エロ可愛いアイドルが、誕生します。
熱田に全員が集まった。
俺は熱田に残っていた者に信長の出兵の話を伝えた。
「という事で時間が無いのでテキパキ行くぞ」
「葵、宮司さんの所に行って巫女舞、お囃子を希望している巫女たちを連れて来い」
「話は進めているから、後で四郎から内容を聞いてくれ」
葵は頷き、部屋から出て行った。
「今から俺の構想を伝えるので、俺が居ない間も皆で協力して俺の希望に沿うように頑張って欲しい」
「先ず最初に楓、鈴、雛の3人の今まで通りの巫女舞を行う」
「お囃子は彩佳と新しい巫女たちに代わってもらう」
「次に彩佳の笛を中心に舞のない曲を演奏する」
「これは鈴と雛が次の舞の着替えをする時間を作るためだ」
「その後、鈴と雛の天女の舞を行い」
「最後に鈴と雛が考えた踊りを観客全員で踊って〆(しめ)る。
「踊りが盛り上がるなら、もう1曲考えても良いかもしれないな」
「わかったな!」
俺は皆の顔を目で追う。
「はい!」
一斉にみんなが返信をした。
「では、彩佳が鈴と雛の着替えの間に行う曲の雰囲気を直接各自の頭の中に伝える」
俺は脳内通信を使って曲を全員に伝えた。
鼻唄よりも雰囲気が分かりやすく曲を伝えるには、この方法が良いと思う。
俺が子供の頃、父の車で遊びに出かける時に必ず最初に父が車内に響かせた曲。
バンド名も曲名も分からないが、F-1のテーマ曲と父が言っていたノリの良い曲だ!
『♪~♪♪♪♪~♪♪♪~♪~~♪』
俺は頭の中で曲を唄ってみた。
「どうだ、彩佳?」
俺は彩佳の様子を探った。
「初めて聴く曲です」
「何か、とにかく凄い曲ですね」
戦国時代に生きている人間には驚きしかないだろう。
400年の未来の曲だ。
鈴、雛、全員が驚いている。
「拍子が速い曲ですが、出来ると思います」
「最初に琴か琵琶で始まり、途中で笛に変わる感じですね」
彩佳がセンターで目立つ曲。
この曲しか俺に浮かばなかった。
「ご主人様の雰囲気はしっかり伝わりました」
彩佳以外の者も、俺を見つめ頷いている。
「よし、次は天女の舞。鈴と雛が舞う曲だ」
これも父の書斎でよく流れていた父の大好きな曲だ。
『オリビア・ニュートン、ジョン』という名前の美人シンガーの有名な曲らしい。
これも曲名は知らない。
俺の頭の中に懐かしいメロディが流れる。
『♪~♪♪♪~♪♪♪~♪♪~♪』
音楽と共に優しかった父を思い出す。
「have you never been~♪♪~♪」
あ!つい唄ってしまった。
というか、ここしか歌詞が分からない。
「ご主人様、このハブ、ネバ、ビー、メロとは?」
突然、彩佳が尋ねてきた。
「あなたを愛していると伝える呪文かな」
俺は彩佳をじっと見つめて答えた。
う!楓と鈴と雛の目が………怖い。
意味は全然違うけど、まぁラブソングだからそんな感じかな。
「前の曲に比べゆっくりしていて、何か優雅な感じで私は好きです」
雛が俺にアピールしてきた。
前の曲を聴いた後だから、皆の驚きは小さい。
「この曲も雰囲気と共に憶えました」
彩佳は答えた。
俺の好きなアキバや坂の曲は。
乃木に神社をイメージしたMVがあったが、サヨナラを唄っていたので却下にした。
でも、いつか坂の曲が出来たらいいな。
しかし、先ずこの曲をやろう。
曲の再現は彩佳の瞬間記憶と絶対音感に期待しよう。
「さあ、次は天女の衣装だ」
鈴と雛の衣装は過激になりすぎない程度にヒラヒラで露出多目にする。
白い短パンにヒザ上の長さの薄いピンク色の着物を着て、羽衣をイメージする長い布を肩から羽織るでどうかな?
「きゃー!」
鈴と雛が同時に悲鳴を上げた。
楓と彩佳も目を白黒させていた。
「なんでそんなに足を出すのですか?」
鈴が俺に詰め寄った。
「いや単に、俺の中の天女の服を想像しただけだから」
「嫌なら鈴が想像する天女の服でいいから」
「困ったなぁ、この服が嫌なら、曲も変えないといけないな」
俺は突き離すように鈴に言った。
「私、この衣装を着ます!」
「この服、大好きです!」
急に雛が大声を出した。
「はい、私も着ます」
鈴も渋々了承した。
天女の衣装が決定した。
鈴と雛がこの衣装で生足全開で踊る。
よーし!エロ可愛いアイドルの誕生だ!




