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くりごはん

「もっくーん♪」


 ギフト君とムルムルが庭先《にわさき》に案内《あんない》されて、耳長《みみなが》うさぎのもっくんに挨拶《あいさつ》。


 もっくんは照《て》れくさそうに「ギフト、ムルムル。いらっしゃい」と言いました。


 庭にはテーブルと椅子《いす》があって、そこで座ってお話をします。


「今日はギフトとムルムルに、くりごはんをふるまいたいんだ」


「「くりのごはん?」」


「やっぱり知らないか。前に話した時に、知らないって言うから一緒に食べたい」


「「おぉ~。食べたいな」」


「うんうん。セバス」


「はい。セバスで、ございます。セバスはくりごはんをお持ちしますよ」


 出されたくりごはんを食べて、ギフト君とムルムルは感動《かんどう》。


「くりをふかして皮を剥《む》いて、ご飯に味をつけて炊《た》くんだ」


「むずかしそう~~」



 もっくんの家からの帰り、研究所《けんきゅうじょ》に寄ってコバヤシにその話をしたギフト君。


 コバヤシは「あまぐり、って知ってる?」と聞いて来ました。


「知らない。なぁに?」


「そう言えばむきぐりあまぐりがあるなぁ。取り寄せたい」


「なんだろう?」


「分からないです・・・」


「届《とど》いたら知らせるよ」


「うん」



 ー

 ――――・・・そして数日後。


「あ。コバヤシからの何かが届いてる!むきぐり!!あーん。そのままでも美味《おい》しい!」


「ぎぃ、どうしたの~?」


「ムルムル~、むきぐり届いたよ~」


「くりごはん♪くりごはんにしましょうよ」


「うんうん。作ってみよう!!」



 それではお料理開始。


 お米を洗い、一合上《いちごううえ》まで水を入れ、料理酒《りょうりしゅ》・みりん・醤油《しょうゆ》・塩を適量《てきりょう》入れる。


 全体《ぜんたい》を混《ま》 ぜる。


 むきぐりあまぐりをお米の上にひろげて、炊飯器《すいはんき》をセットして、炊飯したらOK。


 炊けたらできあがり♪



「炊けた・・・開けるっと。わぁ。良い香り」


「いいですねぇ」



 そこにリスのクリオがやって来ます。


「ギーフト♪遊びに来たよ~」


「やぁやぁ。ちょうどくりごはんができたんだ。くりごはん、知ってる?」


「ん?くりのごはん?何それ?」


「食べてみない?」


「たべーる。呼《よ》ばれる。呼ばれる」



 魔法の森には「くりごはん」がこの日までなかったの。


 クリオが食べて美味しい事をみんなに話したから、みんながくりごはんを知ったよ。


 君はくりごはんを食べた事があるかな?


 ほんのりあまーい、ごはんだよ。


 くりは秋《あき》に採《と》れる、美味しい『木《き》の実《み》』なんだって。


 イガイガに入ったくりをさばくのはムズカシイけど、美味しいからみんな頑張《がんば》ってる。


 ギフト君たちはくり拾《ひろ》いにみんなででかけて、楽しかったとさ。


 イガイガは触《さわ》ると少し痛《いた》かったけどね。

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