【会話ネタ】昔話。 ☆オススメ作品☆
A:あのさ、昔話って良いと思わない?
K:話題の振り方、急過ぎじゃね?スプラッシュマウンテンの最後の落下より急じゃね?確かに「かさ地蔵」とか「鶴の恩返し」とか良い話いっぱいあるもんな。
A:今日は、俺が考えた昔話を聞いて欲しいんだよ。
K:なんか、不安だけど。まぁ良いよ。
A:本当か?!じゃあ、視聴料金5000円な。
K:じゃあな。一人で喋っててくれ。
A:ごめん。俺が悪かった。ちょっと高いよな。1000円でいいわ。
K:じゃあな。一人で喉が枯れても喋り続けてそのまま死んでくれ。
A:ごめん。無料でいいから!
K:当たり前だろ。
A:それじゃ、始めるぞ。
K:よろしく。
A:むか~し、むか~し、ある所におじいさんとおばあさんとおじいさんの愛人が住んでいました。
K:なにその修羅場スタートの昔話。子供に聞かせられないだろ。
A:おじいさんが回転ベッドを操作し、その上で待機していると
K:ストップ!ストップぅ!!!
A:おもむろに回転ベッドを止めるおじいさん。
K:そっちじゃねぇよ!話を止めろ!昔話に回転ベッドとか出すなよ!ピンクなのはダメ!
A:ピンクの照明を通常の色に切り替えるおじいさん。
K:それでもねぇよ!照明までもピンクでしたか!
A:テレッ♪テレッ♪テレッテレッテレッテッテッテー♪
K:それピンクパンサー!文字だと解りにくいし今時の子わかるのか?!まぁ、とにかく愛人は出さないで下さい。
A:しょうがないなぁ。じゃあ、変えるよ。
K:お願いします。
A:むか~し、むか~し、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。
K:うんうん。
A:あと執事も住んでいました。
K:なぜ執事!?
A:あ、これ題名が『執事in昔ばなし』だから。
K:そんな題名だったのか。
A:朝食を作る執事。今朝はおじいさんの大好きな目玉焼きだ。
K:おじいさんシンプルな物が好きなのね。
A:執事は出来上がった目玉焼きを自分の両手の上に直接乗せおじいさんの前に優しく差し出す。
K:何で素手で差し出すんだよ!違うでしょ!
A:目玉焼きを軍手の上に乗せおじいさんの前に優しく差し出す。
K:皿の上に乗せろ!!軍手は作業用手袋でしょ?!
A:めんどくさそうに執事は
K:「めんどくさそうに」とか言うなよ!執事!
A:出来上がった目玉焼きを皿の上に乗せおじいさんの前に優しく、放り投げる。
K:投げちゃった!置け執事!そこは優しく置け執事!!
A:優しく、地面に置く執事。
K:どこに置く!常識を考えろ執事!おじいさんは猫じゃない!!
A:それを美味しそうに食べるおじいさん。
K:食うのかよ!じじい!正気かじじい!!
A:おじいさんは叫んだ。「ワシは正気じゃ!!」
K:何で、俺と会話してんのよ!これ昔話でしょ!?
A:猫の様にお皿に顔を突っ込むおじいさん。
K:直接、顔面で行きましたか!
A:そこにやってきたおばあさん。
K:ここで、おばあさん登場か。
A:おじいさんを含めた台所での光景を見て驚く。
K:そりゃ、おじいさんが地面に置いた皿に顔面突っ込んでれば驚くわな。
A:あわてるおじいさん。そして、「何してるの?!」と、すぐさま割って入るおばあさん。
K:そりゃ、怒るだろ。
A:地面に這いつくばり、おじいさんに顔を近づけ叫ぶおばあさん。「私にも食べさせなさい!!」
K:お前もかよ!!
A:「奥様の分もちゃんとありますから。慌てないで下さい」執事は出来上がった目玉焼きをおばあさんの顔の上に直接乗せました。
K:今度は顔面に直接乗っけやがった!
A:「まぁ、熱々ね。」と、おばあさん。
K:ばばあ冷静だな!
