第六話 工夫
ジャルとガンは、そのまま家から持ってきた荷物を地方拠点の部屋に置かせてもらえた。そして、ニコライは、
「今日はゆっくりと休んでくれ、地方にはいろいろと厄介な問題が押し付けられる、事務仕事や盗賊を倒すこと、それや能力者の鎮圧だ、それらはいくら力持ちでも一気に疲れる、だから仕事を一日やったらすぐに地方の軍抜けることはよくある事だ…それを承知の覚悟で来てくれた君たちを私は誇りに思うぞ…。」
と、部屋の前で二人に言って、仕事へと行った。それを見てジャルは、
「さっきの軍隊の人、かっこよかったね、明日からがんばろ‼」
と、言った。これを聞いてガンは、
「ああ‼」
と、言った。そして二人は眠りへとついた…次の日、二人はニコライと一緒に訓練へ外へと出ていた。そしてニコライは、
「さて、いきなり仕事へと出るのも何か不甲斐ないし、危険を伴う、最悪死を伴う仕事だ、だから、その前に今日だけ、訓練をする、ひたすらここにある道具で君たちで工夫をして体を鍛えよ…。」
と、言った。これを受け二人は、色々と工夫をし始めた、例えば、棒を使い上る訓練や、対人戦闘、それに壁を伝い這い歩くという訓練をする事だった…。これを見てニコライの側近は、
「あの二人…まだおよそ五から六歳という……のに、素晴らしい…いろいろなことがまるで簡単と言わせるかのようにできている気がする…ニコライさんの目は素晴らしい人を見つけるな…。」
と、言った。これを聞きニコライは、
「いや、私が見つけたわけではなく…あれが私を見つけてきたのじゃ…だから、今こうして自身の命を捧げ、能力者との戦いのために今こうして力を蓄えておるのじゃろう、あの二人の今後行く末が楽しみじゃ…。」
と、言った。
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