第112話、六期生 一人目
「よし」
確認をすべてし終わって安心して声が出てしまった。
私の目の前の画面には、目に負えないぐらいのコメントが流れている。
その事実に、少しだけ緊張する私・・・嘘ですものすごく心臓がドックドックと早いテンポをしながら変な汗までかいてる事実から目をそらそうと思ったのはいいが無理でした・・・
そうなことをしていたら時間になったのでこうなってはもう乗りと勢いに任せたらいいきがしてきたので配信開始のボタンを押して私は声を出す。
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※視聴者視点
「・・・」
:あれ?口パクパクしてるのに音無い?
:これは伝説のあれかな?
:そう!その名も
:初配信なのに初手ミュート
:あのポンコツで有名な青さんでも無かったはずなのに…
:いつ気づくのかな?
:一瞬驚いた顔した?
:気づきましたか…
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※視点が戻ります
「うぅ」
:音が聞こえた!
:声聞こえた!
:配信して五分もたってる
:五分間無言配信w
:伝説になる予感
「このせつは本当にごめんなさい!」
:許そう
:謝れてえらい
:いいよ!
:むしろ面白かったし
「皆さん優しいくて助かります」
:あたりまえよ!
:守ってあげたくなる
:それより自己紹介は?
:確かにそうじゃん!
:もう八分もたってるよ!
「うそだ~て本当にそうじゃん!改めまして自己紹介させてもらいます。 〖クラーン〗所属!六期生の朝日 彩花と言います!主に雑談配信をメインにしていきたいと思っています。」
:声が変わった?
:落ち着く声色だ
:やばい眠くなりそうな声
:他の期生みたいな挨拶はないの?
:確かに
:どうなんだろう?
「今コメントにありましたが他の先輩たちみたいな挨拶はなにの?との質問がありましたが、明日私の同期全員のコラボで振り返り配信があるのでそこで発表とのことです。」
:いきなり全員とのコラボだと!
:子らは楽しみ
:最初の雰囲気はもう見る影もない
:されな
「最初は事故ってしまって慌てましたがもう平常心を取り戻しましたので大丈夫です。」
:よかった
:リーダーシップがありそうな予感
:それな
:分かる
「それでは配信タグなどを決めていきましょうか」
:了解
:自分のが当たるといいな
:いいアイディア出すぞ!
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「無事タグ決まってよかったです。」
:自分のが当たった!
:あたらなかった
:楽しかった!
:また遊びに来たいな
「それでは、皆さん十分後に次の人がくるので楽しみにしててくださいね。お疲れさまでした。」
:お疲れ様です!
:お疲れ
:つぎはどんな子かな?
:楽しみ
裏話を言いますと、本当はザ・リーダー見たいな感じにするつもりでしたが、書いてるうちにキャラが変わってしまいました…不思議ですね。