A:顔面に乗せられつつも、冷静に完食するおばあさん。
K:すげーな。でも、顔面べちゃべちゃだろ。
A:これは大変だ!と慌てる執事。
K:どうしたんだ?
A:「奥様どうしたんですか!?お顔が汚れてるじゃありませんか!!」
K:犯人お前だよ!直接顔面に目玉焼き乗せられりゃべちゃべちゃだよな。
A:執事は憤慨する。「許さん!」
K:じゃあ、滝にでも打たれて来い。
A:「旦那様・奥様。私、滝に行ってまいります」
K:反省する気満々だな!やった自覚あるんじゃねぇかよ。
A:そんな中、おじいさんとおばあさんは口をそろえて言った。「ご馳走様。美味しかったですよ。」
K:あんなでもお礼言うんだ。
A:「いえいえ、こちらこそ面白かったですよ。」と執事。
K:絶対ご主人様たちをバカにしてんだろこの執事。
A:「この、クソじじいとクソばばあは絶対いつか事故に見せかけてぶっ殺してやる!」
K:ひどい事言うな!この執事!
A:と、思う俺であった。
K:思ってるのお前かっ!執事が良からぬ事考えてるのかと思ってビックリしたわ。
A:執事はそんな事は思いませんのでご安心下さい。
K:安心したわ。執事にはもちろん他にも仕事あるんだろ?
A:まだまだありますよ。
K:それじゃ、お願いします。
A:暖かい日差しが気持ちの良いある日の午後、外に置いてあるテーブルでおじいさんは牛乳を、おばあさんは紅茶を飲んでいました。その横にはお茶菓子として執事お手製のクッキーが添えられていました。
K:昔とは思えないくらいエレガントな午後のひと時だな。
A:おじいさんはちょうど良い暖かさが気持ち良く、コクリコクリとうたた寝をしてしまいました。そのため持っていた牛乳をこぼしてしまいました。
K:まぁ、しょうがないか。
A:おばあさんが気付き「おじいさん、牛乳をこぼしましたよ。」と告げ終えた時、すでに執事はぞうきんで牛乳をふき取っていた。
K:さすが執事。すげーな!
A:「旦那様。お口元にクッキーの食べカスが」そう言いながら、先程のぞうきんでおじいさんの口元を拭く執事。
K:牛乳拭いたぞうきんはダメだって!!
A:その後すぐ、おじいさんは全身の力が抜けたかの様に見え、無言で椅子にうなだれた。
K:失神してるっ!あまりの臭いに失神してるじゃん!!
A:不思議に思いながらも驚き叫ぶ執事。「旦那様!どうしました!?」
K:原因お前だよ!お前が口元に当てた『牛乳×ぞうきん』のコラボレーションによるグレートな臭いで失神してるんだよ!
A:気を取り戻したおじいさん。
K:結構早く戻ってきたな。
A:真面目な顔でおじいさんは言いました。「ここはどこ?私はだぁれ??」
K:記憶飛んでる!!記憶喪失のお約束のセリフじゃん!
A:おばあさんはニヤリとしてこう言いました。「ここは私の所有している家です。あなたは私の奴隷で全財産を譲るために今日ここに居るのですよ」
K:嘘を教えるな!この腹黒ばばあには困ったもんだな。
A:執事は思い出したように言う。「こんな時は三回叩くと直ると聞きましたが?」
K:それ、テレビとかラジカセとかの電化製品の話!人間には適用外です。
A:それを聞いたおばあさんは思いっきりおじいさんを三回叩く事にしました。
K:「思いっきり」は余計じゃない?
A:掛け声と共におじいさんをぶっ叩くおばあさん。「いっぱ~つ目! にはぁ~つ目! トドメだ!さぁんぱ~つ目ぇっ!! あぁ~!楽しいねぇ!!」
K:途中で『トドメ』やら最後『楽しい』とか言っちゃってますけど!で、おじいさんは叩いた事で直ったのか?!
A:その後すぐ、おじいさんは全身の力が抜けたかの様に見え、無言で椅子にうなだれた。
K:また、失神してる!強く叩きすぎだよ!!『牛乳×ぞうきん』の時と同じ反応起こしちゃってるじゃんかよ!
