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第79話 完成!そして舞え、南さん

ついに神楽殿が完成。

そして新たに加わったアルバイト巫女・南さんが、いよいよ舞の練習を始める――のだが。

ドンッ、と太鼓の音が響く。

真新しい檜の香りが漂う神楽殿は、地元の人たちの手で建てられ、今日から本格稼働だ。

「これで俺も屋根付きだな……」と石さん(こうせい様)がポツリ。

だがクミコさんがにっこり微笑みながら言う。

「苔むすまで雨ざらしでいいのよ」

……なんだその“長期放置宣言”は。


さて、話題の南さん。

新体操仕込みの動きは評判通りのキレとしなやかさ。

だが今日は、神楽鈴を持っての初練習。


「では一礼して、始めます」

カランカラン……と鳴るはずが――

ヒュンッ! シュルルルッ!

リボンのように神楽鈴をぐるりと回転させ、天井スレスレまで飛ばす南さん。


「わぁーっ、危ない!」

緒方さんが思わず頭を押さえ、ヒデさんは皿を落としそうになる。

「いや、クセで……つい回しちゃって」

次は跳躍。ヒュッと軽やかに飛び、鈴を掲げたポーズ。

……完全に新体操の決めポーズである。


「南さん、それ“演技”じゃなくて“競技”になってます」

クミコさんが指摘するも、南さんはニコリと笑って再挑戦。

今度は鈴を前後に揺らし……と見せかけて、クルンッと回転!

「回るなーっ!」と全員総ツッコミ。


でも、不思議なことに――その動きが妙に華やかで、見ている人の顔が笑顔になる。

石さんも心の中で(これも……神楽かもしれないな)と思ったとか。

こうして南さんの“クセあり神楽”は、地元で密かに「新体操神楽」と呼ばれることに。

次回は、初の本番デビューで果たしてどうなるのか――乞うご期待。


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