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第73話 手水舎、ついに誕生

神明鳥居の次なる整備計画は……そう、参拝前に手や口を清める“手水舎”である。

しかし、この街の面々が作るとなれば、ただでは済まない。


ある朝、鳥居の横に見慣れぬ部材と青いタライが置かれていた。

「本日、手水舎を作ります!」と町内会長。

カズマさんが頷く。「やっぱりこれがないと雰囲気が締まらないですからね」


しかし水道設備の話になると、会長は唐突にこう言い出した。

「地下から湧き水を引こう! 神秘的だろう?」

その結果、クミコさんと近所の子どもたちがスコップを持って穴掘り開始。

……だが30分で「もう疲れた〜」と全員撤退。


最終的には、カズマさんが近くの水道管から引き込みを行い、見事な竹筒から水が流れる仕組みを完成させた。

「これでいつでも清められますね!」とクミコさんが笑顔で水をすくう……が、次の瞬間、竹筒の水圧が予想以上で顔面びしょ濡れに。

「きゃああっ!」

参拝客が「ありがたい水しぶき」と拝み始め、なぜか手水舎は初日から縁起物扱いとなった。


こうして鳥居に続き、手水舎が完成。

しかし石さんは内心(参拝前に全身清める施設じゃないんだけどな…)と、そっと突っ込んでいた。


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