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俺の異世界生活終わりました!  作者: Ruru
1章 はじまりの街
8/55

8. テラ

 〈それでしたら、おすすめの魔物を紹介しましょう〉


 誰の声だ?


 何か、機械音のような声が急に俺に聞こえてきた。


 どこから聞こえてきたのかはわからない。


「お前は何者だ?」

〈私は今あなたが手に持っているその球体、とでも言っておきましょう〉

「えっと、これが?」

〈はい、私はあなたを補助するために造られた存在です。この世界についてわからないことがあれば何でも聞いてください〉


 おお、これは相当便利だぞ。俺がわからなかったこの世界について、色々わかるようになるかも知れない。他にもなんかできないのかな。


「えっと、名前は?なんて呼べばいいんだ?」

〈私のことは”テラ”とでも呼んでください〉

「わかった、じゃあテラ、さっき言った魔獣についてなにかわかるか?」

〈はい、この森にいる魔物には牛型の魔物が存在します。あなたでも十分倒せるレベルで、その肉も結構美味しいと評価されています。お手軽冒険飯といえばこれという風潮があるようです〉

「ああ、わかった。それでそいつはどんな見た目なんだ?」

〈はい、その魔物、通称アピスはFランク魔獣で牛のような見た目をしています。危険はさほどありません。ただ、珍種のゴールデンアピスも存在しており、そちらはDランクとゴブリンキングをも上回ります。まあ滅多に出会うことはないので大丈夫だとは思いますけど〉


 何ていうか、この補助システム、結構流暢だな。なんか機械と話している感じがしない。いや、そっちのほうがいいけどさ、人間味があってね。


 それにこの森にいる魔物にちゃんと食べれる魔物がいるのはかなりいい。できれば今日中に狩っておきたい。体力的にもそろそろ限界が来そうである。水は泉の水を飲んだ。テラがいいと言ってくれたのでありがたくいただきました。なんか現世で飲んでいた水とはまた違った感じが味わえた気がする。


 なんか神水って感じだ。色々みなぎってきた。


 それでも食料は必要だが。


 とりあえずさっき言ったアピスを探そう。



 数分後、意外と早めに見つかった。闘牛のような見た目で体長は2メートルギリギリあるかないかくらい。強さはランクFらしいので結構楽だろう。


〈私のスキル鑑定で鑑定をします、鑑定結果を表示します〉


 種族名:アピス 魔牛 魔獣 Lv 12

 Hp 118 Mp 28 攻撃力 144

 説明 食用として好まれる牛の魔獣。簡単に討伐でき肉も美味しいことから冒険者からは人気の高い魔物である。ランクF。


「おお、鑑定なんてできたんだな」

〈必要ならもっと詳しく情報を載せることもできます〉

「いや、このくらいで丁度いい」


 ランクFだし、強さに期待はしてないが俺が興味があるのはその肉だ。


「肉をよこせぇー!」


 できるだけ体を傷をつけずに頭を一突き。この程度で討伐できてしまうのだ。結構お手軽である。


 そしてそのまま周囲を探索しているともう何体かアピスに会うことができた。


 当然全部討伐して保管してある。少し開けた場所にシーツを置いてそこに肉を置いているだけだが。後でちゃんとした収納用アイテムとかあったらもらっておこう。


 合計4体のアピスを倒し元の場所へ戻ってきた。早速調理開始!


 とでも思っていたんだがどうしたらいいのかわからない。肉の解体なんかしたことないし、そもそも火がないから焼けない。そんな事を考えていたら奥の方からガサガサともの音が聞こえた。


 そしてその音の正体は姿を表した。


 全長は5メートルあるだろうか、さっきのアピスよりかなり大きい。見た目はアピスそっくりだが大きさがだいぶ違っている。


〈鑑定結果を表示します〉


 種族名:ギガント・アピス 魔牛 魔獣 Lv26

 Hp 343 Mp 120 攻撃力 260

 説明 牛の魔獣アピスの上位種。元の個体よりさらに大きくなり味も更に美味しくなったが討伐難易度は高めなためお手軽からは遠ざかった。ランクE。


「おいおい、こんなの聞いてない」

 〈伝えて忘れていました。すいません〉


 さて、どうやって倒そうか。

モンスターの名前とかは

なんか聞いたことあるなぁ―

位の感覚で決めてます

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