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三人の姫と一人の手下の物語  作者: 五円玉
青上強襲篇
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第53話 決戦!!


 「では、早速今回のルールを説明しましょう」

 

 「ルール?」

 

 って何?

 

 「ルールは至って簡単。君達四人のうち、誰か一人でも人質を捕らえている倉庫内に入ることが出来たら君達の勝ちだ」

 

 は?

 

 「人質はこの廃工場の敷地内にある“第一倉庫”に閉じ込めてある。君達の誰かが、この倉庫内に入れたら君達の勝ちって事だ」

 

 って、ゲーム感覚!?

 

 「倉庫に入口は四つ。東西南北に一つずつだ」

 

 分かりやすいな・・・

 

 「ちなみに、こちら側からは僕を含め四人で倉庫を守る。つまり四対四」

 

 「・・・・・」

 

 「安心しろ。他のブルーパンチ団員には手出ししないよう命令してある」

 

 ほ、本当か?

 

 「・・・フフフ、では今から五分後にスタートだ。ちなみに、制限時間は今日中。今日中に倉庫内に入れなければ、君達の負け。皆殺しだから」

 

 ・・・マジでか

 

 「フフフ・・・では」

 

 そう言うと、古宇宮と牛渓は去って行った。












 その後・・・

 

 「相手は四人で、倉庫の入口は四つ・・・多分、一つの入口に一人ってとこだろう」

 

 現在作戦会議中!!

 

 「じゃあ、みんなで一つの入口を攻めるか? 一番の安全策だが」

 

 「そうだな・・・でも、四人で纏まって行動すると、万が一トラップなんかがあった場合、簡単に全滅するぞ?」

 

 「・・・だが、安全に行動するなら四人だ」

 

 「一人一人の方が全滅の確率は減る。それに、一つの入口に一人とは限らない。もしかしたら一つの入口に四人って事も・・・」

 

 「う〜ん・・・」

 

 ぶっちゃけ、俺と冬希は戦力外。出来れば四人の方が・・・

 

 「・・・人質を救助した際、逃げ口が多い方がいいよな・・・」

 

 「一つの入口を攻略して人質を救助しても、万が一ブルーパンチ団員が手を出してきたら・・・俺達は袋の鼠になるな」

 

 「後の事を考えると・・・二人ずつに別れて、北と南から攻略するのが吉だな」

 

 「ああ・・・そうするか」

 

 で、結果

 

 北入口攻略メンバー

 木山春吉

 吉崎夏哉

 

 南入口攻略メンバー

 瀬良秋馬

 梨本冬希

 

 そして・・・

 

 「・・・五分経ったな・・・」

 

 正直怖い。

 平和主義、無喧嘩無トラブルの俺が、天下の不良と戦うなんて・・・

 

 けど・・・

 

 「・・・行こう」

 

 皆を助けたい。

 小者古宇宮にギャフンと言わせるんだ!!

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