7【今までが】っと、ここでネタばらし!【プロローグ】
今回で第一部完だと言ったな。あれは嘘だ!
すいません、なんか無駄に長くなりました。
世界の説明回です。
「知らない天井……じゃねーな、ここ」
この世界についてから、既に何回か見ている天井を見上げながら目を覚ます。
どうやら俺はぶっ倒れて、運び込まれたらしい。
「目が覚めましたか、ご主人様」
ん、何処からともなく声が聞こえてくるよ?
というか、凄く近くのような気がするんだよ?
顔を横に向けると、一緒にベッドに寝ている美少女がいるんですが何これ怖い。いや嬉しい。
とりあえず落ち着け俺。フリーズした頭に再起動!
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
OK、再起動終了!
とりあえず、抱きついとくか、状況的に考えて。
10分くらい少女の柔肌堪能したでござる。
寝起きの俺はこれで満足である。さすが紳士、ただし変態と言う名の。
「もう終わりですか、ご主人様?」
「さすがに状況説明が欲しいでござる」
リアルでござるとか言ってしまった。後悔はしていない。
つーか、キャラ作るのめんどくね?
もうね、脳内の会話とかそのままの感じで喋っていいよね?
「もちろんかまいませんよ」
「思考読むのやめれwww」
キルトの格好だけど中身ルナですよね、あなた。
ご主人様とか呼ぶのルナしかいねーし。
「んじゃ、とりあえずネタばらしぷりーず。
長くなりそうなら3行で」
「ご主人様の深層意識を読み取って、わざと超えられる程度の試練を入れてみた。
初期値は低いけど、超成長ってのもいいよね!っていう深層意識を(ry
この世界の神様である私に言えば今後なんでもできます」
「なんとなく分かったけど分かりづれえw」
その後丁寧に説明させて見るとこんな感じだった。
・俺が異世界で俺TUEEEEEしたいと言っていた。
・だけど心の中を覗いた時、弱い主人公が何とか敵を倒すっていうのもいいよね!って思ってるのを発見。
・両方を満たす条件を探す。
・最低数値スタートにして、弱いうちに願望を叶えさせて、それ以降で俺TUEEEEEEさせようということに。
・危機感とかないと面白くないだろうし、ルナに騙されたと思わせておいた。
・そしてネタばらし(今ここ)
つまりこれから俺TUEEEEEEEEできるわけですね、わかります。
ステが異様に伸びるのも、ここに解があったのね。
「そういや、ステってどのくらいどんくらい凄いの?数値だけだといまいちわからんのだが」
「そうですね、5が一般人、平均10で駆け出し冒険者、平均30位で一流冒険者ですね。平均50を超えてるのは大陸で数人です。
ちなみに、ご主人様の場合は、上げようと思えば1年以内に大陸最強になれますね」
「リアルチート乙。だがそれがいい」
「称号やスキルについても説明しますか?」
「よろしく。主に俺TUEEEEの為に」
称号とかユニークスキルとか、あるのは分かるが効果がいまいちわからんかったしな。
知っておく必要はあるだろ、多分きっと。
「まずはステータスを確認していただけますか?」
「おけ。スキル発動っと」
Name:リョウ
称号:創造神に寵愛されし者
(真なる勇者)
(冒険者の心得)
(施政者の心得)
(王の心得)
(神の化身)
(エロの化身)
HP:930/930
マナ:0/0(0)
ステータス
Str 15/99
Agi 13/99
Dex 12/99
Vit 18/99
Int 1/99
ユニークスキル
・人生の選択(固定解除!)
どのような人生を送るか、設定できる。
本人の意思にかかわらず、数値に応じた人生になる。
数字が大きいほど高い。1~5で変動。最大5
シリアス 1
エロス 3
・神の眼(真実の目からランクアップ!)
神の眼を持ち、全てを視認することが出来る能力。
自己及び他人の名前・称号・ステータス・ユニークスキル・スキルを全て確認することができる。
アイテムなどの名前、性能を把握することができる。
・主神ルナの寵愛(NEW!)
主神ルナの絶対的な愛を受けている
各種ステータス・スキルの上昇率の増加
特殊ユニークスキルの獲得
特殊称号の獲得
主神ルナの呼び出しが可能
・魅惑―チャーム―(NEW!)
異性に対する圧倒的な魅力を発揮する。
好感度上昇時上げ幅が大きくなる
好感度下降時下げ幅が小さくなる(まったく下がらなくなるわけでは無い)
・擬態(NEW!)
自身を擬態し、他者を欺く
実際の称号意外の称号を対外的に付けることができる。
同様に、対外的にステータスをいじることができる。
・性魔術(NEW!)
エロゲー的主人公の必須スキル!
私はこれ無しでも落されました!
行為相手のユニークスキルのコピーが可能
行為相手に自分の持つユニークスキルをコピーすることが可能
行為相手のステータス・スキルの成長率が上がる。
性行為に伴う快感が、双方とも増加
スキル
・家事 Lv4
・両手剣 Lv15
色々増えすぎワロタwwwwww
ステとかあがりすぎだろwwwww
いつの間にか一般冒険者レベルかよwwww
性魔術のとこなんかおかしいぞwwwwwwwww
そしてあれか、ネタばれしたから色々解放されたのかwww
「それでは、細かい説明をさせていただきますね。
称号はその人の現在の状況を最もよく表しているものです。
商人なら商人。旅人なら旅人といったようにそのまんま表示されます。
ただ、旅人であっても何者かに追われていたりすると、追われている旅人といったように、称号に若干の変化が起こります」
「俺の称号はっと……創造神に寵愛されし者か」
「改めて口に出されると、恥ずかしいですね……」
顔を赤らめて、少しはにかむルナ。何これ可愛い。
場所が場所だが我慢だ、説明が終わるまで我慢だ……我慢なんだよ!
