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神々の紋章  作者: きりた
第一章 異世界での修行
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第4話  異世界到着・・・育て親達?

主人公が異世界に到着しました

※龍は普通に話してるつもりですが、赤ちゃん言葉です。


龍を包んでいた光は消え、そこは木々が生い茂る森であった。

龍の顔に心地よいそよ風が吹いた。龍は今赤ん坊になっており、白い布がかかっていた。


へー。ここが異世界か。あっ。赤ちゃんになってる。風が気持ちいいな。森の中だから空気もおいしいな。ん?森の中?えー!?森の中だと!?


「おーい!誰かいませんかー!」


龍の声が森の中にこだまする。誰も来ない。


もしかしてテイナさん転生場所を間違えたのか。いや最強の人が育ててくれるはずだからな。あー。もしかしてその最強の人が拾ってくれるのか。


龍はそんな楽観的な考えをした。すると遠くから、

バサッバサッと翼を羽ばたかすような音が何重にもなって聞こえた。


なんだこの音は・・・・ドッシーン!!!・・うわっ!


赤い竜が龍の目の前に降り立った・・・うん。ややこしいな。龍は異世界にふさわしくカタカナ表記にしよう。おっとー!ここで作者が乱入!しかも龍を『リュウ』に変えると言い放ったー!!


「どっ!ドドッドラゴン!!???」


今度は青い竜がその赤竜の横に降り立った。


落ち着くんだ。リュウ。多分ここに最強の人が来て俺を助けてくれるんだ!!

そしてその人に育ててもらって邪神を倒すんだ。


ドッシーン!!・・・ドッシーン!・・ドッシン・・・・・・計8体の竜にリュウは囲まれた。


やっべぇ・・。まじべぇって。囲まれちゃったよぉ。どうしよぉ。

『キャラがぶれてるわよ。大丈夫?』

あれぇ?おかしいな。テイナさんの声が聞こえりゅよ・・。


「@/εθ&%*ɤω」


「Д$<_>”’」


竜たちが不思議な言語で話し始めた。それをただ黙って見ているリュウ。


あー。多分『このガキ旨そうだな。食っちまうか!』とか『いやいや、食ってしまうのは勿体ない。どうせなら、そうですね。おもちゃにしましょうか。』とか言ってるんだろうな。


とても恐ろしいことを考えるリュウであった。その時突然8体の竜たちが一斉に輝きだした。30秒ほど経過しただろうか。そこには4人ずつ計8人の男女が立っていた。

そしてリュウの方へ近づいてきた。


「ほう。この子がセウザ様が言っていた子か。」


「確かにものすごい力を感じるわね。」


「あら!近くで見るとかわいい顔してるじゃない!」


「これからは俺らがこの子の育て親なのですな!がははは!」


上から赤髪の男性・緑の髪の女性・青髪の女性・茶髪の男性といったかんじだ。


えっ!?この人(?)らが俺の育て親?


リュウはキョトンとした顔で8人を見つめた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


あれからもう1か月が経った。セウザさんたちが送ってくれた物の中にミルクがあり、それを飲んでいた。言わずもがな赤ちゃんであるから、自分でできるわけもなくあの8人に飲ませてもらっている。

この1か月でわかったことがある。あの8人についてだ。

そう。あの人たち全員もれなく『神竜』であった。

今、俺は寝ているふりをしている。神竜さんたちは少し離れた場所で話し合っている。

神竜さんたちはもじどおり最強であった。特にレベルと年齢がすごい。


==========================================


年:1000~1500   Lv 1000~1200


==========================================


全員1000を超えている。その他のステータスも俺が米粒に見えるくらいである。もうこの人たちで邪神を倒せるんじゃないかな。まあ特殊な条件とかがいるのだろう。神竜さんたちにもちゃんとした名前があった。『神眼』は相手のステータスだけでなく、その人の詳細すらも見れた。

