表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/48

引っ越し 最後の荷物を運んで

引っ越し作業は続きます。

新しい住居に全ての荷物を運び終えます。

 「丹波、確かに栄転なんだろうけど、責任は半端なく重くなるぞ。大丈夫か?」

 布団などの嵩張る荷物を一緒に引っ張りだしながら、戸野原が。もう先輩後輩では無いけれど、そうやって心配してくれる。友人関係に恵まれていると、つくづく感じる。

 「キツい時はツーリングに誘いますから、付き合ってください。上でも言っていたんですが、昼飯と土産奢りますよ。今日の礼も含めて」

 「ハル……丹波さん。その時は言って。旨いところを探す。あれなら温泉付きのキャンプ場でもなんでも」

 やはり、カイに丹波さんと呼ばれるのは違和感だ。

 「呼び方改める必要無いぞ? この二人は古くからの友人だからな。実際、引っ越しの手伝い頼んだのは、ここに居る三人だけだ。三人の都合が悪ければ業者を頼むつもりだった」

 「つまり、都合が付いて安く付いた分、飯と土産でごまかそうってことだな」

 垣内かすかさず、元同級生の気安さで。

 「そこは今日の主役に格好付けさせてくれ」

 「うちの嫁さんと子供の前で格好付けるのは止めてくれよ」

 駐車場で笑って、公共の場だと急いで口を閉じた。口の代わりに手を動かし、二台の車から荷物を運び出す。車の監視と鍵の開け閉めはカイに任せて、三人で荷物を運んだ。

 

 車に多少荷物が残っていても大丈夫だとは言ったのだが、ついでだからと二人の車の中を空っぽにしてくれて、二組の夫婦は帰っていった。当初予定より随分進んだので、有りがたい。途中のパーキングエリアで買っておいた土産を子供たちへの、両親を駆り出したことの詫び代わりとして渡した。

 駐車場で彼らを見送り、春久は自分のとカイの車を見た。途中で夕食を食べれば、戻り付いたときには真っ暗になる。暗くなっての高速道路、走るのなら慣れた車の方が良いだろう。布団や着替えは運び終わっているし、バイクを取りに行くのがメインで古巣に残っているのは家電がいくつかと本その他。先ほど帰った二人も、翌日も手伝いが必要なら言ってくれれば来ると確約もしてくれた。

 翌日の手伝いが確保出来ていることだし、それなら一晩、カイの車に荷物を載せっぱなしでも問題は無い。

 「やっぱり車出してくれ。一人で運転するのは自分の車の方が良いだろう?」

 「もちろん」

 「行きは俺が運転するよ」

 手を出せば、素直に車の鍵を出してくる。家の鍵は閉めてきたことだしと、助手席にカイを乗せてすぐに出発させた。

 

 カイの車を運転するのは久しぶりだ。ドライブのときは主に春久が車を出した。二人とも運転が好きだから、途中で交代して距離を稼いだりもする。キャンプの時は逆に、カイの車だ。元々荷物が多いので載せ替えるのも面倒なのと、彼の車がAWDで多少の悪路も平気なため、上から春久の荷物も積み込んでしまう。なので、互いの車を運転することに慣れているし、二人の間ではキーの交換もいつもの事だ。

 ただし、バイクは別。実のところ車の運転を春久がして、バイクを任せれば喜ぶだろうなと一瞬、頭を過ぎった。けれど、先日三十の誕生日を迎え、任意保険適用年齢を三十に上げたばかり。その前でも、二十六歳未満不担保だったから、まだ二十五のカイには無理だ。

 「で、ソファーベッドにする方法、判ったのか? 戻ったらすぐに、ベッドにしておけよ。俺は風呂の湯沸かし方法を確認だ」

 「インフレータブルマット有るから大丈夫」

 放置しておけば勝手に空気を含んで厚くなってくれるマット。それが有るから床で寝ると言い出した。

 「お前は」

 小さく笑いながら、助手席に座る男の頭を突く。

 「前見て運転して」

 「前しか見てないよ」

 大学の授業、次のツーリング、バイクの話。一人で走らせていたときは長かった距離も、話しながらだとあっという間だった。

 

 車が入ってきたのを見つけたのだろう。午前中と同じ顔ぶれが出てきた。

 「残りの荷物、運びますか。本当に荷物下ろしに行かなくて良いんですか?」

 「友人が奥さん連れてきてくれて、荷物は全部下ろして、大体の片付けまで済ませてくれたよ。カイ、バイク出してきてくれ。メットも持って降りる」

 「判った」

 バイクと車の鍵を渡す。素直に受け取って駐輪場に向かう後ろ姿が、心なしか楽しそうだ。こんなチャンスでも無い限り、なかなか他人のバイクに触れない。その間にヘルメットやジャケットを持って下り、車の助手席に入れておく。駐輪場に置いていたバイク用具は既に引き上げて、先の荷物に入れた。忘れては困るバイク用ブーツは助手席側のドアの手前に。最後に履き替えて今履いている靴を助手席に乗せれば、それで荷物が全て、車に載せられたことになる。

