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【1話 クソな現実にさよならバイバイ】

「ここは,,,」


いま目の前には,無常に広がる自然と黄昏が

広がっている。


「目覚めたかい?」


そこには真っ白で,一切身体が掴めない,捉え所の無い人型?より高次な存在が立って居た。


「あんたは誰だい?」


「私は,,,君達の世界の言う上位存在かな」


「上位存在ねぇ,それで死んだ後に俺に干渉

して一体なにがしたい?」


「う〜ん,,,君を見ていたんだよね,過去と死ぬまでを,君があまりにも不憫でね」


「同情か?いらねぇよ,うるさい,うるさいぞ

塵芥が」


「君はそう,首が座った頃,,,かな?気が付いたんだ,常に離れないなにかに,身体が重い,消えてなくなれ,一人になりたいってね」


「,,,」


そう,それは事実であった。


「苛立ちを覚えたんだ,何故か不快感が増していく,医者も霊媒師も纏わりつくなにかを,知れなかった」


「いらない,いらない,俺はこんなの望んでいない,

俺だけ居ればいいって,哀れに感じたんだよ

私は」


「だから同情は要らな」


「いや,君は変われるんだ,あの世界から解き放たれた今,君は自由だ,好きに生きる権利を得たんだ,君の人生を謳歌する時空に」


「そうか」


その威厳に何故だが頷いてしまった,苛立ちを

感じていない,そんな自身にすら苛立つことすら無かった,煩わしさを感じなかった,まるで母の胎内に居るが如く,ただ万物の偉大な流れに身を任せたような。


そんな超常性があった。


「君のやりたいことがなんだってできるんだ,

君がしたいことはなんだ?戦いか?恋か?旅か?

無謬の平穏,スローライフ?なんでも出来る!」


「,,,あぁなら!」


「okじゃあ転生しよっか」


「え?え?え?」


「あぁなんでって?未来見てるから,それじゃあ」


「ちょま!」


次の瞬間,彼は異世界の平原に立って居た。


「,,,言語とか,大丈夫なん?」


こんな感じで異世界に来るのであった,現在

平原からある街に来て居た。


「金はなんか入ってる,文字は読める,食事は街で

買えばいい,ホテルが3銀貨で泊まれる,図書館行くか」


こんな感じで色々情報整理した後に図書館に

来て居た。


「ふむ,ふむふむ」


宗教学の本を読んでいた,あの上位存在が

なんなのかを知りたくなったからだ。


「遥かなる古の時代,突如としてその意志,は

誕生した,その意思は,魔族すら畏れる黒,逆に

天翼族すらですら崇める白だった」


「二律を両立したそれは思考しただけで,無から

無限を生み出した,森羅万象,世界,その現実に

生きる遍く生命,そして分かりやすく区別する

為に,さまざまな種族として属性を与えた」


「それは生み出したあらゆる世界,あらゆる生物の源として活動して発展と終末をもたらす

存在として世界に生来する」


「それは女と男,光と闇,二極化した正反対の様々な万物,その全体に対して,それは,区別や差別を持たない統一者として新たな子を生み出し続けた」


「それは特定の場所に停滞して偏った秩序では

なく,遍在して居た,遍く生命に平等の法を与えるために,どこにでも同時に存在して居た,時間や場所に縛られず,眼を通して見渡して,その

身体は全部の場所に満ちてる状態にあった」


「どこにでもいて全てを見てる,その意思も

新たな子供によって誕生した更なる正反対を

内包して行くと,同時に互いを必要とし,

補完し合っている有限と無限が生まれたと

同時に,新たな形態に変わった」


「今までならどこにでもいる,と言う状態,だったのだが,次は存在すると言う枠組み自体を

大きく飛び越えたのだ,時間も場所も概念も

全部通り越して,あらゆる可能性や構造を

包み込んだ状態に」


「否定と肯定の末に定義的超越性を増し続けて,

次第に意思の格は果てしなく膨れ上がり,

再定義するたびに力を増し続けて,最後には

言語には表せない程になって行った」


「秘匿された神秘,否定して初めからやり直して,肯定して,再定義して繰り返して語られて来た,

人の言葉や理解を超越して,何かに決めつけるのがもう間違ってるその先に立つ,存在すらしない存在,,,実際に居るのに話にすらだしては貰えないのか,孤独はやつも,,,」


「,,,か,まぁあいつの無限性を見たらなんとなく

理解に至るぜ」


こうして抽象的,神話的に抜粋してあの存在を

理解した。


「キャアアア!」


「?」


外からは悲鳴が響いた,図書館を出ると。


「全てお前らが悪いんだ!あぁぁ!」


「ご乱心だなぁ」


すると上空から,鎧を纏った奴が降りてきた。


「あぁ,騎士さま!」


「私が来たからには無問題!」


「くそ!」


グサ,乱心して居たオッサンが騎士の甲冑の隙間にナイフを差した,だが。


「ふむ,こんな危ないものは持たないでください」


「ひぃ⁉︎」


グジュグジュっと切れた筋肉を収集してナイフをへし折り,膨らませて体外に出すと,シュー,

高い自然治癒力により切られた部位が3秒

経たない時間に修復される。


次の瞬間,騎士が頭に指で触れると。


「うっ⁉︎」


バタっと倒れた直後。


「は,,,俺はなんてことを」


「祈りなさい」


「へ?」


「祈りなさい,きっとその祈りは慈悲に救済

されるでしょうから」


「あぁ,ああぁ」


「皆さん!彼は浄化されるでしょう!その罪を!

故に怒りは鎮めなさい,これは私のお願いです!」


「当たり前ですよ騎士様ぁ!」

「そうだぜ!過ちを許すなんて常識だぜ!」


「(昔俺が居たあの世界より,すごいあったけぇ,,,)」


「やぁ君!見ない顔だね!」


「え?俺?」


今彼の前に,騎士が立つ。


「私はその〜,,,」


「,,,」


「(無言の圧が凄えなこいつ)」


「君が名乗る前に私が名乗るべきだったね,

私は約束の騎士,名前は匿名って国に言われてる

から名前はなんとでも読んで」


「(こいつ,負ける姿が想像つかない,だが勝つ

姿ならいくらでも想像出来る,すごいなんだこの

カリスマ性⁉︎)」


「俺は〜あぁ平本和葉,和葉って読んで」


「カズハ?ヒラモト?ふむ,効かない名前だが

別の街から来たのかな?」


「はい」


「そうか,この街は良い人ばかりだ,皆んな

仲良くね,それじゃ」


「え?あぁ」


ビュン,彼は天高く飛び上がりぶっ飛ばして

飛んでいくのだった。


「んだか凄えな,,,この世界は」


そこから平本は,国についても調べてみるの

だった。


【ミニストーリー】

「へ〜こんな奴らが居るんだな」


「赤色騎士,青色騎士,それにガントレットの騎士

ねぇ,,,色や部位に意味や強さがある見たいだな」


「勲章に応じた専用装備が国から支給されて

初めて名持ち騎士ねぇ,,,」


「それにさっきの騎士から勘違いしていたが,

戦いがダメなわけじゃ無いんだなぁ,戦ね

秩序ねぇ」


こうして国についてさまざまな話を

知るのだった。

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