一人ひとりに突出した『武術スキル』と『魔法スキル』があった。


まず一人目『神炎竜(しんえんりゅう)・ヤファイ』 男


竜の時の姿は鱗が燃え盛るように真っ赤であった。

人の時の姿は赤髪赤眼で見た目は30歳ぐらいだろうか。

身長も190㎝ほどある。顔も整っており、ほりがふかい。

服装は真っ赤な道着のようなものを着ており、

腰には1mほどの剣をかけている。突出しているのは

『火属性魔法』と『剣術スキル』である。


2人目『神水竜(しんすいりゅう)・ヴァーテル』 女


竜の時は鱗に水の波紋のように見える青い姿であった。

人の時の姿は青髪青眼でグラマーな美人である。

リュウのことを特に可愛がっている。

青いワンピースを着ており、腰にベルトを巻いている

そのベルトに短剣をさしてあり、突出しているのは

『水属性魔法』と『短剣スキル』である。


3人目『神風竜(しんふうりゅう)・レイア』  女


竜の時は鱗に風が吹いているような緑の姿であった。

人の時の姿は緑髪緑眼の切れ長の美人である。

とても落ち着いており、神竜たちのまとめ役っぽい。

緑のワンピースドレスを着ており、背中には

弓を担いでおり、腰に矢が入った筒を下げている。

突出しているのは『風属性魔法』と『弓術スキル』


4人目『神土竜(しんどりゅう)・ドラン』  男


竜の時の姿は鱗が岩のようにゴツゴツしている茶色。

人の時の姿は茶髪茶眼で筋肉隆々で怖い見た目である。だが

とてもやさしく、THE温和系ゴリマッチョである。

素肌に毛皮のベストを着ており、豪快なおっちゃん。背中には

巨大なハンマーを担いでいる。突出しているのは

『土属性魔法』と『槌スキル』である。


5人目『神雷竜(しんらいりゅう)・サダン』 男


竜の時は鱗に電気がビリッと走っている黄色い姿。

人の時の姿は黄髪黄眼。金色ではなくしっかりとした黄色。

とにかくチャラい。性格は良い。

ジーンズのようなものをはいており、背中に

刃先の鋭い槍を担いでいる。突出しているのは

『雷属性魔法』と『槍術スキル』


6人目『神氷竜(しんひょうりゅう)・エイス』 女


竜の時の姿は鱗が冷気に包まれた空色である。

人の時の姿は空色の髪に空色の眼。少し幼さが残る綺麗な顔。

リュウを抱き上げるのにまだ慣れていない様子。

空色のパンツドレスを着ており、その見た目に反して

巨大な鎌を持っている。突出しているのは

『氷属性魔法』と『鎌術スキル』


7人目『神光竜(しんこうりゅう)・ルミエール』 女


竜の時の姿はからだ全体が光り輝いている。

人の時の姿は金髪金眼。エイスよりも幼い可愛い顔。

とても元気のいい娘で、リュウのことを弟のように思っている。

所々に金色が施されたメイドドレスのようなものを着ている。

30㎝ほどの棒を握っている。突出しているのは

『光属性魔法』と『棒術スキル』


最後の8人目『神闇竜(しんあんりゅう)・ダーク』


竜の時の姿は漆黒の鱗に覆われている。

人の時の姿は黒髪黒眼。少年の見た目である。

顔は整っており、少しばかり根暗で毒舌。

真っ黒な甚平を着ており、籠手と脛当をつけている。

突出しているのは『闇属性魔法』と『格闘術スキル』


ざっとこんな感じか。皆美男美女だ。ちなみに1番年上はドランさんで年下はルミエールさんである。といっても全員1000歳を超えているが・・・。あっこっち来た。


「あら、リュウ起きてたのね。」


ヴァーテルさんである。皆、俺が言葉を理解していることを知っている。あぁ早くしゃべりたい。声帯が完全に発達をしていないためか、喃語しか言えない。


「今な。お前をいくつになったら修行させるか話してたんだ。」


とサダンさん。


「赤ん坊の時から鍛えてたら体を壊しかねんからな。」


とドランさん。この人たちは皆、優しい。ちゃんと俺のことを考えて何回もさっきみたいに話し合いをしてくれている。初めは竜の姿であったためビビったが、セウザさんたちはとてもいい人選?いや竜選をしてくれたらしい。


「それでだな。リュウには3歳になってから修行を開始する。」


とヤファイさん。3歳からか・・。打倒じゃないかな。それまではなにするんだろう。


「それまではねー、この世界のことについてお勉強よ!」


とリュウの思っていたことが分かったのかルミエールがニコニコ顔で言った。

やったー!これが楽しみだったんだ!


「あーう!」


とリュウは返事をした。先ほどから黙っていたエイスとダークの顔がほころんだ。


「じゃあまずはミルクね。」


と俺はレイアさんに抱き上げられた。


挿絵がほしいのじゃ・・・(切実)

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