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異世界と私と時々ウサギ  作者: 酢昆布
第二章 勇者
34/51

ガールズトーク


「ねぇ、薫はどう思う?」


叫び終わってすっきりのルーチェに聞かれる。

あんなに叫んでたのに、喉痛くないのかな。

慎重に言葉を選ばないとまた叫び出しそうだから、当たり障りない感じに答える。


「どう思うって……優しそうだね?」


「そうじゃなくてっ告白ってするべきかしら……?」


あぁ、そゆこと。

恋してる本人って、なんで気づかないんだろう。絶対好きなのに。


「うん。そう思うけどなぁ……ラルさん、絶対ルーチェのこと好きだと思うよ」


「なんで?!そんなこと言われてふられたら泣くわよ!」


「だってずっとルーチェの事しか見てないし」


ルーチェの顔がみるみる内に赤くなって、

何かを言いたそうに口をパクパク動かしたけど反論の言葉は出てこない。


ほらね。

別に恋愛に対して鋭いわけじゃないけど、あれはわかりやすい。


しばらくして決意を固めたらしいルーチェが顔をあげて、宣言する。


「………私、頑張るから! 時々相談に乗ってくれるわよね? 薫」


それはもう、もちろんだけど。

そう言えば相談、私にもあったんだよね。


「うん!あとさ……私も相談があるんだけど良い?」


「いいわよ。待って、言わないで。……イシュのことでしょ? イシュの過保護には困りそうよねー!」


おぉ! その通り!

稽古場からここへ来るのにも心配されたし。なんかなぁ。


「そうなのー! 今日ね、1人でここまで来たんだけど、すっごい心配して。帰るって言った時も、あとで迎えに行くからって言われて」


「うわっすごー。でもそう言う時はガツンと言うのよ!じゃないとズルズル過保護だわ!きっと」


そうだよねぇ……別に一緒が嫌だとかそういうんじゃない。もちろん。

だって好きな人と一緒にいれるわけだし、嫌なわけがない。

でも、いつかトイレにまで着いてきそうで、怖いかも……それはないか。

まぁ、そういう訳で!うん、取り合えずイシュには私が一人でも出かけられるってことをわかって欲しいの!


「それでね、今度1人でどこかに出かけようと思ってるんだけど」


「いいじゃない!街なんてどうかしら?」


街?!そんなものあったのか……あ、私が行った事ないだけだ。

行った事ないところは不安だなぁ。

エマとサラを連れていくにしても、はぐれたら戻れないし。

うーん。


「私、街って行ったことないんだけど、どんなところ?」


「あら!そうだったのね!街はとにかくたくさんお店があるわ。ブランドから屋台まで……あとはナンパが多いかしらね」


私これでも高校生なんで、ショッピングはめちゃくちゃ好きな訳で。

店がたくさんあるのね!と思ったらルーチェが後からつぶやいた言葉は、ぜーんぜん聞こえてなかった。ちなみに、はぐれたら怖いな…とか考えてたこともキレイさっぱり忘れて、三十秒後には街に行こうと決めてましたっ!


「私っ!街に行くー!」


「決定ね!私はいけないと思うけど、楽しんできてね」


その時、奥の扉の方から音が聞こえてきた。


ドンッドンッ!

ルーチェ様ー?イシュ様がお待ちでございますー!


その音を聞いてルーチェが何かを思い出したように立ち上がってドアの方に走る。


「私っさっきドアの鍵閉めたこと忘れてたわ!!」


あぁ、なるほど。……ていうかイシュね。

直ぐに帰ることになりそうだから、帰り支度を始める。


ルーチェがドアを開けると、そこには不機嫌なイシュが立ってた……らしい。

その証拠にほら、今私を抱き上げようとしたイシュは何故かすんごく不機嫌です。


「薫、帰るぞ」


「え、あ、うん。じゃあ、頑張ってね!ルーチェ!」


「えぇ、頑張るわ!薫も!」


手短に挨拶を終えて、私は馬車に連行されたのでした。うぅ。


更新遅くて申し訳ないです……泣)

あっでも代わりに勉強頑張ってます!(関係ねーよ)ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

あ、はい。もう本当すいません!!(スライディング土下座)

どうかこれからも言い訳な私を見捨てないで下さーい。。・゜・(ノД`)・゜・。

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