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シバルバ外伝1 春夏秋冬  作者: 土御門臥龍
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春夏秋冬2

37億年後、その星は生命に溢れていた。


大宇宙の中で、惑星シバルバは、ひときわ美しい青い水の惑星であった。


シバルバの周りは、二つの月が回り、太陽の光を受けて輝いていた。


空には常に、太陽と、二つの月が見えていた。




青空に白い雲がかかり、その雲が折り重なるようにして女神の姿になった。


長く白い雲の髪をなびかせ、長くカールしたまつ毛を持っている。


鼻はすっと伸び、唇には、優しいほほ笑みをたたえている。


惑星シバルバの神、明白神だ。


惑星シバルバの、生き物たちを守っている。




春ーーーー


太陽の光が強くなり、この惑星に春が訪れる頃、かすんだ雲の中に明白神は現れる。


明白神が息を吹きかけ、木々の成長が盛んになる季節。


東南に住むウッド族は、春のおとずれと共に、西北への移動を開始する。


大きな丸いコブを持った木のウッド族は、四本の枝を頭に頂き、葉を一杯繁らせていた。


ウッド族の移動は、一つの森が大地を移動しているようだ。


長いうねる根を何本も持ち、それを上手に動かして、大地を移動しているのだ。




西北には、ロック族が住んでいる。


そこは荒れた大地で、切り立った山々が続く、岩と砂の場所だ。


ロック族は、大小さまざまな石や岩がくっ付き合って、巨人の姿となっていた。


神秘的な力を持ったシバルバ石を、額に二つ縦に持っていた。




ウッド族は、そのロック族の土地を、緑の大地に変えてしまう。


ロック族は、ウッド族によって、体の養分を吸い取られ、大地へと帰されてしまう。


ウッド族の勢いが最大になった時、惑星シバルバの生き物全てが、最も恐れる暗黒神が現れる。


暗黒神は黒い雲が渦のようにまとまって、ドクロの顔を持った姿となっていた。


真っ黒な両目の奥には、小さな瞳の光がある。




大空を真黒に染めた暗黒神が、飛び去った後、東の空からドゴン族が現れる。


ドゴン族は、空を飛ぶ事の出来る、竜の種族だ。


三本の角を持ち、全身は虹色に輝く鱗を持っていた。


ドゴン族は、口からカミナリを発することが出来る。


暗黒神が引き寄せた黒雲による雨と、ドゴン族の雷が、大地に降り注ぐ。


雷によってウッド族に火が付き、ウッド族の勢いは止まってしまう。




ロック族は、東北の地に逃げるように移動して、惑星シバルバの春は、終わりを告げる。





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