表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/102

92・番外編5・傍流・8

俺は江の島から引き上げ、そのまま不忍池の材料研究所の会議室に居る。


ここは防音がきっちりされているらしく扉が厚めだ。

盗聴も警戒してか部屋に飾りは無い。

PCが部屋の隅に2個と、大きな丸いガラスのテーブルに折り畳みパイプ椅子だ。

パイプ椅子には姿勢矯正用の低反発クッションの座椅子を乗せて座るようになっている。


そして俺の前には金子総理及び政府のそうそうたるメンバーが勢揃いだ。

端っこに蘭が居る。


金子総理と坂市兼廣天位が口を開いた。

その内容は驚くべきものだった…


もう一つの世界とオリの関係。

門と5本の聖剣の事。

そして四門流の役目と朱雀・青龍・玄武・白虎の四派の話し。


行方不明の剣聖・工藤義秋は四門流の宗家であった事。

しかも若返って向こうの世界に渡って坂市義秋となり、現在四門流は孫の康義が継承している事。 

奥様は向こうの総理大臣で剣も強く天位持ち。


当代の四門流宗家・康義さんの奥様の静さんは、天位で化け物のような強さで女性最強という事。

桜さんと蘭は静姉様と呼んでいて、剣の指導を受けている。


こっちの天位、坂市夫妻は新たな分派の四門流になる事。

その1番弟子が蘭である事。


新骨格と呼ばれる刀と開発を進めている、両日本の杏の事。

アレイスター・クロウリーと紅白の石・・・

ポメラニアンのおけ丸が率いる?オリの出現を感知する防衛門犬・・・

とにかく情報が多すぎて頭がパンクしそうだ・・・


この国家機密事項を聞いた事により、この時点で俺は本部付き坂市天位と一緒に行動となる。

それと四門流玄武派という事と、先ほどの戦闘で1人で吹返しを4対撃破した事により、自動的に“天位”になるそうだ。

大目録3人と免許1人と天位2人が戦闘を直接確認していたので文句無しだ。

一応戦闘の動画も録画されて居る。


それを聞いた蘭は隅っこで目をキラキラさせ、めちゃ嬉しそうに机の下でガッツポーズをして居る。

(ガラステーブルなので丸見えだぞ)


主席技監の杏さんが口を開いた。

「新骨格じゃ無いのに吹返しを4体も真っ二つにして、何とも無いその刀見せて!」

鬼包丁を見せてくれとせがまれて渡す。

杏さんがその重さにふらついた。

「何これ!馬鹿じゃ無いの?」


杏さんは重さにビビりながら鯉口を切り、その刀身を鞘から抜き出した。

「コレは・・・まさに鬼包丁ねぇ・・・」

十分堪能して鞘に納めた。


「こんな刀を作った意味がわかんないわねぇ・・・鬼が使う同田貫ね。ほんとに化け物ねぇ・・・でも・・・ふふふっ・・・新骨格で作ってみようかしら・・・」

それを聞いた旦那の牧野さんはうんざりとした顔をしていた。

向こうの世界の杏さんは天位で、牧野さんは技監じゃ無くて天位持ちの剣士と言うのも驚きだ。

向こうでも夫婦っという事は、よっぽど相性が良く絆が強いんだろう。


会議が終了した。

明日から四門流の兼廣さんの弟子となり、基礎を稽古することになった。

新骨格の鬼包丁も作られる事になり、同田貫鬼包丁は杏が一旦預かり研究する事になった。


玄武派の件は向こうに居る、じいちゃんと兄ちゃんに聞いてみる。っと兼廣さんが言っていた。

(遠い親戚らしい)

兼廣さんは金子総理達と細かい打ち合わせのために部屋を後にし、総理官邸の会議室に移動して行った。


「蘭ちゃんも夫婦一緒にお仕事出来て良かったわねぇー、ツガイは一緒じゃなきゃ!っていつも静姉様が言ってるしねぇ」

ニコニコして抱きついている蘭に桜さんが声を掛けた。

「うふふっ、そうなんです。嬉しいんですよ!」

「早速、静姉様に連絡しなきゃね!」

「はい!」

「ダーリンより先に!今直ぐ連絡するわよ!」

「はい!静姉様に一報を入れておきましょう!」

「そうよ!我々妹としての義務よ!」


大気は何か大きな渦に巻き込まれているのを、ひしひしと感じた・・・



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