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才能の書〜溢れる才能と林檎〜  作者: slime
首都での生活
18/19

三人の修行

今回めっちゃ短いです。

 アルトは早速ルナとの修行を始めた。


「いい?自己強化魔法に決まった詠唱はないわ。あれは私がやりやすいから詠唱してるだけ。なくても良いわ。」

「なるほど、普通の魔法と同じなんだな。」

「むしろ普通の魔法より簡単よ。使うだけなら、ね。」

「使うだけなら?」

「使ってみればわかるわ。」

「わかった。使ってみる。」


 アルトは自分が先程のルナのように動いているところをイメージし、魔法を唱えた。

「フィジカルエンハンス!」

 アルトを淡い光が包む。

「おぉ、本当だ。使うのは簡単だな。」

「でしょ。でも、動いてみて?」

「あぁ、わかった。」


 アルトは一歩前に進もうとした。しかし…

「おわっ!」

 予想に反し凄まじい勢いで体は前へ進み、気づいた時には少し先にあった岩へと激突しようとしていた。


「あ、やばい。死ぬ。」


 しかし岩にぶつかる寸前でエレナが受け止めた。

「大丈夫か?アルト。」

「すまん、助かった。」

「良い良い。妾がおるからの。存分に稽古すれば良い。」

「す、すごいわね。動きが全然見えなかったわ。」

「ふふん。妾は最強のスライムじゃからの。」

「よし、今日中にはマスターしてやる。」

「じゃあ、エレナもいることだし、どんどん使った状態で動いていくのがいいわ。」

「了解。」


 一方その頃、マールィたちはシルフィから魔法の使い方のコツを教わっていた。

「魔法を使うにはイメージが重要です。」

「イメージ?」

「はい。ウィンドカッターなら自分の魔法が相手の体を切り裂くところを明確に想像するのです。そうすれば魔法は思ったままに動いてくれるでしょう。」

「魔法操作だけじゃダメなの?」

「それに加えてイメージするのです。」

「わかったわ。」

「それと、呪文の詠唱をしてみるのも効果的かもしれませんね。」

「詠唱ってさっきルナがやってた?」

「はい。何か言った方が想像しやすいそうです。」

「ふーん、なら、やってみようかしら。」

「やってみようかしらって…すぐ思い浮かぶようなものなの?」

「う…」

「まぁゆっくりやっていけばいいですよ。」

「そうだね。ゆっくり、少しずつやっていこう。」

「そうね。」


 アルトたちは着実に最強への道を歩んでいく。

 本人たちが気付かぬままに……

次回で大分時間が飛びます。

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