ひとりぼっち、ふたりきり。
「武術なんて、ただの暴力だから」――そんな少年に惹かれた少女の物語。
成績優秀な学級委員・桐崎美玲は、両親が仕事で不在のため、いつも広い家で一人きりだった。
ある日のいじめ騒動をきっかけに、彼女は不思議なクラスメイト・相浦陵に興味を持つ。 彼には親がおらず、道場の隣の「何もない家」に一人で住んでいた。
「友達はいない」 「作り方、わからないから」
そんな二人が放課後、たった一つのゲームコントローラーを通して心を通わせていく。 帰り際、彼が去った後の部屋で美玲が感じたのは、昨日までは知らなかった「静けさ」だった。
不器用な二人の距離が少しずつ縮まる、心温まる日常物語。
毎週日曜日、午前0時更新!!