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Exhaust  作者: あると
Chapter.3 カーボンランナー編
48/53

3-12.5 初めての愛車①

あるとです。

ネタがなくて逃げるように書いた番外編です。

Chapter.2以降話に全く出てこなかった、

芹沢由依のお話が描かれます。

これで許してください。お願いします。

「……これがいいんじゃないか、由依。」「クラシックミニ?お父さんの好きなクルマでしょ、これ。私は……。」


11月の東京。芹沢は彼女の父、芹沢智也と共に、初めて乗る車を選びに、中古車ディーラーへと来ていた。


クラシックミニは、天井のライトが車体に反射するほどに綺麗な状態で、展示場の一角にぽつんと置かれていた。


「なんでよ、カッコいいじゃんミニ。この車は、赤に白が一番似合うんだよ。」智也は由依にミニの良さを語っていった。


「まぁ確かに、ブリティッシュレーシンググリーンもいいけどさ──っておい、聞いてくれよ!」「他の見てくる。」


結局聞いてられなかった由依はそういい、智也の元を離れ、他の展示車両を見にディーラーを散策する。(乗るならやっぱり……2ドアクーペかなぁ?)


由依には収集グセがあった。ある日、桜井の読んでいた漫画を少し見たことが影響で、古本屋などで単行本を集めて、その漫画を桜井よりも先に全巻揃えた事があった。


数日前、名古屋で桜井と再会して、また東京に帰ってきてから、その漫画をじっくり読み返した由依は、ほんの少しだが、車に対する知識を得ていた。


なので、どの車がどんな駆動方式で、どんな特性があるのか。ある程度は分かった。


「例えば……これは?」由依の目に止まったのは、黄色のホンダ インテグラのDC2型。VTECにより高回転域での高いフィーリングを楽しめる、軽量なFFの国産スポーツ。


グレードはTYPE-Rではないが、それでもB18Cエンジンにより、約170馬力の発揮を保証する。「お父さん、これは?」


「インテグラか……シビックより剛性もあるし、排気量も多い。TYPE-Rじゃないけど、由依には十分か。値段は……?」


350万円。高い。いくらネオクラシックカーブームが来ているとは言え、12万kmの走行距離でこの値段は高い。


「やめたほうがいい。これ買うなら、他のとこでTYPE-Rに乗ったほうがマシだな。」失礼であるが、高いのは否めない。


「じゃあ、こっちは?」インテグラの隣には、赤い日産フェアレディZ Z32 2by2が。


「これなら150万以下だし、4シーターのクーペだしでいいと思うけど。」由依はZの姿形を目に焼き付けるように見渡す。


「……ホント、人の影響って凄いよな。MT免許取るって言い出した時ァ、ビックリしたよな俺。」


智也は由依の車に対する熱心な姿に感心した。自分の娘が同じ趣味に目覚める姿が嬉しくてたまらなかった。


「それは……車が好きだから。悠人くんが中学生なのにMT車乗りこなしてるの見て、『この世界って凄いな』って思えたから。


悠人くんほど車が詳しくなくても、私でもあの世界に入ってみたかったから……その第一歩として、MT免許を取った。」


由依は顔を赤らめながら打ち明ける。「……好きなんだな、悠人くんの事が。」智也はニヤニヤしながら由依にそう聞く。


「な、そうじゃなくて──」「分かってるよ。ま、車くらい好きなの選びなさい。それが、由依の今できることだ。」「……そうする。」由依は頷き、改めて展示場を見渡した。

続きはChapter終わりらへんでやります。

すぐに終われるといいですね。

なんとか終わらせます。

以上、あるとでした。

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