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ヒロイン候補その一らしいよ。知らんけど

「攻略不能は攻略不能らしいよ」

「…どゆこと?」

「だ~か~ら~恋人には絶対できないって事らしいよ」

「?????」


 こいつバカか?

 言ってること理解してないよ。


「いやお前彼女できる力くれたって……」

「そうは言ってないらしいよ。()()()()()()()()()()()()力というか、能力をあげたらしいよ」

「それって…絶対彼女できるわけじゃないってこと?」

「うん。攻略不能キャラは絶対無理。可能キャラでも絶対ではないらしいよ」

「……………………」


 突然黙るタケ。


「意味ねえじゃん!?」


 ガビ〜ンって擬音出てそうなくらいの驚愕と失望の表情してやがる。

 キッショ。


「なんだよそれ〜誰でも確実に彼女にでき、ハーレムまでできるとか思ってたのに!」


 何がハーレムだよ。アホらしい。

 この国には一夫多妻制度はないらしいよ。

 ちなみに天界には一夫多妻制度もその逆もあるらしいよ。こいつには関係ないけどね。


「なんか詐欺にあったみたいだ」

「詐欺ってお金なんてもらってないらしいよ。知らんけど」

「オレの命もらったじゃん」

「うっ……」


 …痛いとこつく。

 ムカツクなこいつ……

 でもアタシが全面的に悪いから、文句は言えない。


「と、とにかく使ってみてから、判断してほしいらしいよ!」

「ん〜そうだね。でもまず学校行くかとりあえず。元々登校中だったこと思い出したし」

「…その格好で?」

「へ?」


 タケは自分の姿を確認。

 アタシにねられて即死のうえに、出血多量だったから制服血液まみれ。

 生き返らせたことで血も体内に戻したんだけど、制服は真っ赤っ赤のままらしいよ。


「…どーしよ。替えなんてないぞ」

「アタシが服作るらしいよ」


 アタシの能力で同じ制服作って着せてあげたらしいよ。



 で、本題。

 無事タケは自分の通う麒麟寺学園に登校したらしいよ。

 すると奴はまずトイレにこもって、ポーズ決め手のギャルゲーアイを発動してきたらしいよ。


 ポーズ恥ずかしいからトイレでやってるらしいけど、そもそもポーズなんて必要ないのに…ププ。


「とりあえず攻略可能な女子を探そう。ところで天使のあんた……えーっと」

「名乗ったはずらしいよ。ラズね」

「あーごめん。で、そのラズは他の奴には見えてないんだよな?」

「うん。アタシを見える者は魔力ランクE以上、もしくは同種族か聖獣くらいだから」

「魔力ランク?」

「とにかく普通の人間には絶対見えないってこと」


 魔力ランクとか聖獣については別のお話らしいよ。


 タケはぺちゃくちゃとよそ見しながら、アタシと会話してたものだから、曲がり角で誰かにぶつかったらしいよ。


「痛!」

「わわっ!」


 タケとぶつかった相手は互いに倒れた。

 ちなみにそこでラッキースケベみたいな事は起きなかったらしいよ。


「いてて…」

「ご、ごっめーん…ぼく急いでたから…大丈夫?」

「え?あ、いやオレもよそ見してたし…」

「そうなの?じゃ、おあいこだね!」


 ニコリとそのぶつかった相手は笑ってる。

 ぼくなんて一人称使ってるけど、この子はれっきとした女の子。


 スポーティーというか、ボーイッシュという印象。ショートカットでタケよりも小柄。そして細身。顔はとても可愛らしい女の子。


「百合子〜いつまで倒れてんの早く〜」


 友人らしき女子生徒が、タケにぶつかった少女に呼びかけてるらしいよ。

 百合子ゆりこというのか。ボーイッシュなわりに女の子らしい名前だ。


「今行く〜。…ごめんね。また会ったら埋め合わせするからさ」


 百合子という少女はウインクして、友人らと合流していった。


 ……タケは固まってる。

 まさか一目惚れとか?


「…書いてた」

「え?」

「書いてたんだよ!攻略可能って!」



 ま、マジ?

 いきなり攻略可能ヒロイン出現とは驚きらしいよ。



 つづくらしいよ。


 次回は百合子なる人物を探る。

 他のヒロインの影も…?






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