A:少し経って、気を取り戻したおじいさん。
K:目覚めて良かった。
A:「ちっ。生きてたか。」とおばあさん。
K:やっぱり殺す気満々だったのか!相変わらずひどいおばあさんだな。
A:目覚めたおじいさんが何かに気付き指をさした。「あの畑の方にいる、包丁持った人は誰じゃ?」
K:ん?
A:畑の方には包丁を持って手ぬぐいで口元を隠し顔がバレないようにした男が立っていた。
K:もう、明らかに不審者だな。
A:おじいさんと、おばあさんの元に突然現れ近づいて来た不審者。
K:もしかして…。
A:おじいさんは不審者に強く言い放つ。「ヤクルトなら間に合ってますよ!」
K:ヤクルトの人なハズあるか!!基本は「ヤクルトレディ」ですから!
A:不審者は包丁をちらつかせながら言った。「解ってるだろ?出せよ!死にたいのか?!」
K:こりゃ、強盗ってやつだな。
A:おばあさんは惜しみながら、仕方なく出す事にしました。
K:あの、お金に汚いおばあさんが!
A:「ほれ!ワシの入れ歯じゃ。」
K:それじゃねぇよ!
A:「お前、バカにしてんのか?!こんなもんより高価なのがあるだろ!!出せ!!」怒り始める強盗。
K:そりゃ怒るわ。
A:「奥様。私にお任せ下さい。」と、奥から出てくる執事。
K:お、執事出てきた!
A:「何だ?お前。お前がもっと高価な物を出すってのか?」「さようでございます。」あくまでも紳士に対応する執事。
K:さすがだな!
A:「こちら先程、奥様が出したものより高価な入れ歯になります。」
K:バカか!入れ歯離れろよ!!強盗はもっと世間的に価値のあるものを出せって言ってるんだよ。
A:「高価な物って言ったら現金や金とか銀だ!!」声を荒げる強盗。
K:普通は説明しなくても解るものなんだけどね。
A:「いい加減に出さないと一人ずつ殺して行くからな!」次第に興奮する強盗。
K:そりゃ、お怒りMAXで興奮もするわな。
A:強盗につられて激しく興奮するおじいさん。
K:何でだよ!
A:「なんだか思春期を思い出すわい!!」
K:変態かよ!!
A:「ふざけてないで、早く金を出せ!!」叫ぶ強盗。
K:そりゃ、そうなるよな。
A:「ワシはふざけてなんておらん!本気で興奮してるんじゃ!!」
K:もういいよ!その興奮ネタは!!
A:「もう待てないぞ。早く出せ。出さなきゃそっちのばあさんから殺す。」
K:ついに、殺す予告までして来たか。
A:おじいさんは仕方ないという表情を浮かべ、口を開いた。「いくら欲しいんだ?!100万か?10万か?それとも1000円か?」
K:なんで値下げしていくんだよ。普通は増やすでしょ?!
A:「ピピーッ!ピピーッ!!」何かの警告音の様な音が鳴り響く。
K:なんだ?執事が通報でもしたのか?
A:すごい勢いで問い詰める強盗。「そこの執事何をした!通報したのか?!答えろ!!」
K:強盗からしたら死活問題だからな。
A:「うるさい!少し黙っていろぉっ!!」とてつもなく険しい表情で殺気を発しながら叫ぶ執事。その実、獅子の類。あまりの迫力に怯む強盗。おじいさんもおばあさんもこんな執事を見たことがなくて驚いていました。そして、両手で何かを操作する執事。
K:執事どうした!
A:続けて言う執事。「たまごっちのご飯の時間なんですよっ!!」
K:たまごっちかよ!今時たまごっちですか?!ってか、相変わらず時代無視じゃね?!
A:「ご飯の時間は大事なんです!!」たまごっちに関して力説する執事。
K:そんな真剣にならなくても、、、。
A:さっきまで静かだった強盗は思い出したかのように叫びました。「そんなもんで中断させやがったのか!」
K:確かにそうだな。
A:「そんなもん…だと?」
K:執事怒った!
A:怒った執事は目にも止まらぬ速さで強盗の後ろに回りこみました。「何!?」驚く強盗。
K:執事、戦闘能力もすげぇじゃん!
