春夏秋冬3
夏・秋ーーーー
明白神が、厚い雲を取り去り、太陽の輝きが最大限になる時、惑星シバルバに夏が訪れる。
南に住んでいる、バード族の渡りの季節の始まりだ。
バード族は鳥族で、半身人間で、半身は鳥の姿をしている。
翼を持ち、空を自由に飛ぶ事が出来る。
頭から背中にかけて、長い九つの羽が特徴的で、美しい。
バード族は、集団で北へ渡りを始める。
口から炎を吐きながら、渡りをするので、山々は炎に つつまれてしまう。
山々の黒煙の中に暗黒神の姿が浮かび上がった時、北の土地に住んでいる、マント族とキチェ族は、恐怖する。
マント族は、頭からすっぽり白い布をかぶった、サル族。
プライドが高く自分たちが人間族でないことを、恥ずかしく感じていて、布をかぶり出したと云われている。
知的レベルは高く、色々な道具を作り出して文化的な生活をしている。
マント族の家は、ウッド族の丸い胴の部分をくり抜いて造られている。
両手両足の指が、6本あるのが特徴的だ。
森で巣を造り、定住生活をしている。
キチェ族は、猫族で、チーターや豹の姿をしている。
ただ人間族に対して、3分の1の不足を感じていて、通常は変身して人間の姿に化けている。
7つの尾を持ち、草原で狩りをしながら、生活している種族だ。
北で生活していた両種族の土地に、バード族はやって来て、その口から炎を吐き、村々を焼き尽くしてしまう。
エサ場を奪われた両種族は、新天地を求めて、南西へと移動を始める。
そして、その逞しい生活力で、その土地を改良して自分達の土地へと変えてしまう。
夏が終わり、秋になる頃、両種族の生活は安定し、実りの季節を迎える。
その実りに、満足するかのように、明白神が、空からそっと微笑みかける。




