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三人の姫と一人の手下の物語  作者: 五円玉
球技大会前哨篇
32/116

第32話 再会


 「・・・ねぇ、春」

 

 「・・・あの〜、な、何でしょうか・・・?」

 

 翌日、朝、学校

 

 「・・・なんで昨日、勝手に帰ったの?」

 

 目の前には、黒いオーラを出している生徒会長。

 

 「いや〜・・・その・・・何つーか・・・」

 

 言い訳が思い付かない俺。

 

 「・・・・・」

 

 「・・・あの〜、み、美羽はん?」

 

 こ、怖ぇ〜!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日の夜・・・

 

 「もしかして、春吉君!?」

 

 俺達(主に夏哉と秋馬)が、ヤンキーさん達から助けあげた少年。

 なんと、彼は俺達の知り合いだった。

 

 「冬希・・・お前、どうしたんだよ?」

 

 少年の名前は梨本冬希なしもとふゆき

 葉城高校二年二組。

 

 「いや・・・ちょっと、あの人達と肩がぶつかっちゃってさ・・・」

 

 全身傷や痣だらけの冬希。

 冬希はチビで弱気、人見知りが激しい少年だ。

 

 「そりゃ・・・不運だったな」

 

 「・・・うん」

 

 

 

 

 

 一昨年、“嵐の四季”が全面的にぶつかった、男子中学バスケットボール県大会、その決勝リーグ。

 仲田中、坂倉中、揶木村中、笳崚中の四校が、インターハイへのチケットをめぐり、戦った。

 

 そして激戦の末、インターハイへ進んだのは・・・“笳崚の冬将軍”が、エースの笳崚中学校だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・ヘッ、まさか、ちびっ子だったとはな」

 

 うわっ、凄い呆れ顔の夏哉・・・。

 

 「・・・冬希か」

 

 秋馬は無表情。

 

 「・・・夏哉君、秋馬君・・・」

 

 

 

 昨日の夜、嵐の四季はこうして再会したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「で、昨日はバスケ練習サボって、どこ行ってたのよ!」

 

 「えーっと・・・バイトと・・・荷物持ちとして小夜ん家と・・・」

 

 もう、正直に話すしかないッ!!

 つーか、朝学校に来たら、教室で待ち構えていたダーク生徒会長。

 なんで・・・俺は・・・こやつから・・・説教を・・・。

 

 「だからって、だからって・・・」

 

 この人は、規律等に関して、かなりうるさい。

 

 「サボっていいと思ってんのかぁ!!」

 

 ドッカーン!!

 

 ああッ!!

 濱垣山が噴火しおったで!!

 

 

 

 

 

 

 ここから、時間はかなり進み・・・(つまりはしょる)。

 

 

 

 球技大会の日が、やってきました!!

 はいは〜い、権三朗で〜す!!

 で、早速なのですが・・・このコーナー、今回で最終回になってしまいましたぁ〜!!

 へ?理由?

 ・・・それは、昨日作者が思った事。

 (これ、ネタバレの危険性高くね?)

 

 ・・・読者の皆様、本当に申し訳ないッ!!

 コーナー的に、三姫の日常じゃなくて、楓の日常になっちゃったけど・・・そこはご愛嬌。

 では、最終回、始まるよぉ!!

 

 

 

 午後12時40分

 学校、昼休み

 

 「春吉、ちょっとお願いが・・・」

 

 「んだよ・・・」

 

 昼休みになった途端、楓さん、春吉の所へ直行!

 

 「あのさ・・・今日弁当忘れちってさ・・・」

 

 「・・・俺のパンはやらねぇぞ?」

 

 「いや、パンじゃなくて・・・お金貸して!!」

 

 「・・・金だと?」

 

 「ああ!!」

 

 「・・・だったら、この前ファミレスで貸した千円返してから言え!!」

 

 ・・・楓さんは、お金にうといようです。

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