質問してみる
すいません!!!!
いや~遅くなりましたねぇ。いや!まじでリアルが忙しかったんですよ!!そしてまた夏に向けて忙しくなるって言うし~!!
と、言うことでまた暫く投稿出来ないかもしれません!
本当にすいません!!
「次の質問なのですが、何故私たちはここへ連れて来られたのでしょうか」
進道は別の質問を王らしき人物に投げかける。
「うむ、昔この世界には魔族というものが存在してな。そこの王、つまり魔王が人間界へと侵略を始めたのだ。それが約80年前の出来事であった。私はこれでも105年の人生を送っているが、あの出来事は衝撃的で一生忘れることもないであろう・・・この話は長くなるからな、この王宮の図書館の文献でも漁ってくれ。そしたら此処に連れて来られた理由がわかるであろう」
今この王、王宮と言ったな。やはりここは城ではないのだな。それに図書館を漁れと言ったということは、いつでも図書館に入れるということだ。つまりは暫くはこの王宮を拠点として動くということか。
そんなことを考えていたとき、俺は少し違和感を覚えた。クラスの全員が静かすぎる。絶句と言うわけではない。いたって冷静なのだ。
たしかに進道は頼りになる。あれだけのリーダーシップがあるのならば、通常なら全員を冷静にさせることなど朝飯前だろう。
しかし、状況が状況だ。「異世界につれてこられました。静かにしてください」なんて誰も耳を貸しはしないだろう。
だがどうだろう。このクラスはとても静かだ。まるで此処に居ることが当然かのように。此処に来ることを知っていたかのように至って冷静だ。近くの奴と話すわけでもなく、ただ進道と王の質問と応答を聞いている。
何故だ?
しかも、その違和感に気づいている奴は見当たらない、いや、気づいているが気にしてないというのが正しい表現だろうか。
すると進道は気になる質問をした。
「私達が、このクラスが呼び出された理由は親の仕事ですか?」
はぁ?どうゆうことだ?
「あぁ、いかにもその通りだ」
俺はあまりにも衝撃の出来事に息を飲んだ。それは王の応答もだが。クラスの人々が「やっぱりか」や「だろうな···」等の発言をしていたことだ。
「つまり、この世界はゲームの中と言うことですか?」
「あぁ、その通りだ」
いやまてまてまて!!全く理解が追い付かない!!ゲームの中だと!?いつの間にVR技術はそこまで進んだんだ!?
いや、ゲームの情報はかなり詳しいが、そんな革命的なことあったら真っ先に飛び上がって喜ぶはずだ。残念ながらそんな黒歴史は記憶にない。
「おい、雑士」
ふと我が大親友の声がした。そう、正宏だ。
「まさか、親父達がこんなものを作っていたとはな!確かに最初クラス全員が新作ゲームの関係者の子供だったときはびっくりしたけどな!」
珍しく正宏がテンションを上げてそう言った。
···ん?
今こいつ何て言った?クラス全員が新作ゲームの関係者の子供?確かに俺の親父は新作ゲームの関係者だけれども、クラス全員?
なるほど、分からない。ここはあの王に質問してみるか。
「すみません、質問いいでシュか?」
あ、噛んじゃった。
ちょ、やめて!そんなに私を見つめないで!みんなの視線が熱すぎて日焼けしちゃう!
まぁいいや
「このクラスは意図的に集められたのですか?」
俺はこの質問に二つの意味を込めた。
一つはこの異世界に意図的に集められたのかということ。
二つ目はあの教室に意図的に集められたのかということだ。ゲームという言葉が出た時点で、向こう側も関係者と見なして良いだろう。
この二つの意味を汲み取ってくれるかは分からないが、俺が今聞きたいことはこの二つだ。
「その通りだ」
さぁどちらの意味で答えてくれたのだろうか。
「お前達の世界を少しいじらせてもらった」
···なんと!どうやらあの王は二つの意味で答えてくれたようだ。
あのクラスメイト達はあの王が世界をいじって意図的に集めたようだ。そこから俺達を召喚したのだから意図的に決まっている。
さぁ、もう情報はあらかた集まったな。今までのやり取りを整理すると···
俺達は異世界の招待券を手に入れたのだ。入手条件は親の仕事が新作ゲームの関係者であること。そしてその招待券を持っているとこの異世界に強制入場させられるというわけだ。
なるほど分かりやすい。さぁ次が最後の質問となるだろう。最も重要で、最も想像もつかない俺達が最も疑問に思っていることだ。
どうやら進道が聞いてくれるみたいだ。
その質問とは···
「私達は何をすればいいのですか?」
日屋 雑士
所持品 なし