A:そして、執事は左腕を使い強盗の腕ごと身体を押さえつける形で拘束し、空いた右手で何かの液体の染み込んだ布で強盗の口元を押さえた。
K:なんかこんな光景TVで見たことある!
A:その後すぐ、強盗は全身の力が抜けたかの様に見え、無言で執事の腕の中でうなだれた。
K:もしや、『クロロホルム』か?!
A:「そんな薬品の染み込んだ布をいつの間に用意したんじゃ?」驚くおじいさんとおばあさん。それに返答する執事。
K:普通、急には用意出来ないよな。
A:「あ、これはさっき牛乳を拭いたぞうきんですよ。」
K:さっきのか!!さっきテーブルの牛乳を拭いておじいさんを失神させたぞうきんか!!だから同じ様に失神したんだな!
A:少し経って、気を取り戻す強盗。
K:って事はさっきと同じ症状で目覚めるわけか。
A:真面目な顔で強盗は言いました。「ここはどこ?私はだぁれ??」
K:やっぱり記憶飛んでる!!只今、絶賛記憶喪失中でございます!!
A:おばあさんは、またもニヤリとしてこう言いました。「ここは私達の所有している家です。あなたは私たちからお金を借りて返済するために、今日ここに居るのですよ。だから財布の中身は全部置いて行きなさい。」
K:出た!おばあさんの腹黒っぷり!
A:「そうでしたか。それでは、これをお納め下さい。」そう言いながら財布を差し出す強盗。
K:すごいな。
A:「それでは、失礼します。」そう言い残し強盗は帰って行きました。
K:強盗から金奪うってニュースになりそうだな。
A:「ちっ。これしか金入ってないのかよ!強盗もしようとするし本当に人間のカスだな!!」
K:執事、そんな腹黒かったっけ?
A:と、思う俺。
K:また、お前か!!それにしても執事はすげぇな。俺も雇いたいわ。
A:じゃあ、次のお話行きましょうか。
K:お願いします。
A:ある天気の良い日。「今日は天気も良いしピクニックにでも行こう!」おじいさんは急に思いつき言い出しました。「良いですね」と、賛成するおばあさん。
K:昔話のくせにピクニック言うな。山登りって言いなさい。
A:おじいさん、おばあさん、そして執事の三人は近所の山に出かけました。
K:無事に帰って来れると良いな。
A:山を登っている途中、道端には綺麗な花が咲いていました。
K:綺麗な花を見るのも、山登りの醍醐味のひとつだよね。
A:「綺麗ですね。タンポポにコスモスに沢山のお花たち。」と、おばあさんは微笑みながら言いました。
K:おばあさんでもやっぱり女の子なんだね。
A:「旦那様・奥様。今日、私めは押し花用に厚い本を持ってきております。押し花にして持って帰ってはいかがでしょうか?」
K:執事、ナイスアイディアな上に準備良いな。
A:「じゃあ、この花をお願いしようかの」と、おじいさん。
K:お、コスモスか。綺麗だよな~。
A:「あっ、これも一緒にお願いしたいのう。」とおばあさん。
K:おばあさんは何の花かな?
A:そう言いながら『カマキリ』を差し出すおばあさん。
K:無理だろ!これ花じゃないじゃん!
A:困った表情の執事におばあさんはこう言った。「何事にもチャレンジじゃよ!!」
K:無理だよ!何その無駄で無謀なチャレンジ精神!?絶対「グチャ」ってなって、変な色の液体出てくるって!
A:「何色の液体じゃろうか?!」興味深々なおばあさん。
K:いや!いや!いや!挟もうとしちゃダメだって!!
A:執事はこう答える。「かしこまりました。」
K:承るな!断れ!!
A:その後、おばあさんのお願いをやんわりと断る執事。「え~っ!じゃあ、これはどうかのう?!」と今度はおじいさんが尋ねる。
K:今度は何だ?
A:おじいさんは執事に差し出しました。四葉のクローバー
K:なら、出来るでしょ。
A:に似てる『カマキリ』を。
K:またか!再度、カマキリか!カマキリアゲインか!!ってか、よく擬態してるカマキリ見つけたな!
