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10 出動

誤字脱字修正しました。

アマランスの特徴的なオープニングが流れた。

『護国省より入電!靖國神社大塩平八郎前で硬種型31体・柔種型8体出現!靖國より応援要請10名あり至急現場に急行せよ!』


モニター左に現場が映され右には出現中の「オリ」の写真と情報が見える。

(一瞬映った1体の外装が少し違う気がしたが?

鎧の吹返(ふきかえし)みたいのが付いていたような・・・)


とりあえずオレンジと黒縞の指揮車に乗り小隊長達と共に靖國を目指す。小隊長によると硬種だとなかなか手強いとのことだ。


硬種31体の発生はかなり多く、下手をすると乱戦になり被害が多くなるそうなので小隊長の表情が固い。


御茶ノ水を過ぎ神保町に入る、緩い坂を上がると左が武道館右に靖國神社だ。

右にハンドルを切り直ぐ左にハンドルを切り[靖國神社]の門柱脇をかすめアクセルを踏み込む。


大塩平八郎像の5メートルほど手前で、左に車をとめ隊員を降ろす。

無線のプレストークボタンを押し「指揮車現着(しきしゃげんちゃく)しました!」と報告する。


応援により息を吹き返した靖國の部隊は、改めて戦闘が広がらないように輪を囲むような陣を取り交戦している。


7分ほど遅れで牧野が到着し、輪の陣が崩れてそうな所に入って行く。

一安心して工藤が指揮車に乗り込もうとすると、突然陣の一部が張り出し、あのちょっと変わった外装のヤツが出てきた!


「突破されるぞ!突破ぁー!」

工藤の足もに2人の隊員が転がる。

咄嗟に十手を引き抜き右目と思われる部位に突き立てた!

怒り狂ったように襲いかかってくる攻撃を、左手で受け流した時にGショックが逝ったと思った。


素早くピューマホワイトハンターを引き抜き、左目に突き刺し後ろに下がろうとすると、倒れていた2人の隊員が起き上がり突っ込んで来る。

(ばかやろう邪魔だ!)


下がろうとしていた所を隊員に邪魔され、留まるとそこに2発の攻撃が来る。

コレを避けると後ろの隊員がやられると判断した工藤は、左手で受け内に入りこみ背負いで投げ飛ばしたが、その際に尾の部分で吹っ飛ばされ意識を失った。

意識が遠のく前に何か怒鳴りながら駆け寄って来る牧野の姿が見えた。


◾️◾️◾️


「しずは嫌なの!」

ただをこねてる?子供がいる。

「嫌ならちょっとやめてみれば?一緒におばさんに言ってあげるよ」

(ん?俺か?)

「ん、ありがと・・・」


場面が変わる・・・20歳ぐらいな男女がいる

男は俺のようだが・・・


「昇段通った」

「それでこれ、あたしの刀だって」

「うねうねしてるね?」

「フランス語でフランベルジュ、ドイツ語てフラムベルクって言うんだってさ」

「フランボワイヤンって火炎樹って言うもんね」

「なんかかっこいいね!」

「うん、ありがとう!銘は[エンプレス]だって、女帝って意味だって」

「ひゃーかっこいい!!」

(彼女はかなり照れるるようではにかんでいる。)


◾️◾️◾️


『先輩どうですか?』

『左腕は打撲ですねあまり使わないように。どうしても痛かったら痛みどめ出しておきますので飲んで下さい。その他に異常は無いので大丈夫ですよ』


ドアの向こう?

牧野の声が聞こえる。

(ここは病院か?)

半身を起こし周りを見回す。

「あっ!気が付きましたね」

医者と目が合う。

「先輩!」


「どのくらいたった?現場は?」

「3時間たっています。討伐は終わりました、」

「あの一体ですが硬種の変異種で、だいたいレジスト6相当だそうです」

「みんな両目を潰した先輩に感心してますよ」

「大袈裟な話にならないといいけどな、面倒はごめんだ」

一抹の不安を感じながらベッドから抜け出した。








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