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神々の紋章  作者: きりた
第二章 旅立ち騒動記
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第25話 ハイスヴェルム火山

今回はこれまでの話に入れ込んだ伏線というか小ネタを挟んでみました。楽しんでください

リュウは太陽が少し顔を見せる時間に目を覚ました。まだ辺りは静まっており、小鳥のさえずりも聞こえない。アイテムルームから自らの装備品を整理し、装備していく。普段装備している物が多いがさらに装備を堅めていくといったような感じだ。


「よし、これでいいか」


リュウが装備したのはこれだ。

・神龍牙槍

・神衣の羽衣

・神衣のズボン

・龍鱗のマント

魔鯨竜(まげいりゅう)のグラブ(new)

・超合金の腕輪(指輪サイズ)

・王魔鰐のブーツ(new)


魔鯨竜のグラブは『神の名を持つものの森』にある湖に棲む魔鯨竜の皮から作られた指なしのグラブである。

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 『魔鯨竜の皮』:X級

 魔鯨竜のレアドロップ品

耐水性、耐熱性に富み、堅く

  刃物を通さない。

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こいつを倒すのは一苦労したな。だって水の中だぜ?しかも強かった。12歳の時だっけな。神龍牙槍でも傷をつけるのは難しかった。竜化したら水中も行動できるようになるっていうことを知れた良い戦闘だった。しかも竜化でステータスが上がり、爪と牙が通ったんだ。だから倒すことが出来たんだろうな。

加工も難しかったから、ドランさんに手伝ってもらったんだ。でも久しぶりにドランさんに装備を作るのを手伝ってもらった所為か、張り切っちゃって大部分がドランさんが作ってたから製作者もドランさんになっているという装備品だ。


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『魔鯨竜のグラブ』:伝説級 製作:ドラン

『破壊不能』『所有限定』『伸縮自在』

『腕力増加』『命中率上昇』

 所有者:タツキリュウ

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王魔鰐のブーツも同じく森のこちらは火山に棲む王魔鰐の皮から作られたものである。鰐は普通水の中に住んでるが、王魔鰐はマグマの中を泳ぐ獰猛な鰐である。熱に極端に強く、牙も鋭く顎の力も強いため、もし噛まれたら体はすぐに千切れてしまうだろう。


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 『王魔鰐の皮』:S級

 王魔鰐のドロップ品

マグマの中に入れても溶ける

  事のない皮である。

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こいつもかなり強かった。マグマから鰐が飛び出してきてびっくりしたっけな。四本足による踏込みが強烈で、口を開きながらものすごいスピードで真っ直ぐ突っ込んでくる。水魔法と氷魔法を駆使して倒した。


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『王魔鰐のブーツ』:伝説級 製作 タツキリュウ

  『破壊不能』『所有限定』『伸縮自在』

  『脚力上昇』『踏込み』『溶岩歩行』

 所有者:タツキリュウ

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準備が丁度終わった時に、リュウの部屋の扉が開いた。


「リュウ、起き・・・ているようだな。準備もどうやら済ませてあるらしい」

「はい。早く行きたくてうずうずしているんです」

「はっはっは。そいつは楽しみだ。ならば今すぐ向かうとするか」

「町長に伝えなくていいんですか?」

「まだ寝ているらしい。早くから仕事をしていた使用人には伝えてあるから大丈夫だ」

「そうなんですね」


二人は何人かの使用人に見送られ、街を出た。使用人から貰った軽い朝食を食べながら、ハイスヴェルム火山へと向かっていく。火山に近づくにつれ、草木はなくなっていき、ゴツゴツとした岩場へと変わっていった。所々の岩場の隙間から、マグマがゴボゴボと音を立て流れ出ており、辺りは嫌に暑く…熱くなっていった。恐らく気温は40℃を超えているだろう。


「『熱を遮断せよ【断熱の鎧(ロウプロテクター)』」

「詠唱略で熱遮断の魔法ですか」

「流石に私もこの熱さは耐えられん。私も鬼ではない。リュウもこの魔法は使っていい。大丈夫なのかね」

「ええ、装備のお陰でね」


久しぶりに龍鱗のマントの『温度調節』が役に立ったな。魔力を流すと内側を丁度良い温度にしてくれるんだ。魔力を使うことは禁じられてないからな。


「一つ気になってはいた。私は鑑定のスキルを持っていないのでな、詳しくは分からないのだが。その装備たち……この世界にいくつかしか存在しない伝説の装備に似ているのだよ。製作者はたしか土を司る神竜ドラン様の物に。私も生涯で一つしか見たことはないのだが、その素晴らしさにはっきりと覚えている」


ギクッ。さ、流石S級冒険者、鋭いな。この装備はドランさんが作ったものが多い。俺が作ったのもあるけど作成系のスキルは全部ドランさんが教えてくれたから似ている部分は確かにあるだろう。後で装備や持ち物全般に『鑑定不可』の付与をしておこう。ど、どうやって誤魔化そうか。唯一の救いがシルフォードさんに鑑定スキルがないことだな。


「さ、流石にあの有名な方が作ったものではありませんよ。悪い装備ではないですけど」

「それもそうだな。しかし…」

「まっまあ。いいじゃないですか。麓らしき場所に着きましたよ」

「ん、そうか。ここから先はワイバーン以外の魔物も出てくる可能性もある。気を引き締めろ」

「はい!」


ハイスヴェルム火山。標高2500mの活火山である。時々噴火をし、周辺数十キロ圏内の街や村に灰を降らせ、人々を困らせている。この世界の火山は魔素が貯まりやすい性質にあり、平原に比べ魔物の数が多い。ほとんどの魔物が熱に強く火魔法を持っていることが多い。今回ワイバーンが大量に発生したポイントは約1000m地点だと報告されている。2人は気を引き締め火山を登り始めた。



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