キミがすべてじゃなくて
もうキミがすべてじゃない
地平線を想像して
ココロを水平に保とうとしてる
両手を添えて、たたずんでいるキミ
はにかんだ笑顔と
今すぐにお辞儀しそうな
少し猫背っぽい
そんなキミの姿は
僕にとっては
素敵すぎるから
そのさきの言葉が出てこないのも
仕方がないことだね
逆に、
キミのお気に入りの言葉
今すぐにでも教えてほしい
許された時間
限られた時間
これからの余分な時間
すべて、キミが準備してくれるから・・
たぶんね
あきらめかけた恋模様
僕は自分勝手に
「もうキミがすべてじゃない」と
何度も思ってた
キミがうつむいて
何か語ろうとしたとき
僕は遠くから眺めるような感じで
距離を置くようにしていたこと
だから、
キミがすべてじゃない、とは
もう言わない