 「ハルさん、バイク先に行く? 車が先?」

 「車が先だ。渋滞で見失わないように。飯は一回戻って、俺の車で出よう。お前の車には荷物を入れっぱなしになるが」

 「オッケー」

 「先行するのは車だが、積み込みが終わるまでは車の前に着けておいてくれ。その方が邪魔にならない」

 「判った」

 バイクを何処に駐輪するべきか考えていたのだろう。春久が言えばその通りにしてくれる。

 「バイクの鍵は車の助手席に置いておくから」

 「頼む」

 その間にも、荷物はどんどん運び出される。無いと思っていたけれど、思いの外家電が嵩張る。カイは部屋に上がれないので、こちらでも必然的に車番だ。春久も荷物を人に任せっぱなしにも出来ないし、確認も必要だ。部屋に戻る前に

 「本でも読んでいて良いぞ?」と、ゆっくりしているように言えば

 「ハルさんちに置いてきた。パソコンと一緒に」と聞いて

 「あ~」

 ガシガシと頭を掻いた。確かに出しておけと言った。なにより後部座席を倒して荷室にしてしまっている。二人乗るために、必要無い荷物は全部、新居。当然の判断だ。

 「ソファーの説明書は?」

 「有る」

 「それでも読んでろ」

 言い置いて振り返る。そのままエントランスの自動販売機で飲み物を買って渡した。お茶は直接カイの手に、他は適当に数を揃えて空き袋に入れた。各々好きな物を選ぶだろう。

 「手伝い全員に配ってくれ。お前もちゃんと水分取っておけよ」

 「了解」

 カイと居ると、自分がこんなに世話焼きだったか?と眉を顰めそうになる。調整や調停はするけれど、それ以外は基本的に放置なのだが。生活安全部所轄生活安全課地域担当係長。そんな肩書きに吊られて性格が変わった?

 まさかそれはあり得ないと、少しだけ首の後ろを摩りながら、最後の荷物を取りに部屋に戻った。



 「全部載りました? 忘れ物無いですよね?」

 最後の荷物を積み込んでバックドアを閉めようとすると、声掛けされた。

 「綺麗になくなったよ。助かった」そう口にして、ドアを閉める。先ほど全ての確認を終えた。

 部屋を出る前に「カーテン残ってますよ」と言われ、最初から付いていた物では無かったか、と、取り急ぎ外して紙袋に詰めてそれも載せた。

 「丹波長、コーヒーごちそう様です」

 春久が最後の確認をしている間に、カイはきちんと飲み物を配ってくれ、全員一息入れてくれているようだ。そのカイは、運転席のドアを開けたまま、横座りしてペラ紙を読んでいる。

 「こっちは官舎のメンバーで、適当に食ってくれ」

 言えば、側に居た男が、両手に持った白い大きめのビニール袋を見せる。近くの弁当屋に電話を入れ、手の空きそうなメンバーに引き取りを頼んでおいたものだ。

 「え? なんですか?」

 「安くて悪いが、手伝いの礼代わりの弁当だ。夕食にでもしてくれ。午前中に手伝ってくれたメンバーのも数に入れているから」

 「班長に任されたので、後で配る。多めに入れてくれているので、余った分は夜勤組を優先して配るから、飯が間に合いそうに無い奴を見かけたら、声を掛けてくれ」

 「もう班長じゃないですよ」

 「ああそうだったな。ご栄転おめでとうございます。また顔を出してください」

 改めて言われて軽く手を振った。

 「毎日の出勤先が変わるだけで、同じ仕事をしているんだ。会議だなんだと、頻繁にこっちに来るよ。また職場で」

 「お待ちしてます」

 「見送りは要らないんで適当に戻ってくれ。弁当も暖かいうちが旨いと思うぞ」

 「あ、じゃあ、いただいていきます! じゃあまた!」

 殆どが弁当と飲みかけのペットボトルを持って部屋に戻る。春久はカイに声を掛け、助手席の鍵を開けて貰った。靴を脱いでブーツに履き替え、忘れないように助手席に乗せる。置いていたジャケットを着て、座席に置かれていたバイクの鍵を拾い上げた。

 

 「出口のところで止まっておくから、先に行ってくれ」

 「判った」

 カイは手に持っていた紙を助手席に置いて、体を戻し、運転席のドアを閉めた。エンジンを掛けて窓を開ける。春久もバッグの中に財布と免許証が有るのを再度確認して、バイクのトップケースに放り込んだ。ヘルメットを被り、バイクに跨がる。エンジンを掛けて、まだ残っていた男たちに

