入り続ける,そしてノックバックも
喰らうがこれが付与される。
手を動かせば存在や非存在に関係なく触れ,
大気圏を突破して宇宙空間に放り出されて
無限の星と共に敵を屠さり,過去地底人文明や
深淵を歩む者達言わば悪魔族を叩き潰した
偉業がある。
他にも,ファミリー因子は力の遺伝子や守りの遺伝子などあらゆる才能を無視して成長が無限に可能だったり,どんな生命すら魅了するフェロモンだったりどんな生命すら恐怖させる殺意
だったり。
ある時代,人と妖の境界の曖昧な時代では
炎氷を操る妖術使いや,不死身の爆弾特攻,
時間を操る神通力使い,全能の仙道術使い,
そのどれもを意思一つで捩じ伏せる第六感。
消えない火炎,空にも貼りつける吸盤,空気中の酸素と二酸化炭素を魔素に錬成変換
つまりは元素を変えて魔力に練って居る,
増幅回路にぶちこんで,細胞と同じ要領に
増幅させる,それで無限の魔力を手に入れられる。
強制的な行動不能状態の付加,時間停止,空間に貼り付ける鎖郷,大小無数の魔法陣展開リキャストタイム無し,ラグ無しの0秒の発射,スポナーを出して配下を無限に生成などなど。
そんなブラックワイバーン。
「ウガァァァ!」
初っ端から全力を出す,[ミーニング・ジーヴァ]大地に手を着けて,植物や動物などの生命
エネルギー,悪魔などの魂の器の魔核を吸収して放つ宇宙を崩壊させる一撃,だが。
「ワウ!」
咆哮一つで消し去り。
「技を制圧して,首へし折り,肉を捻り切って首を奪ったんだ」
ミツネ,あまりにも,あまりにも強すぎる,だが
そんな災害に等しい怪物を。
「ワウ⁉︎」
「貴方の毛皮,平本様に献上します!」
ジャキン。
「は⁉︎」
ワンパン,首を叩き潰したのだ。
「あのミツネが⁉︎」
こうしてオルトロスには異名がついた,
ミツネ殺し,,,っと。