遊園地巡りらしいよ。知らんけど
「健人くん!これ乗ろう!」
さっそくジェットコースターへ向かう三浦。弟くん達もついてくるが…
「コラコラ!ダブルデートなんだから別行動しなきゃ!」
と、二人を別のアトラクションに行くよう仕向ける三浦。
いやダブルデートって一緒に巡るものでは?という突っ込み、いれたいとこだろうねみんな。
アタシは天使でこいつには見えないからしたくてもできないけど。
…三浦としては妹の恋路の応援なわけだしそりゃ二人きりにさせようとするか。
「なら…メリーゴーランドでも乗る?」
「は、ははははははい!」
月人くんと三浦妹はすんなりと言うこと聞いて他の場所に。
その様子を確認すると…
「よし、陰ながら追おう!」
三浦はジェットコースターの列から離れた。
ああそういう事か…二人きりと思わせておいて、影でサポートか。
ん?
タケの視界から選択肢発動した!
いつの間にギャルゲーアイ起動してたんだ。
1 ほっといてやれよ
2 乗らないの?
3 待つんだ!
……え?なにこれ。どれも後を追わせない選択肢に見えるぞ?
後を追う選択肢あれば好感度上がるの間違いなさそうなのに…
「の、乗らないのか?」
無難なの選んだな…まあ3とか後になに言えばいいかわからんもんね。
「あ、乗りたかった?…そうだよね。僕がこっちに連れ出したのに無責任だよね」
お、Uターンして戻ってきた。一緒にアトラクション乗れるじゃん。これによって気が利いたこと言えれば好感度上がるかも。
――説明しよう。選択肢で好感度上がらないものであっても、その後の行動で大きく好感度アップできる可能性があるのだ。もちろん上がるものなら更なる好感度を稼げる。
ただし失敗選択肢だと、なにしようがその日は好感度をあげることは不可能だけどね。
で、ジェットコースターに乗り込むと…
「きゃああああ!!」
「イギャアアア!!」
悲鳴はあげてるが心底楽しそうな三浦に対し、ガチの悲鳴をあげてるタケ。
無事降りるがタケは顔色悪い
…もしかして、
アタシはタケに聞く。
「なにあんた、絶叫系苦手?」
「苦手っつーか乗ったことなかったから…」
そうか経験がなかったからか。
「え?健人くんそうだったの?」
あ、タケの言葉は聞こえちゃったのか。三浦が反応した。
「なら仕方ないね!でも慣れたら楽しいよ?またこうやってみんなで遊びに来たら慣れると思うよ!」
…また?
「妹とか関係なくまた、遊びに誘っていいの?」
恐る恐るタケは聞いた。
「もちろん!てかもう友達でしょ!何も気にせず誘ってよ!」
…これは嬉しいだろうなタケも。
ならこれからもデート誘いまくって仲深める事もできるかも。
タケの奴、面と向かって言われたから照れて顔背けてるよ。
「んー楽しいね。僕もわりと久々だったからさ!でもごめんね、やっぱ妹も心配だから…」
「そ、そうだな!後追うか。でも少しは一緒にアトラクション乗ったりとか…」
「それはもちろん!」
んーやっぱり妹ちゃんのサポートに行くようか。
ん?何か視線を感じる。
視線?アタシに?
あっ、とアタシは察する。
感じた視線の先には他に唯一アタシを見れる美波くんと安野くんがいた。
二人を置いてアタシは近づく。
「ごめんね美波くん。三浦姉妹がめちゃくちゃ早くきてたからさ」
「いや、いいんだ。ところでどんな状況?」
「実は…」
アタシは事情を説明…
「なるほど。詳しく聞いてなかったが、三浦さんとしては妹のデートが最優先だったわけか」
「そうらしいよ」
「なら俺は必要ないだろ。そもそも何もできやしない…」
「「やっぱり三浦じゃんか!」」
「ん?」
「何今の大声…」
アタシと美波くんの視界の先には数人の男女が見えた。
そいつらは三浦に話しかけてた。
…クラスメイトかな?三浦の友人なんて知らないけど。
「偶然じゃん。うちらと合流しない?」
「お、賛成ー」
あ、なんか話し進められてるし。
デートの邪魔だなあ。
「あー…ごめん実は、」
三浦は事情を言おうとしたら、
「てかこいつ誰?なんで二人?」
タケが友人に突っ込まれた。
…う~んどーしたものかね。
つづくらしいよ。
次回は続、遊園地編。クラスメイトをどうにかしないとね。




