47 異世界の話
こっちの世界ではいつからだか「オリ」が出現していた。昔は軟種型が多かったそうなので何とか対応出来たらしい。発生源は日本の4カ所、彦根琵琶湖の近くのどこか、神田明神を入って左の祠。北海道の知床のどこか、箱根大涌谷のどこか、ここが世界の出現に関係しているらしいという事が分かっている。
その4カ所の近県に稀に異様な強さの「オリ」が出るらしいのだか、何処からか来た侍に討伐され、またその侍達は知らぬ間に姿を消すらしい。その方達を太天位様と呼んだ。
その中で戦って帰れずに亡くなった者が3人いた。そこには昔の四門流の白虎・青龍・玄武の宗家の名があった。
(これで3流派が絶えたのか!)
四門流はこっちの門から発生する強力な「オリ」を倒す役目を持つ一族だったが「オリ」が強くなりすぎて、四派のうち三派はこちらでやられ、子孫を繋げる事が出来なくなったのだ。
そこで元の世界の剣豪達が別の方法で召喚されたのだ。
四門流の宗家は何故通れるのかと言うと、こっちの世界の血が混ざっているらしい。
どう混ざったのかは不明らしい。
親父の研究では向こうの世界の「良くない意識」が溜まったモノが「オリ」との事だ、場合によっては「鬼」とも呼ばれてたらしい。語源は「澱」では無いか?と書いてある。
向こうの世界で天変地異や大規模な戦争が起きた時と、強力な個体の発生はリンクしているそうだ。
でタロットだが?
向こうのクロウリーが定泉寺「田谷の洞窟」から、何百年前のこっちの世界に落ちたらしい。
親父に言わせるとそこは第五の門の麒麟門であろう。との事だが、こちらには田谷の洞窟も定泉寺も無いのでどこがこっちの第五の門か分からないとの事だ。
こっちの世界に落ちた彼は荒下神社のあった辺りで漁師により発見され、鎌倉の陰陽寮で保護された。
オカルティストの彼は門やオリを研究し大いに活躍したそうだ。
そもそも四門流の血筋でないのに門を開けられたのかと言うと石である。アルプスの登山で見つけたゴルフボールぐらいの紅白の石の力らしい。コレを持っていると「オリ」も嫌がるのだ。その一部を粉にし22枚のタロット袋状にし粉を仕込み、タロットを切り粉を門にかけてると少しだけ次元が開き、そこに手を突っ込み願う物を向こうから引き寄せる事が出来るらしい。
その後クロウリーは突然行方不明になった。
たぶん何処かにあるこちらの麒麟門から戻ったのだろうと言う見解だ。
クローリーと一緒に研究していた陰陽頭はアレシタと呼ばれ新下と言う名とともに陰陽頭兼、荒下神社の宮司となった。
強力な「オリ」が現れた時にカードを使って向こうの剣士を召喚した。
召喚後は再びカードを切って送り返したそうだ。
その後、陰陽寮は魑魅魍魎改方になり護国省となり、
荒下神社と新下家の役目、異世界召喚などの色々な事柄が記録から消されたそうだ
が、代々の荒下神社宮司はお役目を引き継いで来たそうだ。
「送り返してた所が第五の門では?」
っと聞いたのだか神田明神だそうだ、そこだけは向こうも同じ場所に門があるのが分かっているそうだ。




