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96・番外編6・静インターセクト・2

首に巻いた薄いマフラーは外して、スマホや現金の入ったミニポーチと一緒に、犬印鞄の巾着にまとめリュックに入れる。

他にチョコバー・ドリンク・タオル・薬が入っている。


渡された支給品のネズミ色のゴアテックスのマウンテンパーカーを着る。

「これもうちょっと明るい色にしてくれないかしら?なんかどよーんとするのよねぇ」

「可愛さは求められては無いですよね」

「そうなんだけどさぁ、派手な色なら戦闘中は敵味方が一瞬で判断できて楽なのよねぇ」

「あぁ、それは現場の声ですねぇー」

「今度なんかの時に言ってみようかしら?」

「可愛い色にお願いします!」

「おけ!」

そしてウェーダーを履く。


リュックを背負って六花白雪を背負い用ストラップに通し背負う。

(長いのはやっぱ邪魔ねぇー、軽いけどね)

狭い水路ではこの剣は使えないだろうから、折れて短剣のナイフにした、フランベルジュ型のレイピアの元愛刀エンプレスを、直ぐに抜けるようにリュック左の肩紐に逆さに取り付ける。


「さて工藤天位、行きましょう!」

「先輩、GOです!」

「はいはい、いきましょうかー」

下穴口と呼ばれる深良川隧道の出方から進んで行く。

「ここを手で掘ったって凄いわよね」

「ですよねぇー」

「もうそろそろです・・・あっ!アレです」

「あら?さらに長くなってる?」


縦に長い光の発光が見られる。

床から150センチぐらいあるだろうか?

近づいてよく見る。

「うん、クシナダの発光では無いわね・・・」


光の線が大きくうねりはじめる。

「下がって!」

光の線が割れ輪になりそこから硬種のオリが沸き出した。

「出てくるんじゃ無いわよ!」

静がオリを穴に蹴り返した。

出てくる奴を片っ端から蹴り返している。

兵站の2人は唖然として見ている。

「けっ、蹴り返すってそんな事出来るんだ!?」

「あっ、あんなの先輩だけよ!」


「あら、あんたで最後かしら?おととい来やがれ!」

最後の一体を蹴りバランスを崩した。

「あら・・・?」

裂け目に落ちていった。


『えっ!?、えぇーーーーーーーー!!!!!』


「静先輩!」

「先輩!!」

「どうしよう・・・」

「とっ、とっ、とりあえず本部に連絡!!」

「むっ、無線無線!!」


◾️◾️◾️◾️◾️


不忍池の会議室、抜刀隊幹部・公安幹部と我々3人の天位と蘭ちゃんが打ち合わせを行っていた。

地方の幹部はweb参加だ。


(最近は蘭の夫、大気君がフォーメーションに入ってくれてかなり楽になった・・・・が・・・・)

「多すぎですね。大量発生し過ぎです」

「ほんとよ!吹返が少ないとは言え、毎回アレだけ硬種が湧くと難しいわよ!」

「どんどん増えると思う・・・」

「まぁ、そうですよね」


こっちの世界の人が多く死んだり負のエネルギーがオリとなっている。

今までは異世界の地球にほぼ流れていたのだが、向こうの世界がキャパオーバーで崩れるのを恐れて聖剣を用いて門を絞った。

これにより半分以上のオリはこちらに戻るようになった。

向こうの世界が潰れた場合、こっちには良い事は無いであろう事は容易に推測できる。

たぶん両世界共倒れだろう。


で、最近お隣の国が混乱しているのでオリの発生が多かったのだか・・・・


更にやらかしてくれた・・・

核の誤爆だ・・・しかも2回・・・


隣接している国々も放射線に汚染され、立ち入る事は出来ないので予測だが、今のところ死者は300万人以上ではと言う事だ。

これによりこの国は世界の嫌われ者になり、重要監視国となった。


これによりオリは更に世界的に大発生した。

多くはお隣に発生しているらしい。

放射能とオリで酷い事になっている。


我が日本国も出現回数は変わらないのだが、全体的に3割増しぐらいになっているので、とても今までの編成では対応しきれず、先週から編成を大きく組み直しトライ中である。


もちろん出口の日本の方も3割増しになっているのだが、義秋じいちゃんと康義兄ちゃんのおかげで、天位を含めた剣士達全員のレベルが異常なぐらい底上げされており、3割程度は余裕で対応出来るらしい。

班の編成もカウンター力が爆上がりしたので小編成にになったらしい。

こっちでは信じられない事だ。

羨ましい限りだ。


さて、こっちの編成だが坂市・紫藤夫妻は遊撃の部隊となる。

主に首都圏の出撃になるが、東京・神奈川の首都圏は人が多いので、ディフェンスしてくれる大気の負荷が高い。


これまでなら何とか持ったが、この3割増しの発生量だと、最悪は近くから応援をかき集めなくてはならず、どうしても殲滅に時間がかってしまい大気の肉体的・精神的負荷が上がってしまったのだ。


負荷を下げる為にせめて軽量でもう少し丈夫な剣をという事で、杏主席技監が新骨格で何度か作ったが失敗した。

(杏さんには“ちょっと待ってて!“っと言われたけど早く欲しいよなぁ・・・)



壁のランプが点灯し警報ブザーが鳴る!

『上野抜刀隊より入電、上野公園に大量発生!』





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