 「ありがとう。本当に助かった。良いお年を」

 と、声を掛けた。

 「丹波さんこそ、良いお年を。新しい職場でも活躍の声が聞こえるの待ってます」

 手を振って、その手をハンドルに戻し、アクセルを開けつつゆっくりとクラッチを繋いだ。

 

 駐車場の出口で一旦停止して振り返れば、見送ってくれている男たちにカイが同じように頭を下げ、すぐに春久の方へと視線を戻したのが見える。車もゆっくりと動いて、春久の隣で同じように一旦停止。

 「じゃあ、先行するから」

 「頼む。マンションに直行してくれ」

 「オッケー」

 

 ドライブに行くと交互に運転するからカイの癖は知っているつもりだけれど、後ろから付いて行くと尚更、慎重な運転だと判る。早めのブレーキに、きっちり一旦停止してしっかり首を振って左右確認。踏切では窓を開けて警報器の音まで確認。高速道路に上がると、大体プラス十キロまでで、車の流れに乗っている。

 だから大学の授業で隣県に行く時も、夜勤明けの時は安心して運転を任せて眠っていたりもする。もちろん前もって本人に断った上で、助手席で寝られるのはやりにくいだろうからと後部座席に乗り込む。

 「タクシー代一万円」などと笑うから、昼飯で手を打ってくれと同じく笑いながら手を合わせる。カイのタクシー代というのはもちろん冗談で。本気で昼飯奢ろうかと聞いても、割り勘でと答える。ここまで気楽に付き合える友人と巡り会えただけでも、学びの場と、その後押しをしてくれた先輩に対して有りがたいと思ってしまう。

 車の後ろ姿を見ていると、ブレーキランプが軽く二回光った。次のパーキングエリアに入って行くから続いた。駐車場の隅に駐めるから、その隣に並べば、運転席の窓が開いた。

 「どうかしたのか?」

 車で一時間、休憩が必要な距離だとは思えない。だから何か用事が有るのだろうと、声を掛けた。

 「ハルさん、先に戻って良いよ。特に下道降りた後。電化製品が多いから、ちょっとゆっくり戻る。急ブレーキになったりして荷崩れしたら壊れても困るし」

 「普段から、急ブレーキ掛けるような運転しないだろう?」

 後部座席で寝ていて起こされるようなことは無い。

 「油断禁物だよ。先に付いたら、むすびでも買っておいて」

 「飯奢ると言っただろう?」

 「それは明日の昼で良い。掃除機やレンジなんかだけでも運んでおいたほうが良いだろうし、鍋や食器なんかは出してくれてるけど、棚に片付けないとだよ?」

 「そうか。そうだな。明日の朝食も必要だな。朝食はパンで良いか? 他にも適当に見繕っておくよ。駐車場は、俺の契約駐車場に入れておいてくれ。そっちの方がエントランスホールに近いからな。俺の車は来客用に動かしておく」

 「判った」

 それで先にパーキングエリアを出た。続いて車も動いていることをサイドミラーで確認、時折後ろを見ていたけれど、途中で割込みの車に邪魔されて視界から外れたのを確認した後は、信号で止まっても車影は見えそうに無かった。

 

 バイクを停めて、上着や靴はカイの車に載せたままだったことを思い出した。仕方が無い。そのままの格好で車を来客用駐車場に置いたところに、カイの車が入ってきた。

 「前のところよりも、少し幅が狭い?」

 「みたいだな。次に部屋を探すときの参考にするよ。悪い、靴と上着をくれ。後、部屋の鍵を渡しておく。車で出てくるよ。すぐに戻ってくるが」

 「じゃあ、少しだけでも運んでおく。急いで必要そうなものだけ」

 「判った頼む」

 家の鍵を渡して、車の鍵を預かる。ブーツを脱いで、ライダースジャケットから冬物のジャケットとコートに着替えてとしている間に、バタバタと下りてきてくれる。鍵を返して、春久は自分の車に向かった。

 

 駐車場にカイの姿が無いのを確認して、部屋に戻った。

 「あ、お帰り」

 廊下で出会った。

 「まだ持って上がる物有るのか? 急がない物は明日で良いんだぞ?」

 「ん~。適当に?」

 「荷物を置いたら俺も下りるよ。で、荷物、何が残っているのかだけ確認して、必要なものだけ持ち上がる」

 「いいよ。家の中だってまだ食器とか出しっ放しだし。ハルさんしか片付けられる人居ないんだからそっちやってて。終わるぐらいまでは荷物運びやっておくから」

 それから春久の手に持っているバッグに目をやって

 「それも冷蔵庫に片付けないとだよね? あ、エアコンは点けておいたから暖かいよ」

 「判った。ありがとうな」

 春久の手に家の鍵を渡して、カイは車に戻っていく。後ろ姿を見ながら、むすびじゃなくて寿司を奮発して良かったと思う。パックの寿司では知れているけれど。一通り、カイの好き嫌いは知っている。それはツーリングやキャンプで一緒に飯を食っている恩恵だ。