「え、えーっと続けますね。
先ほど、称号はその人の現在の状況を最もよく表しているといいましたが、いくつか例外があります。
例えばご主人様がお持ちの『真なる勇者』です。
これをセットした場合、状況が称号に合わせようとします。
言い換えれば、勇者になるようにイベントが多発するというわけですね。
ご主人様がお持ちの他の称号もほぼそちらのタイプです」
「つまり、俺はどのような主人公になるか自分で選べると言うわけか。
……ちなみにエロスが多いのはどれだ?」
「鉄板でエロの化身ですね。
ただ、この称号はエロスしか無いようなものなので、ある意味物足りなくなるかもしれません。
主人公しながらエロスとなると、お勧めは冒険者の心得でしょうか。
エロスもそれなりにありますし、冒険者として様々なイベントが起きますから。
もちろん俺TUEEEEEEEEEもできますし」
ふむ、とりあえず冒険者の心得が第一候補だな。
エロスばかりだと面白くないだろうし、英雄とか王とかメンドクセ。
冒険者で好きに生きるっていいよね!
「ちなみにですが、勇者の称号を持つ者は他にもいます。
ですので、ご主人様が『真なる勇者』を付けない場合、別に勇者の称号を持つ者が勇者として活躍することになります」
「勇者の称号を持ってるものがある程度活躍している状態で、俺が『真なる勇者』付けたらどうなるん?」
「付け替えた後から、ご主人様こそが勇者に相応しいとみんな思えるようなイベントが乱発しますね
旧勇者は死んだりしませんが、徐々に勇者では無くなっていきます」
創造神マジぱねえ。
何でもかんでも俺がメインなんですね、わかります。
「続いて、ステータスは先ほど説明しましたし問題ありませんね。
ユニークスキルについて説明させていただきます。
これは、各人が一人に付き一つ持つことができる特殊スキルです。
ご主人様は特別ですので、いくつもお持ちですけどね。
様々な種類があり、ご主人様の様な特殊なスキルから、単純に特定ステータスの数値が倍になるようなものまで様々です。
入手方法も様々で、生まれた時から持っている者、特定の職業を極めて初めて手に入れる者、神に祈ることで簡単に手に入れる者まで様々ですね」
ふむ、とすると性魔術無双になる予感。
ご都合主義的にチャームもあるしな。
ただ問題は、男がいいユニークスキル持ってた時なんだが……。
「ご主人様の周辺に現れる人物で、欲しくなるようなユニークスキルを持っているのは女性の方にしかなりませんので問題ありませんよ」
さすがルナ、痒い所に手が届く!
「最後にスキルについてですが、これは単純に熟練度ですね。
慣れればなれるだけ、上手くなれば上手くなるだけあがっていきます。
これも掃除洗濯から始まって、農耕や商売、両手剣から盾まで様々ですね。
ステータスと同様、5で一般人程度。50で国一番と言う所でしょうか」
「それが全部表示されんの?
さすがに多すぎて面倒じゃね?」
「その点については問題ありません。
基本的には称号に関するスキルか、特に秀でているスキルしか見れないように設定してありますから。
もちろん見ようと願えば全て見ることは可能ですけど、お勧めはしませんよ」
「だねえ。場合によっては情報多すぎて脳みそ沸騰しかねん。
ああそうだ、擬態ってユニークスキルがあるところを見ると、他の人もステとか確認できるんでしょ?
その場合どの辺まで見れるの?」
「そうですね、最低ランクの『真実の目』で名前と称号まで。
一つランクが上の『精霊の瞳』で名前と称号にHPとマナ、後ステータスが確認できます。
これらのスキルを持っていない人は自分のHPやステータスですら確認できません。
唯一確認できるのが、ユニークスキルですね。これは教会で確認できるようになっていますので」
「俺の成長具合から考えて、ある程度静かに暮らすなら『擬態』は必須って訳ね。把握した」
「とりあえず、今説明しておくべきことは以上ですね。
後は生活をしながらにでも、徐々に知っていったほうが異世界物として面白いと思いますので」
「まあルナがそういうならそうなんだろうな。ありがと、助かったよ」
感謝の念を込めて、頭をなでなでしてみる。
真っ赤になって小さくなってるでござる。
可愛すぎて困る。
「あの……でしたら……ご、ご寵愛を賜りたく……」
凄く小さい声で、とても恥ずかしそうに言うルナ。
もうね、辛抱たまらんですたい!
「今夜は寝かさないぜHAHAHA!」
「まだ朝ですよぅ……」
こうして俺は、発言に責任を持って翌朝まで頑張ったのだった。
HPが高いっていいね!!
次回こそきっと第一部完!
しかし設定って考え始めると無駄にこっちゃうよね!
困ったもんだHAHAHA