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第39話、主人公の成長

結構大事なかいです。

少し暗いですが許してください

月曜日の学校の後親に先生が会いたがっていたよと言われたので久しぶりに会いに行く。

何の先生て?私の才能を伸ばしてくれた先生。

昔通ってたスタジオに行くと一人の黒髪黒目の女性が立っていた。

服装は、スーツ姿。

私はその姿を見て言う。


「久しぶりですね先生。」


と言うと黒髪黒目の女性、岩音いわおと 静香しずかが答える。


私の(・・)まで(・・)演技・・しないで(・・・・)も大丈夫ですよ。』


と言う先生の言葉に素直に従う。


「先生には、黙せませんね……」


『当たり前ですよ。』


「……」


という先生に私は言い返せなかった。


普段から(・・・・)ずっと(・・・)演技・・はきついでしょう?私が貴方を呼んだのはそんな理由からです。』


と先生は、私の事を心配そうにしながら言う。


「私は大丈夫ですよ。慣れてますから…」


『そんな風に耐えてるといずれ潰れますよ。貴方の(・・・)トラウマ(・・・・)は、相当酷いでしょう。』


「……」


そう私は、トラウマがあり例え親の前ですら隠しているトラウマがある。


『貴方は天才ですがまだ昔のトラウマを両親にすら話していないのでしょう。』


「よく分かりましたね。私が話していないて。」


『あの両親が知ったら貴方をVtuberにはしなかったでしょうからね。』


「!?気づいていたんですか?」


『当たり前でしょう。私の一番弟子なんですから。』


「……」


『貴方は、昔は輝い(・・・・)ていたのに(・・・・・)今の貴方は、自分自身を殻に閉じこもって自分自身を隠しているでしょう?しかも愛されていると知っていながら両親にも。』


「……」


先生は、どんだけ私の事知っているのだろうか?

確かに私は自分自身を隠している。

両親に愛されている自覚があるのに…


「先生は何処まで知っているのですか?」


心配のあまり聞いてしまった。


『全てですよ。』


「?!」


『何で驚いているのですか?八歳くらいからでしょう?』


「何で分かるの?」


『ショックでしたからね。後から聞いて驚きましたよ。貴方がテレビの収録から逃げたと聞いてね。それから私なりに調べたんですよ?』


「……本当に知っているんですね。」


『ぇぇ。貴方の才能が貴方自身を苦しめたのは。』


「先生には隠せまんせんね。」


『当たり前ですよ。貴方の才能に嫉妬した人からいじめられていた事やそのいじめた人達の中に貴方が一番信用してた人がいた事。それがきっかけで誰も信用しなくなってしまった事。それから自分自身を騙してまで演技してた事。そのストレスが爆発して収録から逃げた事とか。他にもありますが聞きますか?』


「よく知ってますね…先生……続けてください…」


私は、前世の記憶があるがどんなに記憶を持っていても、精神は年相応になってしまう。

まぁ普通よりは精神年齢は高いと思うけど…

だから私は、あの時逃げ出してしまった。


『分かりました。それからしばらくは貴方は自分の才能を嫌悪して悪い記憶を消した事。でも今は大丈夫そうですね。』


「そうですね。」


『でもまだいじめのトラウマはなちゃん残ってるみたいね。』


「……」


『その沈黙は答え言っているのと一緒よ。まぁでもよく一年も我慢してたわね。』


「両親に心配かけたくなかったので…」


『でもその両親には演技する必要あるの?』


「両親は、私の事信頼しているので……」


『答えになっていないわよ。』


「……」


『貴方の悪い癖よ。何でも自分自身で解決しようとして、誰かに頼らないの。まぁいじめられて信用出来ないのは分かるけど、両親は信用しているんでしょう?』


「両親の事は信用していますよ。」


『なら頼ってみたら?それに貴方には今事務所の皆がいるでしょう?』


「そうだけど…」


『貴方は裏手悪口言われてたのも知っている。でも無理に自分を騙すのはよくないよ。元気な風に演じててもね。』


「もぅ。分かりましたよ。開き直りました。両親と事務所の、皆に伝えようと思います。先生今日はありがとうございました。失礼します。」


と言う。

いきなり出て行くのは失礼かもしれないけど先生は、笑顔で送り出してくれた。


葵が出ていった後の部屋の中で彼女は、つぶやく。


「大人になったわね。。いや今は、葵かしら?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


家に帰ってきたので両親に声をかける。


「ただいま!」


『おかえりなさい』


とお父さんが言う。


『おかえりなさい葵。どうしたの?』


とお母さんが言う。


「ちょっと大事な話あるけど今大丈夫?」


『えぇ大丈夫よ。』


『私も問題ない。』


と言って私の方を向く。


「まず、ごめんなさい。」


『?!どうしたの?』


『いきなりどうした?』


「私ねお父さんとお母さんに隠し事してた。」


と言う私に両親は、黙って私の方をみている。

私が言葉に詰まっていたら両親はゆっくりでいいと言ってくれる。

両親の優しさに涙がでる。


「あのね…私が八歳くらいの時に、収録から逃げた事あったの覚えている?」


『ああ』


『ぇぇ覚えているわ』


「その時から前にね…私はいじめられてたんだ…その辛さで収録から逃げ出したの…」


『『?!』』


と言うと両親は、驚いた顔をする。

私が収録から逃げ出してからは、両親は無理にスタジオ出なくていいよと言ってくれて、私はもう嫌でもう辞めたんだよね。


「でね…私がいじめていた人にね信用していた人がいてね…私の悪口を言っていた所を聞いてね…誰も信用出来なくなってね…それから一年くらい我慢しててね…でもね…あの時…収録している時にね……悪口言っている所を思い出してしまってね……怖くて逃げ出したの……」


と言うと両親は、私に抱きついた。


『ごめんね気づかなくて……』


と言う両親にもっと涙がこぼれてしまった。

しばらく泣き続けてしまった。

泣き止んで私は言う。


「ごめんね今まで隠してて」


と言うと両親共大丈夫と言ってくれる。

その後事務所の皆にも言ったが逆に心配された。

私はこれから演技をする事を辞める事にした。


後書きというか補足


主人公が学校で喋れなかったのはいじめられたトラウマがあったからです。

次の日からトラウマを克服した事によって普通に喋れるようになりました!

え?カラオケの時喋ってた?て主人公は、歌の時は大丈夫なので普通に歌になればじゃべれていました。


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