第101話:巫女さんボーナスと石畳大作戦!
収入が順調に伸びてきた石さん神社。
さて、こういうときに何をするか——もちろん、みんなでパーっと還元です!
「よーし、今日は大発表だ!」
クミコさんの掛け声に、境内の空気がざわつく。
「え、また新しい御神体ですか?」ルカちゃん。
「違うわよ。今回は……巫女さんボーナス!」
「ええっ!?」リサさんとルカちゃんがハモった。
封筒を手渡すと、2人とも目を丸くして——
「やったー!」
「これで新しい筆が買える!」(リサ)
「これで甘味処のあんみつが10杯……」(ルカ)
石さん(御神体)も、心なしかニヤリとしたように見える。
そしてクミコさんは続けざまに、神社改造計画を発表した。
「入り口から御神体まで、石畳を敷きます!」
「おおーっ!」
「それから、子供たちが遊べる遊具も設置!」
「さらに広場を拡張して運動もできるように!」
「ヤグラを立てて盆踊りも!」
「御神輿も作ります!」
「花火大会も計画します!」
まるで通販番組のセット販売のような勢い。
「でも、そんなに一気にやって大丈夫ですか?」ユキさんが心配する。
「大丈夫。こうせい様——いや、石さんがいる限り!」
(呼び方はどっちかにして…)石さんは内心でつぶやいた。
早速、石畳敷き作業が始まった。
緒方さんは日曜大工スキル全開で石を並べ、ヒデさんは板前なのに何故か石を磨く。
「いや、包丁で石は切れませんよ!」(ルカ)
子どもたちは遊具候補の滑り台やブランコの試作品で遊びながら、「これも置いてー!」とリクエストの嵐。
作業の合間、ルカちゃんは御神輿のデザインスケッチを見て「この鳳凰、かわいいですね!」と目を輝かせ、リサさんは「じゃあ御神輿に直筆の御札貼りましょう」と妙な提案をしてくる。
夕暮れ時、少しずつ石畳が完成し、参道が整っていく。
その美しい景色を見ながら、クミコさんはポツリと呟いた。
「苔のむすまで——」
その言葉に、みんなの笑顔が一層広がった。
こうして神社改造計画は、まず石畳からスタート。
この勢いで遊具、広場、ヤグラ、御神輿、花火大会と続いていく予定である。
苔のむすまで。




