表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

3【エロゲ脳】ニコぽされた俺がナデぽする為に頑張るお話【乙】

今回次回は下準備……

「おはようございます」



そんな声に起こされたさわやかな朝、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は今、大変夢見心地であります。

『美少女に、朝起こされる』これなんてエロゲ?



「おはよう、キルト。それと、起こしてくれてありがとう」



ありがとう、本当にありがとう。

君のおかげで、俺の夢が一つ叶ったよ……!



朝食が出来ているということで、下に向かう。

朝食はパンとスープ。大変おいしゅうございました。

正直もう少し質素な感じかと思ってたんだが、そこまででもないようだ。

なんせスープには具として野菜が結構入っていたし、パンは二つも貰えたからな!

これがこの世界の平均かどうかはわからないが、少なくともここにいる間にひもじい思いをしなくて済むというのはありがたい。



「リョウさん、体調の方はどうですか?」


「ばっちりだよ、もう問題無い」



実際問題は無い。ただ純粋にステが低いだけで、状態異常などにはなっていない。



「そうか。なら今日はキルトの仕事を手伝ってもらうぞ」


「了解、衣食住の分くらいは働くかね」


「リョウさん。よろしくお願いしますねっ!」



キルトの顔がキラキラ光ってるように見えるぜ……。

さすがニコぽ使い。

可愛すぎておじさんのハートがリミットブレイクだぉ!!






そんなこんなで朝食を終えた俺たちは、瓶を持って川に向かっていた。



「ひぃこらひぃこら……」



おっさんは狩りに行くと言って出かけた。

俺とキルト二人っきりktkr!



「ひっひっふー。ひっひっふー」


「リョウさん、大丈夫ですか?」


「だいじょ……うっぶっ……!」



……うん、瓶がね、すっげー重いのよ。

キルトはごくごく普通に持ってるけど、おじさんいっぱいいっぱいですよ。

サイズ的には、現代日本のポリバケツくらいなんだけどね、陶器だかなんだか細かいことはよくわからんが、とりあえず重い。

STR1だと、きつきつなぐらい、重い。



とはいえ、まだ持てたんだ。まだ持てたんだよ、この時までは……。




「ふんぬらばっ!」


「…………」




いやね、ひーこらいいながら川まで辿り着いて水を入れたら、皆様ご想像の通り。

まったく持ち上がらなくなりました。テヘッ


俺弱すぎワロタ

いやSTR1なのは知ってたけどさ、これはひどくね?

そういや、川に映った自分の顔はイケメンだったけど、そんなの今の状態じゃ気にしてる余裕が無い。



「やっ、病み上がりですからね。持てなくてもしょうがありませんよっ!」



フォローあざーす。

とはいえ、僕男の子。

そんなこと言われてしまいますとですね、見栄を張ってしまいたくなるお年頃なんです。

というわけで、頑張ってみた。

顔を真っ赤にさせつつ、必死に。


そしたらね、持ち上がったんだよ。いや、まじで。

これが火事場の馬鹿力とでもいうやつなのか。持ち上げた俺がびっくりしたわ。


その後、10メートルおき位に休憩を取りつつ、足をプルプルさせながらも必死に運んだ結果、キチンとみっちょんコンプリートできました!

みっちょんってなんやねん。何故脳内でいい間違えるのか……。

いくら疲れてたって、これはねぇだろ、俺wwww



「それじゃあ、私はもう一度行ってきますので、リョウさんはそこで休んでいてくださいね」



……ぱーどぅん?

一人情けない姿をしてぶっ倒れている俺を尻目に、キルトは次の瓶を持って出かけようとしていた。

そして、その近くにはもう一個空に見える瓶が……。

…………おーけー分かった。

もちろん俺も行きますよ。

いくら俺のステが低いからといって、男の子の俺が力仕事で休むわけにいかないだろう、常識的に考えて。


ということで、無言で立ち上がり瓶を持つ俺。



「あっ、あの。お疲れのようですから無理をしなくても大丈夫ですよっ?」


「男には、譲れない意地があるのさ……」


「えーっと……」



とりあえず、キルトが何か言いたそうなのを無視してどんどん先へ。

なんか普通に空の瓶を持てました。

と思ったら、水入れてもなんとかなった。さっきほど重く感じなかった。

これはきっとあれだね、慣れたとかじゃなくて男の子の持つ不思議ぱわーだね。




「ありがとうございます、本当に助かりました」



ついでに満面の笑みを浮かべながらこんなこと言われたら、頑張ってよかったって思うわ。



その後、一般的な家事一般を手伝いながら(最初失敗しまくりだったけど、最終的には慣れました)その日は普通に終わった。








Name:リョウ


称号:記憶を失ったへたれ


HP:21/48


マナ:0/0(0)



ステータス


Str 4/99(+3)


Agi 1/99


Dex 4/99(+3)


Vit 3/99(+2)


Int 1/99




ユニークスキル


・人生の選択

 どのような人生を送るか、設定できる。

 本人の意思にかかわらず、数値に応じた人生になる。

 数字が大きいほど高い。1~5で変動。最大5


 シリアス 5(固定)

 エロス 1(固定)

 

 

・真実の目

 自己及び他人のステータスを、ある程度の範囲で確認することが出来る




スキル


・家事 Lv4 

前書きがおかしかったのを修正

8/11 20:11

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