 「ポット……」

 確か後の荷物に入れたか。

 仕方が無いので片付けたばかりの鍋を引っ張り出した。

 

 冷蔵庫に食料を片付けた。寮に居た最後には、引っ越しのために冷蔵庫の中も空っぽにして、基本、乾物か出来合だった。ひさしぶりに生ものを見た気がする。

 独身男じゃ、食器もそんなに数ある訳では無い。広い棚の殆どがガラガラだ。

 キャンプ道具は壁に棚を置いて片付けることにして、固めてある。その中からテーブルとカトラリー、食器代わりにコッヘルなどを引っ張り出してきた。

 「ハルさん、本は明日でも良い? 重かった」

 声を掛けられ、玄関を振り返った。ポットに電気スタンド、そんなものが箱の上から顔を覗かせている。箱に収まらなくて蓋を閉められなかった分だ。急いで受け取った。

 「全部明日で良いんだぞ?」

 「だってこっちもまだ片付いてないよね? 後、カーテン、どうする?」

 そうだった。夜になって明かりが点いて気づいた。外から丸見えだ。けれど、寮で使っていたカーテンは寸法が合わない。合わなくても、応急の目隠しにはなるか。最後の最後だったけれど、気づいて貰えて助かった。明後日まで休みはある。早急に寸法だけ測って買い物に行くしかない。テーブル、カーテン、こうしてみると、足りない物が多いことに気づく。

 トイレや浴室などの日用品は、昼の間に準備してくれていた。いくつか箱を開いてタオルなども引っ張り出して、棚に入れる。家具付きの部屋と言っても揃っている家具は様々なのだなと、結構、買いそろえなければならない生活必需品が有りそうだ。

 

 寝床の準備も必要で、寝室も片付けている間に、本当に本以外の物はほぼ、カイが運んでくれた。だったら、残りもやってしまおうと、春久も車に行き書籍類も運んだ。車の中が完全に空っぽになったのを確認して、カイが後部座席を元に戻した。

 「ハルさんの車、こっちに入れるよね? 入れ替えよう。明日買い物に行くなら俺の車出すし」

 反対する理由も無いので言われるままに車を入れ替え、終わったのが夜の十時! さすがに以降雑音を出すのも憚れる。戸野原と垣内には荷物を運び終えたこと、明日は足りない物を買いに出かけることにしたため手伝いの手は必要無くなったことをメールで伝えた。


 

 ポットで湯を沸かせたので、折角出して水を張っていた鍋で簡単な汁物を作り、二人でテーブルに向き合った。カイの席は今日の寝床と決まっているソファー、春久はキャンプ用の椅子を持ち出した。

 「悪かったな。いろいろやらせた」

 「なんで? 楽しかったよ」

 そうやって笑ってくれる奴だから、救われる。

 「明日、テーブルとカーテンを見るのは必須だ。後は収納棚が欲しい。カーテンは持ち帰りだけど、他は明後日以降に配達して貰うようにするよ。約束通り昼飯は奢る」

 「了解。楽しみにしておく」

 「それから、お前のベッドはそれで良ければ、泊まりに来ても構わないからな。大学の授業にしろツーリングにしろ、こっちの方が近いときは便利が良いだろう? そっちの方が近いときは、待ち合わせ場所を作ろう。車で高速を使う時はサービスエリアで良いか? 一般道側の駐車場経由で徒歩で入れるだろう? バイクの時は、高速の入り口か、次のサービスエリアだな」

 実家暮らしの男の家は憚られる。それなら、今日まで居た寮の駐車場の方が気兼ねなく集まれる。と言っても、そこの住人でも無いのに来客用駐車場に止めっぱなしはさすがに無理だ。近くまで迎えに行くのが一番良さそうだが、それだとカイが遠慮することも判るから、無難な待ち合わせ場所を選んだ。一番簡単なのはどこかの有料駐車場に預けるか。二人で行けば一台分のガソリンと高速代の節約になるのだから、それを考えれば一日単位での駐車場料金の方が遙かに安い。

 「オッケー」

 「まあ、毛布ぐらいは用意しておいてやるから、寝袋要らなくなるな」

 「ええ~」

 「後は今日紹介した二人、戸野原さんと垣内は話が合うと思う。二人とも家庭優先だから機会は少ないと思うが、一緒に走れるときはお前にも声を掛けるから、行けそうなら都合を付けてくれ。二人には旨い物を奢る約束だし、ついでに奢ってやる」

 「判った」

 「二人とも面倒見が良いからな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