表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

75/287

第75話 おみくじ強化、初日から波乱万丈

社務所が完成し、クミコさんの巫女業務も本格始動。

次の目玉は――そう、「おみくじ」だった。


会長が宣言した。

「普通のおみくじじゃ芸がない! もっと…こう、心をわしづかみにするやつを作ろう!」

その場で出た案は、「恋愛運特化おみくじ」「金運爆上げおみくじ」「やたら辛口なおみくじ」など、クセ強めばかり。

最終的にカズマがまとめたのは「総合運+一言アドバイス」の形式。

「まぁ、無難に…」と言った瞬間、緒方さんが「じゃあ俺、木製ガチャガチャ作るわ!」と張り切り出す。

ヒデさんは「景品に煎餅つけよう!」と乗っかり、社務所の机は急に駄菓子屋みたいになった。


初日朝、早速「おみくじガチャ」がお披露目される。

最初のお客は近所の女子高生2人組。ガチャを回すと、

カラン…と出てきたカプセルを開けて一言。

「“今日のあなたは、寝不足注意”…え、地味」

もう一人は「“恋のチャンスはゴミ出し場に”」と読んで爆笑。

「なにそれ!?」と振り返ると、ヒデさんが得意げに「リアリティが大事だろ」と胸を張った。


その後も続々と人が集まり、

・「“財布を落とすけど、中身は無事”」→本当に落としたおじさん

・「“靴下に穴があく”」→その場で確認して悲鳴をあげる子供

など、なぜか的中率が異様に高い。

石さんは「おいおい…これ、もしかして俺のご利益で当たってないか?」と内心ザワつく。


午後になると、口コミを聞きつけた商店街の人たちが列を作る。

クミコさんは「おみくじ引いてからお参りしてくださいね〜」と大忙し。

しかし、ガチャ機の取っ手が途中で外れ、緒方さんが修理中に「大吉カプセル」を全部床にぶちまける大事件が発生。

慌てて拾い集めるも、混ざってしまい、結局その日だけ「大吉確率50%」という謎の超サービス状態に。


夕方、会長は腕を組み「これは…人気出るぞ!」とご満悦。

石さんは「人気もいいけど、これ…神格審査に響かないか?」と不安を覚えながらも、

クミコさんの笑顔と人々の賑わいを見て、まぁいいかと黙っていた。


こうして“おみくじ強化初日”は、大混乱と笑いに包まれて幕を閉じた。

翌日には、なぜか市外からも人が来るほど話題になっていたという…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