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三人の姫と一人の手下の物語  作者: 五円玉
夏休み音楽ライブ篇
99/116

第89話 音楽


 暗幕が上がった。

 

 そして、俺達の目の前には・・・

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 沢山の観客。

 

 母校のヤツらから、普通の一般人まで。

 

 す、凄い賑わいや!!

 

 ・・・よし

 











 「みなさ〜ん、こんにちは〜!!」

 

 MCは俺!!

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 「お〜し、盛り上がってるかぁ〜!?」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 よし、時間ないからそろそろ演奏しないと。

 だって1チームたったの15分だよ?

 

 「よーし、じゃあ早速1曲目、課題の方いくか!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 おし、俺は右手をくいっとあげた。

 

 それが合図!!

 

 「じゃあ1曲目、“虹”!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 ちなみに、どのアーティストの虹かは、皆さんの判断で。

 

 で、課題曲は著作権があーだこーだなのではしょるよ!!













 「センキュー!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 はあはあ、ミスらずに歌えた・・・

 

 途中、なんかドラムのテンポがズレたり、キーボードの間違いが聞こえたけど気にしない。

 

 「おし、まだ若干時間あるからメンバー紹介いくぜ!!」

 

 俺は腕時計を確認。

 メンバー紹介の時間くらいならある!!

 

 「では、改めてましてSummer Leafです!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 「えー、俺達はみんな、葉城高校二年生なんですけど、今回は1から楽器を練習して参加しました!」

 

 いやー、大変だった。

 

 「では早速紹介を。まずはリードギターの大輔!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 赤佐、任せた!!

 

 「どうもぉ、みんな楽しんでいけやぁ!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 赤佐決まった!!

 

 「次はリズムギターの小夜!!」

 

 さぁ小夜、お前の力を見せてみろ!!

 

 「・・・よろしくね(ニコッ)」

 

 『おおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!』

 

 男共大興奮!!

 あ、赤佐がひがんでる!!

 

 「お次はドラムの楓!!」

 

 行けぇ、楓!!

 

 「おっす、次もバシバシ行くぜ!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 まあ決まった!!

 

 「次はベースの亜希!!」

 

 天然スキルは発動させるなよ!!

 

 「初めまして! 皆さんよろしくね!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 無難だな!!

 

 「で、次はキーボードの美羽!!」

 

 ある意味コイツが1番心配。

 

 「み、皆さん、よ、よろしくお願いしみゃふ!!」

 

 噛んだぁ!?

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 けどウケたぁ!!

 

 「・・・最後に俺、ボーカルのハルヨーシ35世だ!! よろしく!!」

 

 『お、おお・・・』

 

 す、すべった!!

 

 「おほん、じゃ、じゃあ今度は自由曲の方行くぜ!!」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 あー恥ずかしい。










 「では自由制作曲。タイトルは“青空”」

 

 『おおおぉぉぉ!!』

 

 作詞は俺。

 作曲は赤佐。

 

 「この曲は、当たり前だと思っていた友達や知り合いとの出会いを、改めて考えさせられるような、改めてその凄さを感じさせられるような曲です」

 

 出会い・・・

 

 「では、早速いきます!!」

 

 ・・・いくぜ。

 

 カンッカンッカンッ!

 

 楓がスティックを叩き、曲はリズムにのる!!

 

 ギターの音色、ベースの響き、キーボードの弾み、ドラムのテンポ。

 

 俺は出会いを、歌う。

 










 この青い空の下 流れる雲は真っ白で 太陽は世界を照らし 僕らの上に昇る


この空の下には 一体どれくらいの 人達が生活しているんだろう?


僕は君との出会いを 当たり前の運命だと 思っていたんだ


一緒に笑って 一緒に泣いて 一緒に幸せを 感じている事が


普通なんだと思っていた 当たり前だと感じていた

それが間違いなんだと 知しらないで


1億人という人の中で 君の笑顔はたったひとつしかなくて それに出会えた僕は とても幸運なので


一緒に手を繋いで歩いた あの夕日が照らす川のほとりが 僕にとって 奇跡と幸せの出会いの場所になった


当たり前なんかじゃない 1億分の1の奇跡の出会いに 僕は運命と感謝を感じた


改めて思うよ これは当たり前なんかの 出会いではないんだ

後書きトーク!!


春吉

「やった、やったよ赤佐くん!!」


赤佐

「どうしたバカ吉」


春吉

「ついに・・・ついに“メイドなアニマル”アニメ化だあ〜!!」


赤佐

「・・・ああ、こっちの世界でな」


春吉

「来たよ来た! 奇跡よ奇跡!!」


赤佐

「次回90話“夕涼み”いよいよ夏休み篇音楽ライブパートクライマックス」


春吉

「アニメだアニメ!! 声優誰かな? 制作会社どこかな?」


赤佐

「・・・・・」


春吉

「やっぱり深夜かな? もしかしてゴールデン?」


赤佐

「・・・・・」


春吉

「赤佐アニメだ! アニマルアニメだ!!」


赤佐

「うっさいッ!!!」

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