表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/287

【第34話】 石さんお仕事依頼編第1回〜商売繁盛は石まかせ〜》

恋愛相談から足を洗った(?)石さん。

しかし静かな日々は長くは続かない。

今回は——魚屋のオヤジから商売繁盛のお願い。


朝の広場に、ドタドタと魚屋のオヤジが登場。

片手に桶、もう片手に勝手な期待。


「石さん! アンタの力で客を呼んでくれ!」


……石さんは、いつも通りただそこに鎮座。もちろん無言。


オヤジは石さんの前に魚の桶をドンと置き、

「ほら、これを“ご神魚”ってことにしてよ!」と勝手に幟まで立てた。


数分後、通りすがりの人が立ち止まり、

「え、この魚……石さんが選んだの? 縁起よさそう!」

と、なぜか買っていく。


気を良くしたオヤジ、石さんの頭上に「商売繁盛」の札をくくりつける。

さらに魚に金粉をふりかけ「これぞ金運アップフィッシュ!」と命名。


あっという間に行列ができる。

石さんは変わらず無表情だが、周囲は勝手に盛り上がっていく。


夕方、売り切れた魚の桶を片付けながら、オヤジが感謝のお賽銭をチャリーン。

その瞬間——頭上の札が風で外れ、桶の水にポチャン。


札に描かれた墨字がにじんで「商売半減」に見える。

オヤジ:「……や、やめろ縁起でもねぇ!」


次の日から魚屋の看板商品は「半減フィッシュ」になった。

なぜか売上は倍になったらしい。


石さん、今回もただ座っていただけ。

それでも売上アップ、そして謎の商品名誕生。

もはや石さんの存在そのものが都市伝説。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