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才能の書〜溢れる才能と林檎〜  作者: slime
首都への旅
2/19

プロローグ2

「ただいま、母さん。」

 アーロンを撒いたアルトは、村の隅に位置する我が家への帰還を果たした。

「おかえり、アルト。今日は早いのね。」

「準備しなきゃならないからな。明日の。」

「母さんも手伝おっか?」

「いいよ。自分でやる。これからは一人だし。練習だと思ってやるよ。」

「そっか。ついに行っちゃうのね。母さん寂しいわ。」

「・・・そうゆうのはもうちょっと寂しそうな声と表情で言ってくれない?いやまぁ慣れてるけどさ。」

 アルトの母レニーは、基本的に無表情で感情の起伏が少ない女性だ。その性格は、幼い頃からずっと変わっていないらしく、見た目の良さも相まってミステリアスな雰囲気を漂わせている。

「夕飯ができたら呼ぶわ。あ、そうそう今日の夜、何がいい?」

「そうだな・・・唐揚げ、とか?」

「わかった。じゃあしっかり準備するのよ。」

「了解。」

 アルトは階段を上り、自分の部屋へと向かった。


「さてと、始めますか。まぁ昨日の内に大体やっておいたし、確認して鞄に入れるだな。まず、着替え、保存食、モンスター図鑑に植物図鑑、歯ブラシ、コップ、皿、鍋、………、最後に身分証っと。完璧だな。」

 やたらとたくさん持っていくようだ。何故沢山の物が鞄に入るのか。それには、彼の才能が関係している。ここで、彼の才能の書を紹介しておこう。


名前:アルト

性別:男

年齢:14

Lv.1

筋力:30

体力:28

耐久:12

敏捷:32

魔力:7


HP:120/120

MP:70/70


才能

1.観察 Lv.3

2.跳躍 Lv.3

3.走行 Lv.6

4.読書 Lv.4

5.想像 Lv.5

6.集中 Lv.2

7.剣術 Lv.4

8.収納 Lv.2

9.火魔法 Lv.1

10.[  ]


 才能の書に書き込まれた才能は、その才能に関係した事をした時に、少しずつ経験値を蓄えていき、ある一定の量貯めるとLv.が上がる。Lv.の上限は、未だに明らかにされていないが、その昔、"睡眠"の才能を4桁まで上げた者がいるとかいないとか。

 それはさておき、アルトが沢山の物を鞄に入れることができたのは、言うまでもなく収納Lv.2のおかげである。収納の才能を身につけた者は、鞄や袋の中に異空間を作り出し、様々な物を収納できるようになる。Lv.が上がると、何も無い所で異空間を開け、収納できるようになるらしい。


「アルトー、できたわよー。」

「わかった。すぐ行く。」

 アルトは家での最後の夕飯を食べるため、一階へと降りていった。


HPの設定について

HPは肉体へのダメージを肩代わりしてくれます。HPが無くなるまで傷は負いません。時間経過で回復します。

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