紹介するらしいよ。知らんけど
1 タケ本人を紹介
2 美波を紹介
3 弟を紹介
…か。個人的にはタケはないな。こいつを妹に紹介とかないでしょ
絶世の美男子の美波くんと友人だからってのもありえそう。
弟くんは…どうだろ。家見に行ったときチラッとしかみてないけどモテる子なのかな?
タケの答えは…
「お、弟を紹介してくれって事?」
3か…果たして。
「そう!よく分かったね!エスパー!?」
テンション高くピョンピョン跳ねてるよ。
ただ正解か。やるじゃん。
「朝馬月人くん。弟さんなんでしょ?妹が憧れてるらしくてさ!」
なるほど…妹の思い人がタケの弟なんだ。これを機に三浦とも仲良くなれるかもね。となると話は決まってるでしょ。
「いいよ」
「ありがとう!明日の休み時間でも放課後でもいいからお願い!あ、でも月人くんには僕に紹介するって言っておいてね?妹恥ずかしがりやだから」
「う、うん」
元気いっぱいに次々と話す三浦に押されてるよ。
「じゃ、まだ部活中だから…ごめんね?明日お願い!」
ギュッとタケの両手を握りしめて頼み…彼女は駆けて部活に戻りにいったらしいよ。
なんというか…自覚なさそうだけど男たらしみたいな子だね。
簡単に男の手を握るし、その間も目をジット見て話したりするし。
惚れっぽい男なら落ちるかもよ。
実際人気あるのはああいう所からかもしれないけど。
…ほらタケの奴、顔真っ赤だ。
♢
帰宅後。
早速というかタケは弟くんに今回の事を相談するつもりらしいよ。
二人は共同の部屋。
今、弟の月人くんは読書してる。
「つ、月。ちょっといいか?」
「なに兄さん?」
本を閉じタケを見る。
弟の月人くん…あまりタケとは似てないね。
顔つきはやや幼さは見えるものの容姿が優れてる。
さすがに美波くんほどではないけどね。
背もタケより大きいし共通点がパッと見では思い付かない。
なんとなくしっかりしてそうな風貌だよ。
…ホントにタケの弟?
「あのさ、三浦…って子知ってるか?」
「三浦?…さあ。知らないけど」
まあ紹介してなんて言うくらいだもんね。そりゃ三浦の妹を知らないのも当然か。
ただその事は伏せるように言われてたはず。わかってんのか?
「えっと、そのオレの知り合いの女の子なんだけどさ…お前と会ってみたいって」
「なんで高等部の先輩が?」
「いやなんでって…」
…おい、なんでアタシを見る。助けてほしいのかよ。
しょうがないな。
「この子の話したら興味もたれたとかでいいじゃん」
「それだ」
何がそれだ、だよ。
「それだ?」
「ああいや…その子にお前の話したら興味もたれてさ…いやー憎いねこの色男!」
「…はあ」
当然だけどあまり興味もたれてないね。会ってくれるのかな。
「まあいいよ。会うくらいなら。兄さんの頼みだし」
ありゃま。いいんだ。しかも兄さんの頼みだから?…なにこの子兄思いの良い子じゃん!
「サンキュー恩にきるよ。今度なんかおごるよ」
「いいって別に」
タケがベタベタ月人くんにくっつく過度なスキンシップしてる。
月人くんも別に嫌がってないし仲いいな~
◇
その後、タケが一人の時に話しかけるよ。
「弟くん良い子らしいね」
「らしいじゃなくて良い子なんだよ。昔ッからなんの取り柄もないオレなんかを慕ってくれてるしな。あいつは逆に要領いいのに」
「弟に嫉妬とかしてるタイプ?」
「アホいえ。…まあ羨ましく思ったこととかはあるけどよ。オレが好きになった子が月を好きだったの知ったときとかは」
ワオ…
そんなことあったんだ。
「あんま思い出したくねえけど…思い出さねえといけねえんだよな。必要かもしれねえし」
…?必要?
つづくらしいよ。
次回は三浦妹に会わせるよ。
ちなみに三浦の好感度は上がったよ。当然だけど、