A:今度はおばあさんが執事の元に来て言いました。この、可愛らしいタンポポ
K:なら大丈夫だな。
A:に、似てる
K:また擬態してるカマキリじゃないだろうな?!
A:『カマ・キリー。』
K:やっぱりカマキリじゃねぇかよ!無理矢理「ジム・キャリー」みたいな外人風に言うな!この夫婦カマキリ好きすぎだろ!もう、みんなこの二人を『カマキリスト』って呼んであげて!!
A:そんなやり取りをしながらも楽しく山を登って行く三人。そして山の中腹を過ぎたあたりまで来た頃。
K:結構登ったんだね。
A:「疲れましたねぇ。」「そうですね。」結構な距離を歩いたので年老いた二人は疲れ始めていたようだ。
K:確かに、この二人に山登りはこたえるよな。
A:「それでは、この辺で一休み致しましょう。山を登っていたら、小腹が減った頃に何か食べたくなると思いまして。今日は、こちらの二品の料理を作ってまいりました。」
K:気が利くね~。優秀な執事だわ。
A:「この黄色いのは?」尋ねるおじいさんとおばあさん。
K:彩りも大事だよな。
A:「こちらは汗をかいて塩分が不足すると思いまして。塩味の卵焼きでございます。」
K:体調にまで気を使うなんてスゲーな。
A:「あら、美味しい。」声を揃える二人。すぐに卵焼きの入っていた容器は空っぽになってしまいました。
K:気遣いのおかげで更に美味しく感じたんだろうな、きっと。
A:「こちらは、今日の自信作でございます。」と執事は自信に満ちた表情で二人の前に差し出しました。
A:「この黒い豆みたいなのは何だい?」不思議そうに尋ねるおじいさんとおばあさん。
K:なんだ?大粒の黒豆か?
A:調理の際の苦労を言う執事。「時間かけて煮込まないと、やわらかくならないので大変でした。」
K:この正体は何?
A:「こちら『カブトムシ』でございます。」
K:食えねぇよ!柔らかくならねぇよ!たくましいツノが刺さっちゃうよ!!
A:「メスですのでツノは大丈夫でございます。」と冷静に言う執事。
K:ツノ云々(うんぬん)の前に、カブトムシが大丈夫じゃないんだよ!
A:全てをあっという間にたいらげるおじいさんとおばあさん。
K:食った!食っちゃったよ!!残さず綺麗に食べちゃいましたか!!
A:そして、何だかんだで頂上に着く三人。
K:やっと、着いたか。
A:「山の頂上で思った事を叫ぶと、とても気持ちが良いものですよ」と二人に言う執事。
K:ヤッホー!とか良いよね。
A:おじいさん、おばあさんの順で叫びました。「お金が欲しい~!」「私はその倍のお金が欲しい~!」
K:ヤッホー!じゃないの!?と言うか、おばあさん強欲過ぎてびっくりです。
A:続いて執事が叫びました。「今日の夕飯は何にしようかな~っ!?」
K:執事、本当に切実に思っている事を叫んだな。
A:その後、おじいさんとおばあさんに尋ねる執事。「そう言えば、お金といえば私のお給料はいつ頃に頂けるのでしょうか?もう、半年経ちますけれど」
K:半年も無給かよ!確かにこれは明確しなきゃいけない問題だな。
A:おじいさんとおばあさんは「気付いたな、コイツ」とアイコンタクトをしました。
K:そりゃ、半年も無給なら気付くわ!
A:給料を払いたくないおじいさんとおばあさんは、執事を頂上の崖から突き落として殺してしまおうと考えました。
K:腹黒いじじいとばばあだな!!
A:「それにしても、頂上は空気が美味しいですね。あ、今夜のお夕飯のご希望はございますか?なければ、私の方で食材を見て決めてしまいますが。」
K:夕飯のメニューどころじゃないって!危ないよ、執事!
A:「死ね!」「死になさい!」そう言い放ち、執事を両脇から同時に突き落とそうとする二人。
K:執事、大ピンチッ!!
A:その時、執事を残しガケが崩れる。執事を中心に右と左に別れそれぞれ落ちていくおじいさんとおばあさん。
K:自業自得の展開だな。
A:それぞれが執事に命を助けるように命じる。
K:命懸かってるもんな。
A:おじいさんが叫びました。「私を先に助けろ!100円あげるから!」
K:ケチいな!自分の命懸かってるのにすっげーケチくさいな!
