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むなしさ
うすはい色の雲は
なんとなく
冷たいような気がした
有機なものの冷たさだった
むなしさが響いた
さいきんは
だいたい
晴れ ときどき曇りです
空が重いのは
だれのせいでもないけれど
だれかのせいにしたいきぶんも
なくはない
むなしさが響く
死んでいるというより
生きているからつめたい
晴れのすきまに
なんとなく冷たさをかんじる
生命のつめたさだと
わけもなく
むなしさが響いたんだ
死んでいるというより
生きている
空が重いのを
むやみに春のせいにしてみる
むなしさは響き続ける