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俺の異世界生活終わりました!  作者: Ruru
1章 はじまりの街
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3. 依頼

 とりあえず町の名前が聞けたので一段落ついた。俺はイシュリアという街でしばらく過ごすことになりそうだ。そして町の入口へ入ろうとすると男が道を遮ってきた。もしかして普通には入れないような場所なのか?


 無視して入ろうかと思ったが、それで怒りを買って襲われでもしたら大変だ。この国の法に触れるってこともあるかもしれない。


 そして男は、ストップ!とジェスチャーをしたあと街へ入っていった。


 そして待つこと数分、男が何かの紙を持ってきた。


 そしてその紙を見せてもらうと見覚えのあるイラストに、見たことのない文字が書かれていた。イラストの方が何なのかはすぐに分かった。森で遭遇した、間違えるはずもない。


 人型をした見にくい顔の緑色のモンスター。ゴブリンであった。それに、そのゴブリンより大きく、もっと凶悪そうな顔をしたモンスターもいた。多分ゴブリンの上位種だろう。


 そして男が何かを言う。


「―――」


 理解はできなかったがゴブリンという言葉は言ってたような気がした。そして男は剣を振り回す。多分ゴブリンの討伐依頼なんだろう。紙に書いてあるゴブリンのイラストにはバツマークがついている。そして男が何かを言う。


「―――」


 やはりゴブリンと言っている。が、ゴブリンキングとも聞こえた。俺なりに直訳するとゴブリンとそれを率いるゴブリンキングの討伐をしてほしい。ということだろう。多分。


 俺が剣を抜いて2回ほど剣を振ると男は驚いたような表情をしていた。いや、正確には剣を鞘から抜いた直後だったが。もしかしてこの剣って相当やばい剣だったりするのか?

 それとも急に剣を抜いたことに対する驚き?


 いや、俺が剣を抜いたことに対する驚きなら鞘にしまうようなジェスチャーをするはずだ。つまりこの剣相当やばい剣?もしかして超すごい魔剣?それとも邪気だらけの邪険?


 まあ今の俺にそれらを判別するような能力はない。


 それよりも今はゴブリンの討伐依頼だ。男は俺がさっき出た森を指さした。多分討伐対象は森の中だろう。ゴブリンの巣でもあるのかな?


 とりあえず男に手を振ってから森の中へ入った。


 そして数分後、今更だがいきなりゴブリンキングか?

 この世界に転生したばかりの、言うなれば駆け出し冒険者がゴブリンキングの討伐?

 ちょっと無茶ぶりすぎる気もするが。でももう今更引けない。大人しくゴブリン討伐でもするか。

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