A:おばあさんも負けずに叫びます。「私を先に助けてくれたら、そうね!おじいさんの5倍のお金を出すわ!!」
K:それでも500円ですけど!どんだけケチな夫婦だよ!!
A:年老いた二人の体力はすぐに限界に来てしまう。時間的に執事にはどちらか一人しか助けられない。悩む執事。
K:どうするんだ!?執事!
A:「私、決めました。」決意を固める執事。
K:どっちだ!?
A:「夕飯は目玉焼きにしましょう。」
K:夕飯の事か!どっちを助けるか決めたんじゃないの?!
A:「朝食を作る時に小さな器に割って見た、新鮮な卵の卵黄で思い出したんですよ。」
K:この二人を助けるのとは関係ないでしょ!?
A:執事は笑いながら、こう言いました。「良い気味(黄身)です。」
K:上手い事言うな。
A:「しかし、その小さな器はひどく汚れて居たので良い黄身だったんですが、捨ててしまいました。ちなみにその卵は二黄卵でした。」
K:それ、何か関係あるの?!
A:「ですので、人として器が小さなひどく汚れた二人は良い気味なので卵と同じで捨てる事に決めました。」
K:上手い事を言おうとしてる若干の無理矢理感は否めないな。
A:もう、自分は何があっても無理だろうと思ったおじいさんとおばあさんは「私は、もうダメだから、あの人だけでも…」と二人は執事を中心に離れて崖に居るのにも関わらず同じ事を言いました。
K:実は、お互いを思いやってたのか?!
A:その時、執事はどこからともなくロープを二本取り出し、おじいさんとおばあさんの方に投げ垂らしたのでした。
K:あれ?!捨てるんじゃなかったの!?
A:「器はひどく汚れておりましたが、この2つの黄身(君)たちは奇跡的にも綺麗でしたから再利用出来ると思いましたので。」執事はそう言いながら二人を崖から引き上げ始めました。
K:なんかカッコイイな!執事!
A:二人を引き上げ終わる寸前に、「ピピーッ!ピピーッ!!」何かの警告音が鳴る!
K:最後に何か大事件か!?
A:二本のロープを放し、両手でおもむろに何かを操作する執事。
K:どうした!?
A:「あ!たまごっちに早くご飯あげなくてはなりませんっ!!」
K:たまごっちかよ!!ロープ放しちゃダメでしょ!大ケガしちゃうって!
A:執事は慌てずにこう言いました。「大丈夫ですよ。このネタと一緒で落ち『オチ』はたいした事ないですから」
K:お約束のオチだな。
A:その時、下からおじいさんとおばあさんの悲鳴が。「ぐわあぁぁっ!痛いいぃぃっ!!何か臓器的な物があぁぁっ!」
K:……。
A:「ねっ!大した事ないでしょ?」
K:大した事あるわ!!
A:執事は、笑いながら言いました。
K:笑いながら言うな!!
A:「ねっ!大した事ないでしょ?」執事は真剣な顔で言いました。
K:真剣でもダメ!!
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます!!
若干Kの突っ込みが流れを邪魔するところがありますね^-^;;精進します。
なんて言うか、もっと短い作品の予定だったんですがなんか長くなりました(・ω・;)(笑)
通常の会話ネタだと状況説明が出来ないから大変だと思っていたんですが、状況説明が書けてしまう環境のネタだったので会話ネタがいかに楽か思い知らされました。
マジで小説やラノベ書いてる人、尊敬します!ってか、神だろ!ww
文章と間の関係上、脆弱な状況説明・文章ですがお許し下さい(TωT)
間を気にしなければもう少しマシなのは書けると思うんですが、星霧は笑いが第一なので(笑)
まだまだ練る場所もあるんですが、もう気力ないのでこれでひとまず完成です!(笑)
これからしばらくはM-1のネタ作りに入りますので更新が出来なくなりそうなのですが、時間を見て新作を作ってUP出来るように頑張ります!!
これからも、星霧圭をよろしくお願い致します!!